Download_on_the_App_Store_Badge_JP_RGB_blk_100317

キッチンは「天井を下げる」とおしゃれに!何センチ下げが正解?

新築住宅の間取りでは、毎日使う「キッチン」は重要なポイントです。中でも最近人気を集めているのが「天井を下げる方法」で、おしゃれな雰囲気にできると注目されています。

そこで本記事では、キッチンの天井を下げるメリットや注意点、具体的な施工事例についてご紹介していきます。これから新築住宅をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

コラムのポイント
・キッチンの天井を下げるメリット、デメリットが分かる
・具体的な寸法や事例をチェック!

 

キッチンのトレンドは「天井を下げる」

最近、キッチンの内装トレンドとして「天井を下げる」デザインが人気です。これは「折下げ天井」とも呼ばれるスタイルで、キッチンやダイニングエリアなどの一部の天井を通常の天井よりも低く設定することを指します。

下がり天井は「吊り戸棚や照明器具の取り付け」や「空間の視覚的な区切り」を主な目的としています。空間のアクセントになるため、おしゃれで洗練されたデザインになるのが特徴です。

キッチンの天井を下げるメリット

ここでは、キッチンの天井を下げることのメリットについてご紹介していきます。おしゃれさだけでなく空間のリラックス効果など、機能的なメリットもあります。ぜひチェックしてみましょう。

①間接照明と相性が良い

キッチンの天井を下げて空いたスペースには「間接照明」を設置できます。天井を下げた部分に間接照明を設置することで「空間のアクセント」となり、モダンで洗練された雰囲気を演出できるでしょう。

間接照明は柔らかな光を放ち、暖かく落ち着いた雰囲気になります。キッチンは間取りの中でも家族が集まる場所なので、リラックスできる空間づくりにぴったりです。

また間接照明は直接光が目に入ることが少なく、眩しさや目の疲れを軽減する効果があります。料理の準備や調理中にも快適な照明環境を提供し、作業効率もアップします。

 

②落ち着いた空間になる

一般的に「狭い空間は心理を落ち着かせる効果がある」と言われています。そのためキッチンの天井を下げることで、アットホームで落ち着いた雰囲気になるのです。

一方で隣接するリビング・ダイニングの天井は相対的に高くなるので、キッチンから移動したときに広々とした開放感を演出できます。

キッチンはくつろぐというよりも「作業スペース」という意味合いの強い居室のため、多少天井が低い方が使いやすいという声も多いです。

③部屋が広く感じる

リビング・ダイニング・キッチンが一体となった間取りの場合、天井の低いキッチンをリビング側から見ると「空間の奥行」が生まれます。

これにより、空間全体が奥に長く広がったように感じられるのです。

また同じ空間の中で天井の高低差を付けることで、表情が生まれておしゃれな雰囲気になるでしょう。

天井を下げる方法は「床をスキップフロアにする」といった間取りよりも簡単に取り入れられるので、手軽におしゃれなインテリアを叶えたい方にもおすすめです。

④配管ダクト隠しになる

キッチンには、排気のための換気扇が必ず設けられています。

一般的には排気ダクトが通るパイプスペースを別途設けなければいけませんが、折下げ天井にすることですっきりと隠すことができるのです。

ダクトスペースがない分スッキリとした印象になり、スタイリッシュな雰囲気のキッチンにぴったりです。

キッチンの天井は「何センチ」下げる?

ここまでキッチンの折下げ天井のメリットについてご紹介してきましたが、気になるのは「キッチンの天井は何センチ下げればいいの?」ということではないでしょうか。

結論からまとめると、キッチンの下がり天井寸法は「15センチ程度」がおすすめです。

この理由としては「間接照明の施工寸法」が挙げられます。

一般的な間接照明の場合、器具から天井までの空き寸法が15㎝程度となっていることが多いのです。

このくらいの空きがあれば光がきれいに伸びるので、照明効果を最大限に発揮できます。

もし寸法が確保できない場合は、「最低10センチ」は空けるとよいでしょう。

10センチあればスリムタイプの間接照明なら設置可能ですが、さらに細い隙間しかない場合にはテープライトの設置も検討してみましょう。

間接照明の設置には条件がある場合も多いため、必ずメーカーに問い合わせしてみるのをおすすめします。

キッチンの天井を下げる際の注意点

ここでは、キッチンの天井を下げる際に守りたい注意点についてご紹介していきます。

「いざ施工してみて初めて失敗に気づいた…」という事態に陥らないよう、事前にしっかりと確認しておきましょう。

①照明器具に注意

キッチンの天井を下げる場合、照明器具の取り付けに制限が掛かる可能性があります。

たとえば間接照明の場合、天井から照明器具までの空き寸法を最低10㎝程度開けなければ器具が設置できません。

また天井埋め込みタイプのダウンライトであれば、「上階に浴室があると埋め込み不可」といったルールが定められているケースもあるでしょう。

ただし照明器具の設置のルールはハウスメーカーや工務店ごとに異なるため、必ず事前に確認しておきましょう。

また「明るさや光色」についても配慮しましょう。下がり天井を濃い木目にする場合、通常の照明では暗く感じてしまうことがあります。

暗い色味は反射率が下がるので、白いクロスよりも明るめに計画する必要があります。

光の色については「落ち着いた暖色系の光色より、白い光の方が作業しやすい」と感じる方が多いです。

全体を白い光にしてしまうとリビング・ダイニングと違和感が生じてしまうため、「キッチンの手元等のみ白い光にする」「光色が切り替えられる照明器具を選ぶ」といった対策がおすすめです。

ただし、光の色の感じ方には個人差があります。ぜひ一度、ショールーム等で実際に体感してみるとよいでしょう。

②費用・価格がかさむ場合も

一般的なキッチン下がり天井の費用は「5~10万円」となります。この中には、以下の費用が含まれます。

  • 工事費
  • 材料費
  • 配線費用
  • 仕上げ費用

まず、下がり天井を設置するための工事費用がかかります。そして材料費に関しては、使用する素材によっても価格が変動します。天井材、基礎材、断熱材だけでなく、照明器具などのコストも考慮しておきましょう。

また、下がり天井特有の配線や照明、換気システムなどの追加工事が必要になる場合があります。デザインや仕上げによっても価格が変動するため、予算に応じて選ぶ必要があります。

納得のいく価格にするには「相見積もり」で複数の業者からの価格比較を行うことで、費用を抑えながら満足のいく天井を実現することができます。

まとめ|キッチンの天井は下げておしゃれに

キッチンはリビングやダイニングから見えやすい場所なので、デザインにもこだわりたいものです。

下がり天井を取り入れれば、カフェのようにおしゃれな空間が簡単に作れます。

本記事でご紹介した寸法の目安や注意点をご参考に、間取りに取り入れてみてはいかがでしょうか。

住まいづくりに悩んだら、ネクストハウスの「オンライン相談」をお試しください。

自宅に居ながら「住まいのプロ」に無料で相談できるので、小さなお子さんがご一緒でも気兼ねなくお話をすることができます。

資金計画や土地探し、お得な家づくり情報など、お気軽にお声かけください。

>>>住まいづくりのオンライン無料相談会を詳しく見てみる

神奈川エリアで土地探し 東京エリアで土地探し 千葉エリアで土地探し

監修者情報

ネクストハウス

理想の次世代住宅を求めやすい価格で

建設業許可番号

特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号