目次
注文住宅の建築を目指していると、必ず一度は「注文住宅ってめんどくさい。建売住宅にすればよかったかな…」こう思う時がやってきます。
面倒に思う理由は、建売住宅と比べて打ち合わせの回数や決めるべき事項が多い点にありますが、ほかにも理由があります。
本記事では、どうして注文住宅の建築でモチベーションが下がってしまう時期が来るのか、理由を解説します。合わせて、対処法も解説するので、注文住宅建築のどこかの段階でつまづいている人は読んでみてください。
・注文住宅の建築が面倒に思う理由が分かる。
・面倒に思ったときの対処法が分かる。
>nexthouseの家に興味を持ったら気軽に『オンライン相談』
(1)土地探しが終わる気がしないとき
注文住宅建築を諦めそうになる場面、1つ目は「土地探しが終わる気がしない」ときです。
予算や広さ、方角など様々な条件を元に土地を探していると、条件に合致する土地は中々出て来ないもの。2か月、3か月と経過する中で「終わらないんじゃないか…」と挫けそうになるのは当然です。
ハウスメーカー決めを重視する
土地が中々見つからないときは「ハウスメーカー決めを重視して」行動してみましょう。
実はハウスメーカーも土地に関する情報を独自に持っていたり、懇意にしている不動産業者がいたりと、あなたが独自に探すよりもたくさんの情報を持っているものです。先にハウスメーカーを決めて条件を教えれば、想像よりも早く理想の土地に出会えるかもしれません。
>関連記事:「注文住宅の土地探し、疲れた…」そんなときの対処法13選
(2)ハウスメーカー探しが終わる気がしないとき
一方で「ハウスメーカー探しが難航」することもあります。
建築を予定しているエリア内には、実は想像よりたくさんのハウスメーカーがあるものです。調べ始めると、大手ハウスメーカーから地元工務店、建築設計事務所など、様々な選択肢に迷いを感じてしまいます。
見学会場での出会いに期待する
複数のハウスメーカーに会いに行って決められない場合は「完成見学会場での出会い」に期待しましょう。ハウスメーカーの事務所に足を運んでも、どんな家が建つのかは分からないもの。実際に施主と一緒に建てた完成見学会に赴くことで、その家で建てる場合どんな雰囲気の家になるのかが一発で分かります。見学会に狙いを絞って行動してみましょう。
(3)外装・外構の仕様の決め事が多すぎるとき
「外装・外構の使用を決めるとき」も注文住宅にしたことを後悔するかもしれません。注文住宅の外装に使える素材は多種多様で、特に設計事務所や地元工務店で建築する場合は幅広い選択肢の中から1つを選択することになります。
外構についても同様で、どんなテイスト、どんな使い勝手の外構にするのか方針を決める必要がありますが、中々自分の好みを見つけづらいものです。
可能な限りたくさんの事例を見ながら好みを絞る
外装・外構の協議をスムーズに進めるためには「たくさんの事例を見て絞る」ことをおすすめします。
幸い現代ではスマートフォンがあれば、外装・外構の事例を見ることができます。気に入ったものをひたすら保存・収集することで、あなたの好みのスタイルが自ずと決まってくるでしょう。保存したものを設計担当者に渡せば、どういったテイストの外装が好みなのかが分かり、設計担当者から提案しやすい状況が作れるでしょう。
(4)内装の仕様の決め事が多すぎるとき
「内装の仕様を決めるとき」も同様に疲れや後悔を感じてしまうかもしれません。
内装も外装と同じく、多種多様な仕様・柄があるので、確定するのに悩み時間を要するでしょう。
可能な限りたくさんの事例を見ながら好みを絞る
対策の1つ目は外装と同じで「たくさんの事例を見ること、保存すること」です。内装の場合は、加えて「モデルハウス・見学会に参加すること」も付け加えておきます。
内装は外装と比べた時、手で触れる場所が多い点が外装と異なります。手触りや香りなどが好みでない場合、移り住んでからの後悔は長いものになります。このため実際に手に触れられるモデル・見学会への参加をおすすめしています。気にいるものがあったら、必ず品番を確保することを忘れずに。
