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LDKの間取りレイアウトや失敗例をチェック。写真付き実例

広々したLDKの間取りは現代の住まいづくりのトレンドですが、実際に住んでから後悔や不満を感じる方も少なくないようです。マイホームの顔ともいえるLDK、せっかく建てるなら失敗したくないですよね。

そこで今回は、LDKを考えるうえでの注意点や、実際の施工写真などをもとに使いやすいLDK空間の作り方を解説していきます。


目次
■そもそもLDKの意味とは
■LDKのメリット
■LDKのデメリット・注意点
■LDKレイアウトの主な種類とメリット・デメリット
■LDKでよくある失敗パターンと対策
■写真付きLDK実例で人気の間取りをチェック
■まとめ:LDKは自由なオーダープランで使いやすく仕上げる


建築実例

■そもそもLDKの意味とは

広々したLDKの間取り

まずはLDKの意味と役割の面から解説します。よく見るDKとの違いもチェックしましょう。

・台所/食堂/居間のこと

LDKは英語の頭文字をつなげた造語でL(Living:リビング)D(Dining:ダイニング)K(Kitchen:キッチン)を表しています。この3つの過ごし方を一部屋にまとめた間取りをLDKと言い、料理と食事とくつろぐ時間を同じ空間で過ごすのが特徴です。

よく不動産の物件情報などで目にする「3LDK」は、3つの居室と一つなぎのリビング・ダイニング・キッチンという間取りを表しているわけです。

・DK(ダイニングキッチン)との違い

間取りを表す記号として、DK(ダイニングキッチン)という表記もあります。調理と食事のみでくつろぐ居間は別にあるという間取りですが、LDKとの明確な違いは部屋の広さです。

物件選びによるユーザーの不利益を防ぐ目的で平成14年に設立された不動産構成取引協議会連合会では、8帖以上の部屋をLDKと規定しています。つまり、料理・食事・くつろぎを一つの空間で過ごすためには最低8帖以上は必要だと規定しているわけですね。ただし、家族の人数や家具の配置によって必要な広さはさまざま。あくまで目安として覚えておきましょう。

■LDKのメリット

モダンな内装スタイル

独立タイプの間取りと比べて、LDKにはどんなメリットがあるのでしょうか?意外なメリットもありますので、一つずつ見ていきましょう。

・お部屋全体が広く見える

3つの間取りを一部屋に集約したLDKは、それぞれ個別に配置した場合より広々とした解放感が生まれます。システムキッチンやダイニングテーブル、ソファやローテーブルなど家具が多い空間にとって、大きなメリットといえるでしょう。

・家族のコミュニケーションが生まれる

利用シーンが多いLDKは自然と家族の距離が近くなり、あいさつや会話など自然にコミュニケーションを取りやすいのもメリットの一つ。夕飯を作りながら、リビングでくつろぎながら、ダイニングテーブルで宿題をしながら、様々なシーンで会話が生まれます。スマートフォンやタブレットなどで個人の楽しみ方が増えている現代の暮らしでは、魅力的な間取りではないでしょうか。

・模様替えしやすい

空間全体が広いため、模様替えで家具のレイアウトを変えていろいろ楽しめるのも大きなLDKのメリットといえるでしょう。小さな空間の場合、テレビとソファの距離を考えると自然にレイアウトは限られてきます。しっかり距離を取れる広いリビングなら、思い切って向きを変えるレイアウトも可能。お子さんの成長や巣立ちなど、ライフスタイルの変化にも対応しやすい間取りと言えるでしょう。

・子供を見守りながら料理できる

子育て世代にとって特にうれしいポイントは、キッチンからお子さんの様子を見守れる点ではないでしょうか。特に最近主流の対面キッチンは、振り返ることなく遊んでいるお子さんの様子が目に入り、何かあってもすぐに駆け付けられます。なんでも口に入れる赤ちゃん期や、いたずらを覚えるわんぱく期の子育ても安心です。キッチンに立つパパママの姿を見て、自然と興味を持ってお手伝いを覚えてくれるかもしれませんよ。

