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家の防音性を高める10の方法を紹介│防音性向上のメリットデメリットも解説

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注文住宅を計画している人の中には、建築後に楽器やカラオケを楽しみたいと思う人もいるでしょう。
一方で「近所迷惑にならないかな?」「隣人トラブルに発展しそう…。」といった不安を抱える人もいます。

本記事では、手軽にできる家の防音のほか、新築のときにこそ取れるしっかりした防音まで、広く解説します。

楽器やカラオケを楽しみたい一方で、音のことで不安を覚える人は対処法を知り安心して新居の建築に臨みましょう。

コラムのポイント
・家の防音性を高める「メリット・デメリット」がわかる
・家の防音性を高める「方法」がわかる

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家の防音性を高める『メリット』

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最初に、家の防音性を高めるとどんな生活が待っているのか、メリットを解説します。

時間を気にせずカラオケ・楽器

防音に配慮して建築することで「時間を気にせずにカラオケ・楽器」を楽しめます。

夜間、隣家が寝静まったあとでも、歌いたい、弾きたいときに楽しめるのはメリットです。
「もしかしたら隣に響いているかも」という心配から解放されるのは、ストレスの減少につながります。

子どもの声が外に伝わらない

自宅でいくら子どもが騒いでも「外に伝わらない」のもメリット。

子どもが大きな声を出したり飛び跳ねて音が響いても、防音に配慮された建築なら音が伝わりません。
はしゃぎ始めた子どもがいても、注意しないで済むのは子どもから見ても、大人から見てもストレスの低減につながります。

外の騒音が中に伝わらない

逆に「外の騒音が中に伝わらない」のも嬉しい点。

車の音や工事の音、外からは様々な騒音が入ってきます。
防音性能を高めた家なら、室内で発生した音のほか、室外から侵入する音も防いでくれるでしょう。

気密・断熱性能の向上にも

防音性能を高めた家は「気密・断熱性能が高い家」にもなります。

音を外に漏らさないためには、家の隙間を埋めることが効果的。
家の隙間が埋まれば冷気の侵入口も塞ぐことができます。

さらに防音性能を高めるためには、高い性能を持つ断熱材を用いたり、断熱材の厚みを増すことが求められます。
結果として、防音性能に加えて気密・断熱性能の高い家が完成します。

家の防音性を高める『デメリット』

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続いて、家の防音性能を高めるデメリットも把握してみましょう。

建築費用が高額になる

防音性を高めると「建築費用が高額に」なります。

断熱性能の向上も図れる、窓の高性能化や断熱材の追加であれば数十万円ほどで。
さらに専門的に防音を図る場合は数百万円の費用がかかる場合があります。

どの程度の性能を求めて、どの程度の費用で達成したいのかを明確にすることが大事です。

部屋が狭くなってしまう

断熱材を厚くしたり、床や壁を二重構造にする場合、その面積分「部屋が狭くなってしまう」ことも。

防音性能を獲得するためには、壁の厚みが必要であることを知っておきましょう。

通風・採光の妨げになる場合も

専門の防音室を作る場合は、音の出どころとなってしまう「窓」が少なくなるよう設計します。

防音室だけは通風・採光性能が低くなってしまうので「他の部屋の通風・採光も妨げてしまう」恐れがあります。

防音を手軽に実現する『4選』

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ここからは具体的に、防音を実現する方法を考えていきましょう。

最初にお手軽に防音を実現する方法を紹介します。
お手軽にできる方法であるため、効果は限定的であることに注意しましょう。

より性能を追求する場合は、後述する「建築で実現する方法」を検討してください。

防音マイクカバーでカラオケ

1つ目は「防音マイクカバー」を利用する方法。

マイクと口元を覆う、専用のマイクカバーを利用することで、周囲への影響を気にせずにカラオケを楽します。
口元を覆う形態であることから、一定の息苦しさを感じる可能性があることは認識しておきましょう。

