目次
新築住宅の間取りを考える際、30坪をひとつの目安にする方は多いと思います。特に土地価格が高く広い面積の確保が難しい東京エリアでは、30坪以下の建坪になるケースも少なくありません。
今回は30坪の新築間取りにスポットを当てて、おしゃれに仕上げる工夫やテクニックをご紹介します。実際に建てたおしゃれな建築実例も掲載しますので、これから家づくりに取り組む方はぜひ参考にしてください。
目次
■30坪だとおしゃれな家づくりは難しい?
■おしゃれな間取りテクニック
■おしゃれな30坪新築間取り実例
建築実例
■30坪だとおしゃれな家づくりは難しい?
床面積に余裕のある大きな家ならともかく、30坪前後の間取りだと効率優先でデザインは後回しになってしまうイメージの方が多いようです。おしゃれなデザインと暮らしやすい間取りの両立は難しいですが、工夫することで実現することは可能です。
・デザインと効率のバランスが重要
デザインを優先しすぎてお部屋の広さやレイアウトを決めてしまうと不便なポイントが出て、暮らしにくくなってしまいます。逆に効率だけを追求すると、面白みのないデザインになってしまうことも。デザインと効率のバランスをとることで、おしゃれで暮らしやすい理想の住まいを目指しましょう。
・収納力がおしゃれな家づくりにつながる
どんなにこだわってつくった間取りや内装デザインも、収納が足りないとモノがあふれてしまいおしゃれに見えません。たっぷりの収納できれいな空間をキープできれば、生活感のないおしゃれな状態になります。マイホームのデザイン性にこだわるなら、十分な収納を確保することが大切です。
収納不足は住まいの悩みランキングでも、常に上位にランクインする不満ポイント。居住スペースの確保が優先となる30坪前後の間取りでは、特に不足しやすいため注意が必要です
屋根裏や階段下などのデッドスペースを活用したり、家族共有のファミリークローゼットで効率化アップしたり、いろいろ工夫してみましょう。どうしても収納が足りないときは、庭に物置を置いて使用頻度の低いアイテムを収納するのも一つの手です。
■おしゃれな間取りテクニック
コンパクトな30坪以下の間取りでも取り入れやすい、おしゃれなレイアウトやデザインを集めました。シンプルになりがちな30坪の新築住宅にうまく採り入れてみてください。
・ロフト
縦の空間を活かせるロフトは、床面積を有効活用しつつおしゃれに仕上げることができる間取りです。リビングや寝室の収納力を確保することもできるため、荷物の少ないおしゃれ空間維持にもつながります。
本来デッドスペースとなる小屋裏空間を活かすことで、床面積を消費せずお部屋を作れるのは大きなメリット。間取り配置が難しいコンパクトな新築では、積極的に取り入れたいレイアウトです。
・ダウンライト/間接照明
光源を見せない優しい間接照明は、高級ホテルやレストランのようなオシャレ空間の定番テクニック。ダウンライトや間接照明は器具自体が露出しないため、天井がスッキリして広く見える効果も期待できます。
リビングや寝室など夜間過ごす時間が長いお部屋は、照明にこだわることでグッとおしゃれ度がアップします。豪華な素材や設備のように、たくさんお金をかけなくてもおしゃれになるコスパの良い間取りテクニックです。新築時なら後付け照明ではできないプランも作れますので、積極的に活用していきましょう。
・吹き抜けLDK
吹き抜けを活かした高い天井のリビングも人気のおしゃれ間取りです。在宅勤務やリモートワークが普及するこれからの暮らしでは、解放感のあるリビングの過ごしやすさは魅力ですよね。一昔前まで「吹き抜けは寒い」というイメージが強かったですが、現代の高気密・高断熱住宅なら問題ありません。なるべく床面積を確保したい場合は、2階リビングにして屋根裏のデッドスペースを吹き抜けにする手段もあります。広い吹き抜けLDKはデザインやインテリアの自由度が高く、おしゃれに仕上げやすいのでとてもおすすめ。
・スキップフロア
フロアの段差を変えることで効率的な間取り配置が可能で、意匠性が高いスキップフロアもおすすめの間取り。壁を使わず空間をゾーニングすることができ、コンパクトなお部屋に開放感を与えることができます。高低差を活かして収納を作ることもできるため、生活感のないモデルハウスのような生活にもつながります。
オリジナリティの高いおしゃれな空間づくりにピッタリなスキップフロアは、コンパクトでもデザインにこだわりたい方にとってもおすすめ。
・対面キッチン
カウンター越しにリビングとつながる対面キッチンやオープンキッチンは、一つなぎのLDK空間で定番のオシャレ間取りです。最近のキッチンは扉のカラーや材質がおしゃれで、一つのインテリアのようにLDKを飾ってくれます。
リビングの家族とコミュニケーションしやすい対面キッチンは、子育て世代の方にもおすすめ。友人や親戚を招いてのホームパーティーなど、おしゃれなライフスタイルにもマッチします。「淡々と家事をこなす場所」ではなく、「おしゃれに家事を楽しむ場所」として、おしゃれな対面キッチンを選んでみては?
