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土間リビングとは|間取りで失敗しない事例

間取りのトレンドとして人気なのが「土間リビング」です。外から靴のまま入れるので、アウトドア派の方には特におすすめ!そこで本記事では、土間リビングのメリットや後悔しやすいポイント、解決策についてまとめてご紹介していきます。これから新築住宅計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

コラムのポイント
土間リビングのメリットや注意点をチェック!

土間リビングとは

土間は古くから日本の伝統住宅で用いられてきたスタイルで、玄関と居室の中間にあたる場所に設けられるのが一般的です。

一方で土間リビングとは、「コンクリートやタイル敷きの土間に、リビングの機能を持たせる間取り」のことを指します。

土間リビングは、外から土足で出入りできるメリットを生かして「室内と屋外の中庭」のような役割を果たすのが特徴です。

最近ではアウトドア志向の高まりや多様なライフスタイルが広まっていることから、土間リビングが注目されています。

土間リビングのメリット・魅力

ここでは、土間リビングのメリットや魅力についてご紹介していきます。

「土間リビングに興味があるけれど、どういったメリットがあるの?」と迷われている方は、ぜひチェックしてみましょう。

①アウトドア収納に便利

土間リビングは、アウトドア好きの方に使いやすいポイントがたくさんあります。

  • アウトドア用品の収納スペースになる
  • 外からのアクセスが良い
  • 緊急時の備蓄になる

まず土間リビングには土足で出入りできるため、外で使用したものをそのまま置いておけるのがメリットです。バーベキューグリルやキャンプ用品、ガーデニングツールなど「土や泥汚れが付いているから室内には持ち込みたくない…」というグッズも収納できます。

また土間リビングは通常のリビングとは違い、室内から直接外に出られます。そのため屋内外へのアクセスが簡単で、靴のまま行き来することが可能になります。

災害時の備蓄として水や缶詰を収納する際にも、土間リビングなら搬入が便利です。緊急時にすぐアクセスできるメリットもあるので、いざというときに役立つでしょう。

このように、土間リビングの便利さは「屋内と屋外の環境をつなぐスペースであること」から生まれます。自然と一体感を楽しみながら、アウトドアライフや趣味に必要な道具や備品の収納をスムーズに過ごせるのが特長です。

②作業スペースになる

土間リビングのメリットの一つは「作業スペース」として活用できることです。

特に最近人気の「DIY作業スペース」としての活用法は便利で、広々としたスペースは室内でのDIY作業や手作業を行うのに適しています。たとえば家具の組み立てや修理、木工や手芸の制作など、様々な作業が楽しめます。

室内での作業に比べて広いスペースを確保できるため、作業効率が向上し、作業中の動線や材料の配置も可能になります。

また「子供の遊びスペース」としても活躍するでしょう。床が汚れてもすぐに掃除できるため、草花を使った遊びや木工作業、土遊びにも適しています。

③おしゃれな間取りになる

土間リビングは、通常の間取りと違っておしゃれな雰囲気になるのがメリットです。特に下記のポイントが人気となっています。

  • オープンな雰囲気になる
  • 自然素材が活用できる
  • インテリアのアクセントになる

土間リビングには仕切りが無く、開放的な空間となります。そのためモダンでスタイリッシュな雰囲気になりやすいでしょう。

また「床材には木材や天然石を使用する」、「壁や柱には自然素材のクロスやタイルを採用する」など、自然素材を上手に取り入れるとおしゃれ感がアップします。

さらに土間リビングは広いスペースが確保できるため、インテリアのアクセントを効果的に活用できます。特徴的な照明やアート作品、ユニークな家具やインテリアアイテムなどを配置することで、おしゃれなアクセントになるでしょう。庭やテラスと一体感を持たせるのも、魅力的な間取りにするポイントです。

土間リビングで後悔しやすいポイントと解決策

土間リビングは人気が広がっていますが、デメリットもあります。ここでは、土間リビングで後悔しやすいポイントや解決策をまとめてご紹介していきます。新築計画の前に確認しておくことで、失敗するのを防ぎましょう。