■LDKのデメリット・注意点

一長一短という言葉があるように、LDKをひとまとめにするデメリットもあります。良いところだけでなく、注意すべき点もしっかり把握しましょう。

・冷暖房効率が悪い

広々した開放感がメリットな反面、LDKの間取りはどうしてもエアコンやファンヒーターの冷暖房効率が悪くなります。さらに解放感のある吹き抜けもLDKとよく組み合わせる間取りですが、暖かい空気が上空にたまりやすくなります。対策としては、ペアガラスや断熱材による断熱・気密性能アップやシーリングファンによる空気循環などです。特に広いLDKを設計する際は、冷暖房のことも考慮しましょう。

・自分の時間確保が難しい

家族みんなが集まりコミュニケーションを取りやすいLDKですが、逆に一人の時間を作りづらい点はデメリットと言えるでしょう。本を読んでいる時にテレビの音が気になってしまう方も多いのではないでしょうか。人の出入りがあると、勉強や仕事に集中できないということも考えられます。

・料理のニオイが広がりやすい

独立タイプのキッチンレイアウトと比べると、LDKのオープンキッチンは料理中のニオイが広がりやすい点には注意が必要です。夕飯の良い香りが良いと感じる方も居ますが、ニオイが強い料理が不快に感じる方も居るでしょう。特に仕事や友人など来客が多く、リビングに通す場合は気になる方が多いようです。

建築実例

■LDKレイアウトの主な種類とメリット・デメリット

シンプルでおしゃれなLDK

注文住宅や自由設計の家ではLDKのレイアウトは自由ですが、ある程度の目安があるとプランを考えやすいです。全体の配置・キッチンの種類・間仕切りの有無の3点に注目して、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

・配置(長方形配置・L型配置)

L・D・Kの配置による種類は、一直線にした長方形配置と途中で折れ曲がるL型配置の2つに分けられます。

長方形配置は空間の奥行があるため解放感を出せるのがメリットですが、反面生活感は見えやすくなります。L型配置はキッチンやダイニングがリビングから見えづらい点がメリットですが、広さによっては閉塞感を感じるケースも。

・キッチン(オープン・クローズ)

LDK空間のキッチンの配置も、間取り作りでは大切なポイント。

対面・アイランド・ペニンシュラなどのオープンキッチンは、家族とのコミュニケーションが取りやすい反面、広いスペースを必要とします。間仕切りの中にキッチンを納めるクローズ配置は、生活感やニオイをリビングスペースと切り離せるのがメリット。しかし、調理する人が一人になりがちな点はデメリットと言えるでしょう。

・間仕切り(フルオープン・収納式間仕切り)

それぞれの空間を分ける間仕切りの有無も、LDKの種類としてチェックポイントによく挙げられます。

まったく間仕切りを設けないフルオープンタイプのLDKは、建築コストを抑えられる点が最大のメリットです。しかし、来客時や家族それぞれの時間を過ごしたいシーンでは、可動式の間仕切りがある方が便利といえるでしょう。邪魔にならない収納可能な間仕切りもありますが、材料費と工事費がかかり総工費はアップします。

■LDKでよくある失敗パターンと対策

壁付けキッチンのLDK

LDKの間取りで後悔や不満を感じやすい失敗例と、取るべき対策をセットで見ていきましょう。

・オープンキッチンで生活感が丸見え

応接間を設けることが少ない現代の間取りでは、友人などの来客をリビングに通すことも多いでしょう。ダイニングやキッチンはどうしても生活感が見えやすいため、来客前に慌てて片付けることになるケースも。

【対策】間仕切りやカウンターで視線を遮る

生活感を見せない工夫としては、間仕切りでLDKとDKを使い分けられる間取りが有効です。間取りの構造や予算上の問題で間仕切りが難しい場合は、キッチンカウンターを少し高くするだけでも自然に生活感を隠せます。L字型のLDKにして、キッチンがリビングスペースから見えないようにするのもおすすめです。

・収納が足りず物だらけ

シンプルでスッキリしたLDKの間取りはとてもおしゃれですが、デザインを優先するあまり収納が足りなくなるケースも多いようです。リモコン・スマホ充電器・読みかけの雑誌など生活の中心となるLDKには意外と物が増えてくるため、気が付いたら物だらけで乱雑になってしまうケースも。

