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蓄電池の設置場所はどこ?種類別おすすめを紹介

住宅の「家庭用蓄電池」が人気を集めています。本記事では、蓄電池の設置条件やおすすめの設置場所について詳しくご紹介していきます。これから新築住宅間取りの計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

コラムのポイント
・家庭用蓄電池の設置条件をチェック
・おすすめの設置場所を参考にしてみましょう

家庭用蓄電池が人気

家庭用蓄電池とは「太陽光発電や電力会社からの電力を貯める装置」のことを指します。主な役割は、以下の3つです。

  • 蓄電池システム
  • 充放電
  • 監視システム

家庭用蓄電池は、蓄電池ユニット、充電制御システム、電力変換装置、監視システムなどの部品から構成されています。

太陽光パネルや風力タービンからの発電や、電力会社からの電力供給時に充電され、逆に家庭での需要が高まる時は電力を供給します。また多くの蓄電池システムは、蓄電池の充放電状態やエネルギー使用量を監視するためのシステムを備えています。

蓄電池の種類

ここではまず、家庭用蓄電池の主な種類である「屋外用と屋内用」のそれぞれの特徴についてご紹介していきます。

自分たちのライフスタイルや家の間取りに合っているのはどちらなのか、ぜひチェックしてみましょう。

①屋外用

屋外用蓄電池は、建物の外部に設置されるタイプです。主な特徴は以下の通りです。

  • 耐久性:屋外での使用を前提に設計されており、耐候性が高い特性を持っています。さまざまな気象条件に耐えるため、「防水や防塵などの保護機能」が備わっています。
  • 大容量:屋外用蓄電池は比較的「大容量」であり、多くの電力を貯めることができます。これにより家庭のエネルギー需要を満たすだけでなく、余剰の電力を貯めることも可能です。
  • 空間の利用:屋外に設置されるため、屋内スペースを占有することなく蓄電池を設置できます。特に屋根や庭など「広いスペース」がある場合に適しています。

屋外用は比較的大きなタイプが多いので、蓄電能力もパワフルです。そのため広い庭やデッキのある家なら、屋外用の方が向いているでしょう。

②屋内用

一方で屋内用蓄電池は、建物の内部に設置されるタイプです。以下に特徴を示します。

  • コンパクトなサイズ:屋内用蓄電池は比較的「コンパクトなサイズ」であり、設置スペースの制約が少ないため、室内の壁や床に設置することができます。
  • スタイリッシュなデザイン:屋内に設置されるため、デザインや見た目にも配慮された製品が多くあります。インテリアに調和する「デザインやカラーバリエーション」が用意されています。
  • 室温に影響されにくい:屋内の安定した室温下で設置されるため、外部の気象条件の影響を受けにくく、蓄電池の「効率や寿命が安定」します。

屋内用の蓄電池は、部屋の中に置くためデザイン性が高いのが特徴です。コンパクトなサイズ感なので、邪魔にならずスッキリ設置できます。

また室温の保たれた空間に置くことから、機器自体の劣化を防げて寿命が長くなります。

蓄電池設置場所の条件

ここでは、蓄電池を設置する場所の前提条件をご紹介していきます。「間取り上置きたい場所があるけれど、設置しても大丈夫かな?」と迷われている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

直射日光を避ける

蓄電池に直射日光が蓄電池に当たると、蓄電池内部の温度が上昇する可能性があります。蓄電池は一定の温度範囲で最適な性能を発揮するため、高温環境は効率や寿命に悪影響を及ぼす可能性があります。

また高温状態で蓄電池が過充電されると、内部の圧力が上昇し、リスクが生じる可能性があります。そのため、直射日光を避けることで安全性を確保する必要があるのです。

もし屋外に設置する場合であれば「日射を遮るカバーや屋根の下」など、直射日光を遮るような環境を整えることが重要です。直接的な日光が当たらないようにすることで、蓄電池の温度上昇を抑え、性能や寿命の維持に役立ちます。