①土間リビングは「寒い」

土間リビングには床が無く、コンクリートやタイルが直接露出しています。そのため断熱性が低く、冬場には寒くなりやすいというデメリットがあります。

リビングと一続きの空間のため、寒さが部屋の快適性にも影響してしまうこともあるでしょう。

解決策

土間リビングの寒さを解決するには「床暖房」がおすすめです。土間の下面に床暖房を設置すれば、下からじんわりと温かさが広がります。

特に小さいお子様やペットがいる家庭では、安全性が高く健康的な暖房器具としておすすめです。

また「家自体の断熱性を高める」ことも重要です。外壁や窓、床材に適切な断熱材を設置することで地熱や冷気の侵入を防ぎ、断熱性を向上できます。

②段差が危険

土間リビングはリビングと一続きですが、ある程度の段差が設けられるのが一般的です。しかし転倒やつまづきの原因となってしまうため、間取りには注意が必要です。

解決策

土間リビングの段差には、境界が分かりやすいように「明確なマーキング」を付けると安全です。段差部分を明確に示すために、色や模様の違いなどを利用して印を付けておくとよいでしょう。

また高さ30㎝を超える段差になる場合「スロープ」を付ける方法がおすすめです。小さい子どもにとって安全なだけでなく、将来的に車いすを使うことになっても、問題なく行き来できます。

③費用やコストが掛かる

土間リビングは通常のリビングに比べて、特別な工事や施工が必要です。そのため、床との段差や床下の断熱対策などに建築・施工コストが増加する場合があります。

また将来的なメンテナンス・管理費についても準備しておく必要があるでしょう。

解決策

土間リビングにかかるコストは、工夫次第でカットすることも可能です。その際に重要なのが「プロに相談すること」です。

土間リビングの設計や施工には専門知識と経験が必要です。建築士や専門家と相談して計画を立てることで、必要な工事や施工の範囲を正しく認識し、効率的なコスト管理ができます。

また将来的なメンテナンス費用に関しては、定期的な点検がコストカットの近道です。軽微な補修であれば少額で済むため、こまめに点検しておきましょう。

>関連コラム:LDKの間取りレイアウトや失敗例をチェック。写真付き実例

土間リビング計画のコツ・ポイント

ここでは、土間リビングを上手に計画する方法についてご紹介します。

プラスワンポイントを取り入れると、その後の生活がぐんと暮らしやすくなるでしょう。

>関連コラム:【35坪、40坪】土間収納におすすめの間取り|おしゃれな事例を紹介

掃除しやすい間取りにする

土間リビングには靴のまま出入りすることが多いため、土ぼこりや落ち葉といったゴミも入りやすくなります。

そのため掃除しやすい間取りにしておくと、毎日のメンテナンスが楽になるでしょう。

具体的には「洗面スペースを付けておく」「掃き出し窓を設置する」といった対策が考えられます。

汚れがひどい時には水を撒いてモップ掃除もできるので、清潔さをキープできます。

湿気対策をしておく

土間リビングは地面との距離が近く、湿気が溜まりがちになります。

しかし、あらかじめウレタンフォームやグラスウールといった断熱材を仕込んでおけば、室内との温度差を緩和して結露が抑えられるでしょう。

また土間リビングの床下に「通気孔」を配置しておくことで、湿気を排出することが可能です。地域の気候や環境に応じて、適切に設計するのがおすすめです。

まとめ|土間リビングの間取りはおすすめ

>施工事例:フラットな空間を実現できる平屋(茂原モデルハウス)

土間リビングは、通常のリビングとは一味違ったおしゃれな間取りになっておすすめです。

多様なライフスタイルが広がる中で、自分たちの暮らしに合った使い方ができるのも人気のポイントとなっています。

本記事でご紹介した注意点に気を付けながら、ぜひ間取りに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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