【対策】リビングクローゼットなど見えない収納ですっきり

LDKをおしゃれに維持するためには、外から物が見えないリビング収納を作るのが有効です。最近はリビング中心のライフスタイルが増えてきたこともあり、リビングクローゼットという考え方も。オープン収納などあえて見せる方法もありますが、意外と管理が大変なので、基本は隠す収納を設けるのがおすすめです。

・家族全員で過ごすと狭い

お子さんの誕生などで家族が増え、LDKが手狭に感じてしまう失敗ケースも少なくありません。前述したようにLDKの最低単位は8帖以上となっていますが、家族4人で過ごすとしたら結構狭いですよね。ライフスタイルが変化してきている現代の暮らしでは、LDKの広さも含めて間取りを考える必要があります。

【対策】寝室や子供部屋をコンパクトにして広いLDKに

一昔前までは子供部屋には勉強机と本棚、ベッドがあり、自分の部屋で勉強や読書をして過ごすのが一般的でした。これだけの家具を揃えると最低でも6帖は必要ですが、最近はリビング中心の生活で居室をコンパクトにするスタイルも増えています。

広いリビングに共有デスクを設ければ子供部屋の勉強机は不要です。本棚もリビングに設ければスペースを節約しつつ書籍も共有できて一石二鳥。電子書籍が普及してきているので、本棚自体を無くしてもよいかもしれません。寝室や居室は寝るだけのスペースと割り切り、そのぶんリビングを広く作るとのびのび過ごせるLDKが作れます。

■写真付きLDK実例で人気の間取りをチェック

私たちネクストハウスが実際に施工したお住まい実例から、おしゃれで使いやすいLDK写真をピックアップ。デザインや使い勝手で気に入ったものがあったら、ぜひ採り入れてみてください。

【実例1】リビング階段のLDK

リビング階段のLDK

広いLDKと相性の良いリビング階段を組み合わせた施工事例です。学校の行き帰りにお子さんが必ず通るため、体調や気分などが自然に伝わってくる子育て向きの間取りと言えるでしょう。家族みんなが自然に集まる、現代のライフスタイルにぴったりのLDKです。

【この物件のほかの写真はコチラ】

【実例2】キッチンの生活感を隠すLDK

シンプルモダンのLDK

長方形配置のシンプルなLDKながら、キッチンカウンターと袖壁で台所の生活感を上手に隠したレイアウトです。コンロ前に壁を設けることで、ニオイの拡散にも効果を発揮します。単なる壁ではなく、アクセントとしてLDK全体のおしゃれ度もアップ。

【この物件のほかの写真はコチラ】

【実例3】スキップフロアで自分時間を作るLDK

家族が過ごしやすいステップフロア

天井高さのある吹き抜けのLDKに、高さを変えるスキップフロアを組み合わせてプライベート感も両立した間取りです。一つの空間でありながら視線を変えることで、コミュニケーションを取りつつ自分の時間を過ごすことができます。1.5階のような間取りで、床面積を有効活用できるのもメリットですね。

【この物件のほかの写真はコチラ】

【実例4】便利な畳の小上がりがあるLDK

注文住宅ならではの小上がりスペース

LDKの一角に畳スペースを設けるのも人気の間取りです。こちらの事例は小上がりにして袖壁も設け、大きなLDK空間の小部屋のようなオシャレな雰囲気に仕上げています。お子さんの遊びスペースや食後のお昼寝場所など、様々なシーンで活躍する便利な間取りです。

【この物件のほかの写真はコチラ】

建築実例

■まとめ:LDKは自由なオーダープランで使いやすく仕上げる

住まいの中心であるLDKは、家族の人数やライフスタイルに合わせて最適な間取りを作ることが大切です。せっかく建てるのなら、自由度の高いオーダープランで暮らしやすいLDKにしましょう。

ネクストハウスは自社開発の「オリジナルオーダーシステム」による自由なプラン作りで理想の家づくりをサポート。無駄を省いたスピード感のあるご提案で、ハイスペックな自由設計の家の価格を抑えて提供します。土地探しや資金計画など、住まいのどんなお悩みもお気軽にご相談いただける無料相談会を開催していますので、お気軽にご活用ください。

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実際のLDKを見学できるモデルハウスも東京・神奈川に複数ご用意しています。こちらも遊びがてらお気軽にお越しください。

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監修者情報

ネクストハウス

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特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号