こんにちは、ネクストハウスです。
注文住宅購入をご検討されているみなさん、住宅ローンの借り入れはもうお済みですか?
住宅を購入する際に多くの方が利用する住宅ローンですが、「実際にどのくらいの額を借りられるのかがわからないし、わざわざ自分で聞きに行くのは面倒」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ご自身で簡単にできる、住宅ローンの借り入れ可能額の計算方法をみなさんに伝授したいと思います。
○借入額を計算するのに必要な数字
住宅ローンの借り入れでは、各金融機関で審査を受ける必要があります。
借り入れ審査に必要な数字にはどのようなものがあるのでしょうか。
◆審査金利
銀行が、住宅ローンが審査をする際に設ける金利のことで、各銀行によって異なります。
一律の金利を定めているところもあれば、実際に借入する金利で審査しているところもあります。
◆返済負担率
年収の何%までを住宅ローン返済に充てることが可能かという基準のことです。
これも各銀行によって異なりますが、30%程度が相場といったところでしょうか。
◆既存の借入
マイカーローンなど、すでに別の借入がある場合にも、住宅ローンで借り入れできる額が変わってきます。
他の借入がある方は、その返済分も先述の「返済負担率」に含める必要があります。
ただし、住宅の引渡し前までに現在借入中のローンの返済を完済予定、または残債を一括返済して完済できる場合には、この借入分を返済負担率から除外して計算できます。
○借入可能額の計算方法
実際に借入可能額を出すには、どのような計算をすればよいのでしょうか。
1)自分の年収×返済負担率=年間の借入限度額
2)年間の借入限度額−(年間の)既存の借入=実際の年間借入限度額
3)実際の年間借入限度額÷12ヶ月=月間の借入限度額
4)審査金利を用いて、100万円を何年で返済するか設定し、借入した場合いくらになるか計算
5)月間の借入限度額÷4)の結果
借入限度額は、5)で出てきた結果となります。
フラット35を利用し、審査金利が1,2%、返済負担率が年収400万円未満で30%、400万円以上なら35%、既存の借入なしで計算した場合、年収が350万円で2,990万円、年収600万円で5,990万円という計算になります。
今回は住宅ローンの借入可能額について、借入審査に必要な数字と実際の計算方法についてお話ししてきました。
1つ気をつけてほしいのは、借入可能額と、実際に返済していける額は別ということです。
そのため、数字の面で問題がなくても審査に落ちるということもよくあります。各銀行ともよく話し合って、最適な借入ができると良いですね。