(5)設備・電気の決め事が多すぎるとき
キッチン・お風呂・洗面台など「設備や電気関係の決め事が多い」のも大変に思う瞬間です。電気関係にはスイッチやコンセントの位置・高さも含まれているので、考えるべき事項は膨大なものになります。
こだわりがなければ標準の品で承認する
面倒に思ってしまったなら「標準を選択」するのもひとつの手です。
どのハウスメーカー・工務店にも、必ず標準的に利用されている品があるはずです。標準品を使用すると没個性的になるイメージもありますが実際はそんなことはありません。標準品は見た目や質感、予算を勘案してちょうどいいものを担当者が選んだもので、決して粗悪な品ではありません。強いこだわりがなければ、標準的な品を使用することを承認しましょう。
(6)予算オーバーしすぎて再考しているとき
深く悩むタイミングとしては「予算が大幅にオーバーしたとき」も挙げられます。
注文住宅建築はこだわって建てる人も多いので、要望が膨らんで予算オーバーにもなりがちです。元々想定していた予算から大幅に膨らんだ金額の見積書から、削りに削って予算内に収めるのは困難です。
オーバーの度合いによってはメーカー・土地を変更
予算を大幅に超えている場合は、設計内容の見直しでは予算内に抑えるのは難しいかもしれません。「廉価なハウスメーカーに切り替えるか、土地を変更する」ことが望ましいでしょう。
設計内容の見直しで削れる費用は多くても100万円前後で、より大きな金額を削るのは困難です。メーカーも土地も、より広い視野・範囲で探すことが求められるでしょう。
(7)夫婦間の意見がぶつかったとき
「夫婦間で設計内容について意見の相違がある場合」も、お互いにギスギスして、いっそ建売にしていればよかったと思ってしまうでしょう。
生まれ育った背景が異なる2人が注文住宅を建築する場合は、必ず意見の相違は発生します。注文住宅には答えがないので、どちらが正解と決めつけず相手の意見を尊重することが大切です。
夫婦で担当領域を決めて侵犯しない
それでも意見の隔たりが埋まらない場合は「担当領域を決めて、その場所の設計に対しては相手の意見を優先する」と上手くいくかもしれません。
たとえば、キッチンは妻がリビングは夫がといった風に優先する範囲を決めてみましょう。このとき、夫婦で好き勝手に仕様を選択して、空間の雰囲気がチグハグにならないように、設計士の意見には耳を傾けるようにしましょう。
(8)単に打ち合わせ回数が多すぎるとき
単純に「打ち合わせ回数が多い」ことも疲れや投げやりな気持ちを生んでしまう原因になります。ここまで述べてきたとおり、土地から建物、外構に至るまで、注文住宅を建築する場合、想像よりも多い決め事に立ち向かうことになります。ある程度、打ち合わせ回数が多いことは承知する必要があるでしょう。
打ち合わせ回数を少なくしたいことを正直に打診する
それでも、疲れを抱えたまま協議するのは望ましいことではありません。話し合いの回数の多さに疲れているなら「話し合いの回数を少なくすることを正直に打診」しましょう。
たとえば、メールで資料を送ってもらい承認するなど、現物を見なくても決定できる事項については、話し合いの回数を少なくする配慮を行ってくれるかもしれません。
まとめ│注文住宅がめんどくさいと思う瞬間は来ます
注文住宅を建築している時に「めんどくさいな。建売住宅にすればよかったな」こう思ってしまう瞬間と対策を紹介しました。
壁や床の素材や色から、建具の取手まで細かに指定できる注文住宅では、決めごとの多さに疲れてしまう瞬間がくるかもしれません。
しかし、その疲れの先に満足行く注文住宅が待っているので、決して投げやりにならず、一時的に休憩も取りながら詳細を煮詰めていきましょう。
ネクストハウスでは、自宅にいながらプロに相談できる「おうちでオンライン相談」を実施しています。豊富な経験からアドバイスできるので、ぜひお気軽にご相談くださいね。