目次
コラムのポイント
・テレワークの間取り計画ポイントが分かります。
・具体的なテレワークにおすすめの場所をチェック!
テレワークが普及
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、「テレワーク」が普及しました。自然災害やパンデミックなどの緊急事態においても、テレワークは業務の継続性を確保する手段として重要な役割を果たします。オフィスへのアクセスが制限された場合でも、従業員は自宅や遠隔地から業務を継続できるため、企業のリスク管理に寄与します。
またテレワークは通勤時間の短縮ができ、自宅での作業が可能となることから「働き方の選択肢の一つ」としても注目されています。小さな子供のいる家庭との両立や地理的な制約を考慮した「柔軟な働き方」が求められています。
テレワークでよくあるお困りごと
導入が広がっているテレワークですが、「会社と同じレベルの仕事が出来なくなった…」とお困りの方もいるようです。
ここでは、テレワークでよくあるお悩みポイントについてご紹介していきます。
家では集中できない
テレワークは自宅で行うため、職場のように静かな環境が整っていることは少ないです。具体的には、以下のポイントで悩まれることが多いでしょう。
- 家庭や生活環境の影響
- 仕事とプライベートの境界の不明確さ
- コミュニケーションの欠如
- 適切な作業環境の欠如
- 時間管理の難しさ
自宅での作業中は、家族やペット、家事や他の生活の要素が周囲に存在しています。具体的には家族の声や騒音、テレビの音、家事のやる気などが気を散らす要因となることがあります。
また「自宅が仕事場」となるため、仕事とプライベートの境界が曖昧になることがあります。これによってリラックスできない状態や、仕事に対するモチベーションの低下が生じることがあります。また仕事のストレスをプライベートに持ち込んでしまうことも集中力を損なう要因となります。
オフィスでの作業では、同僚や上司とのコミュニケーションや相互作用が自然に行われます。しかしテレワークでは直接的なコミュニケーションが制限されるため、孤独感や情報の欠落を感じることがあります。これによって、集中力やモチベーションが低下する場合もあるでしょう。
インターネット環境が整っていない
自宅でテレワークを行う際には「接続が不安定」といった問題が起こりやすいです。
オフィスでは快適なインターネット環境が整っていますが、自宅のネットが低速な場合にはファイルのアップロードやダウンロード、ビデオ会議などのオンライン作業に支障をきたすことがあります。作業の遅延や途切れが生じるため、効率的な業務の遂行が困難となる場合があるでしょう。
スペースが狭くて使いづらい
自宅の狭いスペースでは、十分な作業スペースを確保することが難しい場合があります。デスクや作業用のテーブル、収納スペースなどの不足が、作業の効率や快適さに悪影響を与えてしまうかもしれません。
またテレワークでは、パソコンやモニター、キーボード、マウスなどの機器を適切に配置する必要があります。しかしスペースの制約により、これらの機器を配置するのが難しくなったり、文具や書類の収納スペースが不足してしまったりすることがあるでしょう。
テレワークの間取りに必要なもの
ここでは、テレワークを行うために最低限用意したいものをご紹介します。
広さ
テレワークをするには、最低限「奥行60㎝×横幅90㎝程度」の作業スペースが必要です。
テレワークではパソコンやモニター、キーボード、マウスなどの機器を使用するため、設置するための場所を設けましょう。作業スペースが十分に確保されていると、作業効率が向上し、集中力を高めることができます。
また仕事とプライベートのスペースをある程度分けておくと、気持ちの切り替えができて業務効率が上がります。「仕事の合間にソファで休憩する」「ちょっと外に出て新鮮な空気を吸う」など、リフレッシュできる工夫をしておくと快適に過ごせるでしょう。
設備
テレワークを行うためには、適切な設備が必要です。具体的には、下記の設備があるとよいでしょう。
- パソコン
- インターネット接続環境
- 電話やビデオ会議の設備
- プリンターやスキャナー
まずテレワークにおいては「パソコン」は不可欠な設備です。作業用のデスクトップパソコンやノートパソコンを用意し、業務に応じた性能やスペックを選ぶ必要があります。
そしてオンライン会議等を行うには、インターネットへの接続も不可欠です。高速で安定したインターネット回線を利用するため、ブロードバンドや光ファイバーなどの高速回線を選ぶことが望ましいです。インターネット接続環境の安定性や速度は、ファイルのアップロードやダウンロード、ビデオ会議などの作業に直接影響を与えます。
他にも電話やビデオ会議の設備、プリンターやスキャナーがあるとオフィスと同じような環境が整えられます。
テレワークの間取り計画事例
ここでは、テレワークにおすすめの場所について具体的に紹介していきます。間取りの工夫次第で快適な仕事環境が作れるので、ぜひ検討してみてください。
書斎
書斎は、テレワークを行うのに最も適した空間です。個室のため騒音も少なく、作業に集中することができます。
間取りに関しては、書斎は静かな環境に位置することが望ましいです。外部の騒音を遮断するために、窓を閉めたり防音材を使用したりするのがよいでしょう。またドアや壁の断熱性を考慮することで、静音性を高めることもできます。
適切な収納スペースを設けたり、窓からの自然光を確保したりすれば、作業効率や集中力を向上させるだけでなく、快適さをもたらします。
リビングの一角
>施工実例:平屋スタイルのモデルルーム
リビングは広々とした空間であり、作業スペースを確保するのに十分な広さがあります。広い空間でテレワークを行うことで、気分がリフレッシュされます。
またリビングには大きな窓があることが多く、自然光を十分に活用できます。自然光は作業効率や集中力を高めるだけでなく、心地よさやリラックス感を与えます。景色や緑の植物など、自然の要素もテレワークのメリットとなります。
さらに家族や同居人とのコミュニケーションがしやすいため、仕事がはかどりやすいのもメリットでしょう。テレワーク中に家族とのコミュニケーションを取りやすくなり、家族の近くにいることで安心感も得られます。共有スペースであるため、コミュニケーションが必要な場合でもすぐに相手に接することができます。
階段下スペース
階段下スペースは通常、他の部屋や生活スペースから一定の距離があります。そのため、他の人の邪魔を受けることなく、自分だけの独立した作業スペースを確保できます。周囲の騒音や動線の影響を受けにくく、集中して作業することができます。
また壁や床で囲まれているため、外部からの騒音を比較的遮断しやすいです。静かな環境でのテレワークは集中力を高め、作業効率を向上させることができます。
まとめ|テレワークのある間取りで快適に
本記事では、テレワークをするためのおすすめの間取りについてご紹介してきました。自宅でも集中して仕事が行るよう、間取りや内装にこだわって計画してみてはいかがでしょうか。
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