・デザインウインドウ
住まいの内外観に大きな影響を与える、窓の配置や大きさも重要なポイント。一昔前の新築のようにすべて引き違いにするのではなく、スリットやスクエアなどおしゃれなデザイン窓もおすすめです。
大きな引き違い窓1つのところを、縦スリットの窓を複数並べるだけでもグッとデザインが引き締まります。面積を確保できるため採光性も問題ありませんし、複数窓の方が風を採りこみやすいケースも。
横長のスリット窓を天井付近に配置すれば、外からの目線を気にせず自然光を採りこみやすいです。近隣との距離が近い東京では、大きい窓をつけるよりメリットが大きいケースもあります。周辺環境も含めて考え、おしゃれな窓配置を狙ってみましょう。
・ウォークインクローゼット
体ごと入れるウォークインクローゼットは、普段の使い勝手が良くおしゃれに仕上がる一石二鳥の間取りです。通路を確保する分効率が悪いという意見も多いですが、ぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうクローゼットよりかえって効率が良くなるケースも。
出入り口を二つ設けるウォークスルーレイアウトにすれば、通路としても使えて効率的です。
最近は家族のアイテムを一緒にしまっておくファミリークローゼットレイアウトも増えています。洗濯物を各部屋に配る手間が省けて、いつでもスッキリ片付けることでおしゃれなお部屋をキープできます。
・平屋
30坪以下のコンパクトな新築なら、平屋の間取りもおしゃれです。ワンフロアが広すぎると家事効率や採光性が悪くなりますが、30坪前後ならデメリットにも十分対応可能。屋根の形を活かした吹き抜けとの相性が良く、上でご紹介したロフトやスキップフロアとの組み合わせもおしゃれです。
東京エリアでもコンパクトな平屋なら、土地確保のハードルもそれほど高くはありません。必要な物にすぐ手が届く暮らしは、ご夫婦2人暮らしや老後を見据えた住まいづくりにもおすすめです。
■おしゃれな30坪新築間取り実例
私たちネクストハウスが東京エリアでお手伝いした新築の中から、30坪前後のおしゃれな間取りをピックアップしました。
26坪 平屋
比較的広い土地を確保しやすい立川エリアに建てた、余裕のあるおしゃれな平屋です。南側の広い庭は、背の低い平屋でもたっぷり自然光を届けてくれます。
居住スペースが不足しがちな平屋のデメリットは、大きなロフト空間で対応。吹き抜けとの組み合わせでリビングに開放感が生まれ、デザイン性アップにもつながっています。
少し天井が低く秘密基地のような雰囲気のロフト自体も、おしゃれな憩いの空間に。
27坪 二階建て
30坪以下のコンパクトな新築ですが、間取りの工夫で広々おしゃれに仕上がっています。
スッキリレイアウトのリビング階段は、廊下を省略してLDK空間に余裕をつくっています。リビングから各部屋に行けるため動線効率が良くなる点も魅力。
【シックでモダンな空間+住まいやすさ。住む時も住んでからも心地よい住まい。】
建築実例
■まとめ:おしゃれな家づくりは自由度の高いハウスメーカーで
東京エリアで多い30坪前後の新築でも、間取りに工夫することでおしゃれに仕上げることが可能です。なるべく自由度の高いプランで、好みやライフスタイルに合わせるのが理想の家づくりのコツ。
ネクストハウスは自社設計のオリジナルオーダーシステムで、デザイン・使い勝手・価格すべて妥協しない住まいづくりを提案します。さまざまなご要望に柔軟にお答えしますので、デザインのこだわりもぜひお聞かせください。
東京の立川・八王子にはおしゃれな間取りアイデアを体感いただける、自社モデルハウスもご用意しています。見学、ご相談にぜひ遊びがてらお気軽にご来場ください。