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狭くても広く見える家の間取り実例|30坪で狭さを感じないゆったりLDKをつくる方法

住宅密集地が多いエリアで家を建てる場合、土地を入手する土地代だけでも高くついてしまいますよね。土地が狭めでも、条件を上手く活かして快適な家を建てたいという人も多いでしょう。

限られた建坪・延べ床面積でも、あらかじめ土地の日照、通風条件や家族の生活をシミュレーションして設計すれば、広く見える間取りを作ることができます。

賢く家を建てるなら、自分たちに本当に必要な建坪や延べ床面積をしっかりと把握した上で土地を選ぶことが重要になります。

今回は、30坪程度で建てられたネクストハウスの注文住宅の実例から、狭くても広く見える、余裕を持って住める家を建てるためのポイントについて解説します。現在、家を建てる土地探し中、間取りを検討中という方はぜひ参考にしてくださいね。


目次
■シンプルな形の建物ができる土地を選ぼう
■空間が広く見える間取りの3つのポイント
■狭くても広い家に見せる方法~間取り実例から学ぶ~
■快適な大空間は「家の断熱性」も重要
■まとめ|30坪以下の家は広く見える間取りの工夫と断熱性が重要


建築実例

■シンプルな形の建物ができる土地を選ぼう

シンプルな四角の総2階の家

建物自体の形を真上から見たときに正方形や長方形のようなシンプルな形を目指すと、限られた土地面積でも狭さを感じない余裕のある間取りを作りやすくなります。

凹凸が多い家は、室内に行き止まりが増え、視線の抜けが悪くなるため閉塞感を感じてしまいます。

建てられる家の最大サイズは土地の建ぺい率や容積率、斜線制限などの条件から知ることができます。最大サイズを建てるには、土地の形状によってはどうしても凹凸が必要な場合もでてきます。

特に30坪以下の土地ではまずはシンプルな四角が土地の中でどれだけ取れるかを考えて土地選びをするのも大切です。

自由設計のネクストハウスなら、土地選びの段階で希望の間取りを実現できるかというところからスタートできます。土地に合わせた柔軟な設計で、なんとなく狭い、閉塞感を感じるという家になる心配がありません。

ネクストハウスの自由設計の考え方はこちらでご説明しています。

■空間が広く見える間取りの3つのポイント

①間取りづくりは「大きな空間」から考え始める

広く見える間取りのコツは、建物の形と同じでシンプルに考えていくことが大切です。必要な部屋を組み合わせる足し算ではなく、大きなワンルームの箱を必要に応じて仕切る割り算のイメージで考えます。

②室内の「抜け」を意識しよう

壁の端から端まで仕切りがなく、反対側の窓から外が見渡せるような「抜け」のある間取りは、解放感が得られてお部屋がとても広く見えます。

代表的な方法は、LDKをワンフロアにして仕切りをなくす事。こうして家の中に「抜け」を作ると広く見えます。

部屋が広く見えるLDKワンルーム

仕切りをなくす以外に、吹き抜けのような「縦の抜け」を作るのも有効です。

③プライバシーの強弱で間仕切りの必要性を決める

仕切りを減らすといっても、必要な部分まで壁やドアを取り払ってしまってはプライバシーが保たれず落ち着かない家になってしまいます。

家族みんなで使うリビング、ダイニング、キッチンの3部屋は間仕切りなしのワンルームでもOKです。逆に水回りや寝室などプライベートが確保されるべき空間は間仕切りを設けるのが一般的です。

ただし、間仕切りが必要かどうかは、家族一人一人のライフスタイルや希望に応じて決めていくべきです。生活スタイルによってはダイニングとリビングを仕切ったほうが暮らしやすい場合もあります。

間仕切りのあるエリアは、「動線」を考えて配置を決めましょう。自然で無理のない移動ができる動線なら、間仕切りが多くても閉塞感は感じにくくなります。

■狭くても広い家に見せる方法~間取り実例から学ぶ~

それでは、具体的な間取り実例から、広さを感じさせる工夫を紹介します。

・32坪2階建て:吹き抜け+リビング階段を壁に寄せて広い空間をつくる

吹き抜けの視覚効果とリビング階段の配置の工夫された家

リビング、ダイニング、キッチンが1つのフロアになっているLDKの事例です。壁の端から端まで見渡せるのでとても広々と感じられますよね。縦に長い窓やリビング階段と組み合わせた吹き抜けが縦の奥行きを生み出してさらに開放的な空間になっています。

リビング階段+吹き抜けを取り入れる方が増えていますが、リビングとダイニングの間に間仕切り的に使う場合と、壁に寄せて設置する場合に分かれます。LDKを広く見せたい場合は、この事例のようにリビング階段を端に寄せた配置がおすすめです。

