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室内の暑さ対策に取り入れたい方法まとめ!涼しく快適な住まいに

近年夏の暑さが社会問題になっており、日中の最高気温が40度を超えることも珍しくなくなってきました。

そんな中、在宅勤務やテレワークで自宅にずっといるというケースも多いでしょう。

しかし適切な対策を取らないと、家の中にいるのに熱中症になってしまうリスクも。

そこでこの記事では、室内の暑さ対策についてご紹介していきます。

簡単に挑戦できるものや、新築時に気を付けたいポイントなど多数まとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

 
コラムのポイント
・新築時に取り入れたい暑さ対策が分かります
・生活する中で取り入れたい暑さ対策が分かります

建築実例

室内の暑さ対策は重要

近年暑い日が多く、健康を崩してしまうケースも多いでしょう。

熱中症になってしまうと、頭痛や吐き気といった深い症状が現れるだけでなく入院が必要な場合も。

そんな熱中症は炎天下の屋外で掛かるというイメージがありますが、じつは室内にいてもリスクが高いのです。

じっさいに消防庁の調査によると、熱中症発生件数のうち3~4割が住居内というデータがあります。

暑い日中に体温が上がってしまうほか、夜寝ているときに冷房を使用しないことでも掛かりやすくなってしまいます。

そのため、住まいの暑さ対策はとても重要といえるでしょう。

新築計画時に取り入れたい暑さ対策

ここでは、注文住宅などを計画する際に気を付けたい暑さ対策について紹介していきます。

建具やインテリアなど、建築段階で計画しておきたいポイントなので、ぜひ前もって確認しておきましょう。

高断熱高気密にする

高断熱高気密住宅とは、窓やドアなど開口部の隙間をなるべく減らして気密性を高くした住宅のことを指します。

一般的に築年数の古い住宅では、建具の間にわずかな隙間が空いているものです。

最近の住宅では気密シートや高断熱建材などを使うことで、隙間を減らして気密性を高めています。

気密性が高いことで、冷暖房の運転時間や設定温度を省エネにできるという嬉しい効果も。

軒の長さをしっかり確保する

軒とは、窓や出入口の上部に設けられたひさしの部分を指します。

最近ではシンプルモダンな見た目が流行していることもあり、「軒の出がゼロ」という住宅も多くなっています。

しかし軒には実は重要な役割があり、できれば設置するのがおすすめです。

軒があることで日射遮蔽ができるため、夏場の暑い時期に室内が無駄に暖まってしまうのを防げます。

それだけでなく、外壁や開口部を紫外線から守ることで外観を保護する役割も。

また、物理的に雨が室内に入るのを防いでくれるのもメリットでしょう。

軒の長さの目安としては、90㎝あるのが理想とされます。

このくらいの長さが確保できれば、雨風や紫外線、日光といったものから室内環境が守れるでしょう。

ただし豪雪地帯など雪が多量に降る場合には、雪の重みで傷んでしまう可能性が高いため40㎝以下に設計されることが多いです。

お住いの地域の特色に合わせて、軒の長さを設定するようにしましょう。

エアコンの設置場所に注意する

最近では効率よく冷房を効かせるため、「全館冷房」という方式も人気です。

断熱性能の高い住宅であれば、機能的にはエアコン1台でも冷房可能となります。

しかし冷たい空気というのは意外と循環しないものなので、ある程度空気の通り道を確保した設計を行うことが必要に。

具体的には、なるべく無駄な壁面や扉を付けず一筆書きができる間取りにプランすることが大切です。

キッチンとパントリーの間にある扉をなくしたり、部屋同士は壁ではなく間仕切り家具で区切ったりするなど、ライフスタイルに合わせた工夫が可能ですね。

どうしても構造上壁や扉が必要な場合には、循環ファンを設置することでも代用可能です。

エアコン設置の際には、効率よく空気を循環させられるかどうかを必ずチェックするようにしましょう。

生活の中で取り入れたい暑さ対策

ここでは、すでに住まいに入居している場合に取り入れたい暑さ対策をご紹介していきます。

少しでも涼しく感じられる工夫を取り入れれば、毎日の生活がぐんと快適に!

気軽に試せるものばかりなので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

室内の暑さ対策・インテリアグッズ編

ここでは、インテリアの一部として活用したいグッズをご紹介します。

今あるアイテムにプラスするのもおすすめです。

サンシェード

サンシェードは、窓や出入り口などに設置する日よけのことを指します。

本来は軒などで日差しを遮るものですが、どうしても後付けしたくなった場合にはサンシェードで代用可能です。

耐久性のある錆び何喰い素材であれば、雨天時にも気にせず出しっぱなしにしておけます。

日差しを遮ることで室内の温度上昇を防げるほか、紫外線カット効果によりインテリアの日焼け防止にも役立つでしょう。

家の外壁の色とコーディネートすれば、統一感のあるおしゃれな外観になりますよ。

寒色系のインテリア

インテリアにブルーやグリーンといった寒色系のカラーを取り入れると、体感温度が涼しく感じられます。

たとえばカーテンやクッションといったファブリック類であれば、コストもさほどかからず交換可能です。

夏にぴったりの麻素材や涼しげなレースなどを取り入れれば、見た目にもおしゃれでおすすめですよ。

冷感素材パッド

最近ではインテリアメーカーや量販店などでも、冷感素材の製品が数多く登場しています。

触るとひんやりした感触があるのが特徴で、暑い夏にはぴったりです。

たとえばリビングのラグやベッドの敷きパッド、クッションカバーなど肌に直接触れるアイテムに取り入れると効果抜群です。

とくに就寝時には体を冷やしすぎないようにエアコンをオフにするケースも多いので、熱中症対策としても有効でしょう。

その際、取り外してすぐに洗えるタイプにしておくと毎日清潔に使えておすすめです。

室内の暑さ対策・行動編

ここでは、室内での体感温度を下げるための対策・行動編を紹介していきます。

インテリアグッズよりもさらにお手軽に挑戦できるため、ぜひ試してみてください。

打ち水をする

打ち水とは、家の周りに水をまくことで気化熱により温度を下げる手法を指します。

日本では古くから夏場の暑さ対策として行われており、最近ではヒートアイランド対策としても再び注目されています。

庭や道路といった地面だけでなく、ベランダ、エアコンの室外機にも水を撒くのも効果的。

とくに室外機は、本体の温度が下がることで消費電力が抑えられるという嬉しい効果もあります。

水をまく際には、周囲の迷惑にならないように配慮するようにしましょう。

空気を入れ替える

外出から帰宅したときなどは、部屋の中に熱気がこもっていることがあります。

そんな時にはすぐに冷房を付けず、まずは窓を開けて室内の空気を入れ替えるのがおすすめです。

これにより無駄な冷房コストを掛けることなく、効率よく快適な室温にできますよ。

またその際には、サーキュレーターや扇風機といった器具を使うとよりスピーディーになります。

植栽を育てる

窓際に朝顔やヘチマといったつる性植物を育てると、自然のカーテンとして活用できます。

ガーデニングの趣味も兼ねられるので、楽しみながら暑さ対策ができそうですね。

少々お手入れの手間は掛かってしまいますが、自然に優しい方法としておすすめです。

室内の暑さ対策で快適に暮らそう

階下からは見えないけど息遣いが聞こえるスタディスペース

ここまで、暑い夏に取り入れたい室内の対策についてご紹介してきました。

建築設計時に検討したい間取りの方法から、住んでからでも取り入れられるインテリアグッズなど、様々な方法があります。

ライフスタイルや予算などに合わせて、ぜひご自分の住まいに合った方法を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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