電子ピアノ・電子ドラムを利用

ピアノやドラムを嗜む人なら「電子ピアノ・電子ドラム」の利用を検討しましょう。

出力される音量をツマミで気軽に調節できるので、昼と夜とで出力を調節して演奏できます。
ただし、ピアノの場合はペダルを踏むときの音が、ドラムの場合は叩くときの音が振動となって響くので、同じ建物内だと振動が響く恐れがあります。

ギターの場合はアンプ・サイレンサー

ギターの場合は「アンプ・サイレンサー」の導入も有効です。

エレキギターはアンプにつなげば音量調節できますし、アコースティックギターの場合はサイレンサーを導入することで音量を抑えられます。

ダンボールDIY・BOX購入

近年はダンボールの消音性能が認められて「ダンボールを用いたBOXやDIY」で防音を図る事例もあります。

ダンボールは複数の層に分かれて、しかも一定の強度があるので、囲いを作ったり壁面に貼り付けたりして防音を図ります。
ダンボール防音キットなどの製品も安価に販売されているので、試しに購入してもよいでしょう。

防音を建築で実現する『6選』

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最後に、新築やリフォームで建築的側面から防音を図る方法を6つ紹介します。

音が出る部屋を隣家から離す

1つ目は間取り上「音が出る部屋を隣家から離す」こと。

音は遠くなるほどエネルギーが減衰する性質を持つので、カラオケを歌ったり楽器を演奏したりする部屋と隣家との距離を取れば、隣家に与える音の影響を下げることができるでしょう。

周囲が隣家に囲まれている場合は、できるだけ家の中心に音が出る部屋を設けたり、外部との間に建具を使って緩衝帯を設けるとよいでしょう。

壁・床・天井の仕上げを防音仕様に

「壁・床・天井を防音仕様に」することも効果が期待できます。

床ならコルクマットや防音専門のマット、壁ならウレタン製の吸音材や専用の吸音パネルなど、防音に効果のある素材が複数の販売されています。
仕上材を通常の壁紙から防音効果のあるものに変更するだけなので、比較的安価に施工できるのも強みでしょう。

窓をトリプルガラス・二重窓に変更

窓にも気を使って「トリプルガラス」「内窓」の利用も効果的です。

音が外に漏れ出る経路には隙間や壁のほか、建物の中で最も薄い部材である窓も含まれます。
薄い分、音が出ていく経路になりやすいので、ガラスの枚数を増やす、内窓を用いて窓自体を増やすといった対策を取りましょう。

防音性能のほか、断熱性能を向上させる副次効果も期待できるのが嬉しいところです。

断熱材を吸音性能の高いものに

「吸音性能が高い断熱材を利用する」ことも考えてみましょう。

グラスウールやセルロースファイバーといった、繊維系と呼ばれる断熱材は、低温から高音域まで効率的に音を吸収するとされています。
一方で発泡ウレタン系断熱材は隙間を埋めることから遮音性能が高いとされます。

複数の断熱材の特徴を把握して検討することが必要です。

壁・床を二重構造にする

防音効果を期待する部屋の「壁・床を二重構造にする」ことも検討しましょう。

二重構造にすれば、外部との間により多くの空間を確保できるとともに、断熱材を詰めれば防音効果が期待でき、床面を浮かせれば低音を伝えにくくする効果も得られます。

防音工事の専門業者に依頼する

ここまでの対策は一般的なハウスメーカーでも対応できる種類のものです。

振動を防ぐ支持材を利用して、防音室を完全に浮かせた状態にするなど、音を一定以下に抑えること保証する「防音専門の業者に依頼する」のが最後の手段です。

非常に高額な費用がかかるものの、防音についてのノウハウを持った技術者が施工するため、信頼性の高い防音室が得られるでしょう。

まとめ│欲しい防音性能を明確に

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家の防音性能を高める方法を、費用のかからないものから、高額な方法まで10個紹介しました。

防音は求める性能によって、費用が大きく変化します。
あなたが求めるのがどの程度の防音性なのかを決めることから、始めてみましょう。

>関連コラム:ピアノの置き場所に悩む人へ|気をつけた方がいいポイントを5つ紹介

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