この事例を詳しく見る:相模台まちかどモデル

・延べ床面積30坪の2階建て:畳コーナーを開放可能にした広々LDK

間仕切りのない畳スペースは部屋を広く見せます

きちんとした和室ではなく、畳コーナーをつくる人も増えています。家事や子育て、来客用となにかと便利なスペースです。畳コーナーは、写真のように間仕切りを付けない、または引き戸を開放してLDKとつながるような間取りにすると開放感がアップします。畳コーナー自体に窓がない場合はこのように開放することでLDK側の窓からの光や風も取り込むことができます。

畳コーナーをどう使いたいかに応じて、完全にオープンにするか、引き戸を付けるかを決めましょう。

この事例を詳しく見る:吹き抜け付きの開放感あるLDKが家族を優しく包む家

・26坪の平屋:ロフトで縦の広がりと居住面積増加を実現

ロフトで縦の広がりと面積を確保した平屋
ハイサイドライトで明るいロフト

延べ床面積26坪のコンパクトな平屋住宅の事例です。家に入るとすぐLDKのワンフロアが見渡せ、動線も良い平屋の良さを最大限に活かした住まいです。小屋裏を解放し屋根に沿った勾配天井にすると、空間を広く見せることができます。さらに、小屋裏空間を利用してロフトをつければ、スペースも増やすことができます。限られた面積で家を建てるときにぜひ参考にしたい手法ですね。

この事例を詳しく見る:ロフトを活用した、機能性に優れた開放的な住まい

・27坪の平屋:スキップフロアを活用して「居場所」を創りだす

スキップフロアを取り入れた奥行きを感じる平屋
片流れ屋根の平屋は勾配天井を活用しよう

ロフトとともにもう一つ知っておきたいのが「スキップフロア」の活用です。この平屋は複数のスキップフロアを組み合わせたリズムのある設計が特徴です。片流れ屋根の高さのある方を利用して、「1.5階」とも言えるフロアを生み出しています。

平屋はLDKワンフロアが主流となりつつありますが、家族のプライバシーや落ち着ける居場所がつくりにくいというデメリットもあります。スキップフロアは単なるワンフロアよりも空間に「たまり」ができて適度なプライベートのある場所が作れるためおすすめです。

■快適な大空間は「家の断熱性」も重要

これまで、家を広く見せる間取りについて解説してきましたが、間取りとともに大切なのが家の性能です。

今回紹介した吹き抜けやロフト、ワンフロアの間取りは、住宅の断熱性、気密性を高めることによって最低限のエアコンの稼働で家の中のほとんどの部分の空調をまかなうことができます。逆に言えば、大空間を確保できても、断熱、気密性が低く冷暖房効率が良くなければ「暑い、寒い」で不快を感じることになってしまいます。

広く見える間取りとともに、その場所でどれだけ快適に過ごせるかという面でも考えて、しっかりと断熱性、気密性を確保することが大切です。高断熱、高気密仕様にすれば光熱費が削減され、劣化しにくい住宅になります。住んでからのランニングコスト、メンテナンスコストを抑えるという面でもとても重要です。

建築実例

■まとめ|30坪以下の家は広く見える間取りの工夫と断熱性が重要

30坪でも広く見える家のポイントは、できるだけシンプルに、空間を割り算で必要に応じて仕切るような間取り作りを意識することです。今回紹介した仕切りを減らして横の広がりを出す手法、吹き抜けや勾配天井で縦の広がりを出す手法は、狭さを感じない空間づくりにとても有効です。ぜひ参考にしてくださいね。

ネクストハウスでは、自由設計により土地の条件から最も理想的な建坪、延べ床面積を算出し、お客様の希望に応じて自由な間取りを実現することができます。

30坪以下の建坪、延べ床面積での施工実績が多数あるため、限られた空間を活用して賢く家を建てたいという方にご満足頂いています。また、ZEH仕様にも対応できる高断熱・高気密の省エネ住宅の実績とノウハウがあります。

自由設計×高気密高断熱のネクストハウスで、あなたの本当に求める家を一緒につくりませんか?

相模原市に32坪のリアルサイズのモデルハウスができました。

神奈川県相模原市の「相模台まちかどモデルハウス」は、予約制で365日いつでも自由に内覧いただける新しいタイプの無人展示場です。32坪、2階建てというリアルな家を見ていただくことで、実際の暮らしをより具体的にイメージして検討していただくことができますよ。

相模台まちかどモデルハウスへの来場予約はこちらから。お気軽にご見学ください。

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監修者情報

ネクストハウス

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建設業許可番号

特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号