雨や雪が当たらない

蓄電池は電気機器であり、「水や湿気が直接触れることは避けるべき」です。雨や雪が蓄電池に直接当たると、内部の電子部品や配線に損傷を与える可能性があります。水と電気の接触は感電や故障の原因となるため、安全性を確保するためにも必ずルールを守りましょう。

また蓄電池は長期間の使用を想定しており、耐久性が求められます。雨や雪が蓄電池に直接当たると、経年劣化や錆、劣化の加速などの問題が生じる可能性があります。

高温・低温にならない

高温環境では、蓄電池の性能が低下する可能性があります。高温は蓄電池内部の化学反応に影響を与え、容量の減少や劣化を引き起こす場合があります。また、高温は蓄電池の寿命を短くする要因となる可能性もあります。

一方で低温下でも化学反応が鈍化し、充電効率や放電能力が低下してしまいます。また極端な低温環境では、蓄電池の動作が停止する場合もあります。こういった理由から、低温から蓄電池を保護する必要があります。

熱源の近くを避ける

蓄電池の設置場所を選ぶ際には、熱源となる機器や設備から適切な距離を保つことが重要です。例えば、ボイラーや暖房機器、太陽光パネルのインバーターなどの熱を発する装置から距離を取るようにしましょう。

また蓄電池の周囲には「十分な換気と空間を確保」することが重要です。熱の発散や熱源からの距離確保だけでなく、十分な空気循環を確保することで蓄電池の適切な冷却が行われます。また、蓄電池にアクセスするための作業スペースも考慮しましょう。

蓄電池のおすすめ設置場所

ここでは、具体的な蓄電池の設置場所についてご紹介します。間取りの中で設置できそうな場所がないか、確認しておきましょう。

屋外通路

建物外壁の横など、屋外通路に当たる部分に蓄電池を設置する方法はおすすめです。理由としては、以下が挙げられます。

  • スペースの効率化
  • 配線の簡略化
  • 外部への排熱

外壁の横に蓄電池を設置することで、室内のスペースを有効活用することができます。特に、室内の限られたスペースや狭い場所での設置を避けたい場合に適しています。

また外壁に近い位置に蓄電池を設置すると、太陽光パネルや電力メーターとの配線距離が短くなります。これにより配線の簡略化が可能になり、電力の効率的な供給や制御が行いやすくなります。

蓄電池は発熱することがありますが、外壁の横に設置することで、余分な熱を屋外に排出しやすくなります。そのため蓄電池自体の冷却効果が向上し、性能の安定性や寿命の延長につながるでしょう。

ガレージ

ガレージが蓄電池設置におすすめの理由は、以下に挙げられます。

  • 安全性
  • 防塵・防水性
  • 温度管理
  • スペースの確保
  • 配線の容易性

ガレージは一般的に屋内であり、外部からの直接的な影響を受けにくいため、蓄電池の安全性を確保する上で有利です。特に防犯対策や盗難のリスクを考慮すると、ガレージ内に蓄電池を設置することで安心感を得ることができます。

またガレージは一般的に屋根や壁で囲まれており、外部からの塵や水の侵入を抑えることができます。これにより、蓄電池をより安全に保護することができます。

クローゼット・納戸

クローゼットや納戸は室内空間のため、外部からの塵や水の侵入を抑えることができます。これにより、蓄電池をより安全に保護することができます。

また室内温度に関しても、屋外に比べて比較的安定しています。温度の変動が少ないため、蓄電池の性能や寿命に悪影響を与えるリスクが低くなります。

またほかの居室に比べると、目に直接触れることが少ない場所です。そのため見た目にもスッキリと、スマートに収納できるでしょう。

ただし「換気や放熱」の必要があるので、空気がこもらないように換気設備を付ける等の工夫が必要です。

まとめ|蓄電池は適切な場所に設置しよう

本記事では、家庭用蓄電池の設置条件やおすすめの設置場所についてご紹介してきました。これから蓄電池はさらに普及すると考えられ、ますます需要が高まるでしょう。間取りにも蓄電池専用の設置場所を考慮しておけば、快適な生活に繋がります。

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