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自家用車を所有している方であれば、「新居での駐車スペースどうしよう?」と頭を悩ませる場面があります。
確かにそのまま駐車するケースもありますが、「カーポート」は、快適性や安全面をアップさせてくれます。
しかしただ建てるだけのカーポートでは、後から後悔した!というケースにつながりやすいのです。
今回は快適な一戸建てにするために、「後悔しないカーポートを作る!」にクローズアップしてみましょう。
一体どんな場面で後悔するのか。そして後悔しないためのポイントはどこなのかなど、建てる前だからこそ知っておきたい情報をまとめました。
ぜひあなたの家づくりに、お役立てください。
コラムのポイント
・カーポートを建てるにも費用が発生します。
カーポートのメリットを知り、費用分の効果が期待できるのかをしっかりと判断しましょう。
・失敗しないカーポートにするためのポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。
しっかりとチェックしてプランニングに活かしていきましょう。
カーポートのメリットとは
カーポートをつくって後悔した!と思わないためには、「なぜ、カーポートをつくるのか」という目的が大切です。
ここではカーポートのある暮らしでは、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
出典:LIXIL
屋根付き駐車場「カーポート」では、下の様なメリットを感じることができます。
○ 天候を気にせずに、車の乗り降りができる
悪天候の時でも濡れずに乗り降りできる部分は、カーポートのある生活の大きなメリットでしょう。
特にまだお子様が小さいというご家庭や、年配のご家族がいるご家庭ではとても重宝します。
また身体が雨に濡れないことも魅力のひとつですが、足下に水分が溜まりにくいため「安全面を保つ」効果も期待できます。
車に乗る人はもちろん、車内にも雨が入り込まないのはうれしいですね。
○ 直射日光を避けることにより、夏の車内温度が上昇するのを防ぐことができる
カーポートに屋根を付けることで、車に直射日光が当たりにくくなります。
そのため「車内温度の上昇を抑える」「車への劣化防止に役立つ」など、快適性だけではなく自動車の品質保持にも役立ちます。
○ 鳥の糞などの自然被害を防ぐことができる
カーポートにより雨や風を直接受けることを防ぐことで、自家用車の汚れを防ぐ効果も高まります。
車の汚れの中でも特に注意したいのが、「鳥の糞」です。
野生の鳥たちは、体内に様々な菌やウィルス、寄生虫を持っています。
そのため時に様々な病気やアレルギーを人間にもたらすケースも少なくはありません。
また車のボディに鳥の糞が付くことで、塗装面の劣化にもつながります。
上であげたようにカーポートは、春夏秋冬いつでも快適な空間をつくってくれます。
後悔しないための3つのポイント!カーポート失敗例から学ぼう
いろいろな魅力や空間をサポートしてくれるカーポートですが、作り方によっては後悔につながるケースも考えられます。
ここではカーポートを建てた先輩が「こうしておけばよかった!」「失敗した!」と感じたこと。
そしてそれに対する「ワンポイントアドバイス」をご紹介します。
カーポートを設置したのに「思ったより車が汚れてしまう」
ガレージとは違いカーポートは、屋根と柱だけでつくられています。
そのため真上からの紫外線や雨、雪から車を守りますが、横からの風や砂ぼこりに弱いという弱点があります。
こんなに汚れるなら「ガレージにすれば良かったかなぁ」と感じてしまう場面もあるかもしれません。
<ワンポイントアドバイス>
自動車の周りを囲うサイドパネルのオプションを取り付けることも方法のひとつです。
横からの雨風、砂ぼこりなどから車をガードすることができ、周りからの視線を遮る効果も期待できます。
しかし設置の際には、車までの行き来を考え「動線の邪魔にならない」ようすることが大切です。
カーポートが住宅のデザインを邪魔してしまうケース
利便性が高く、快適性をアップさせてくれるカーポートであっても、住宅の印象を下げてしまっては効果が半減です。
また天候が悪い時、カーポートに行くまでに濡れてしまっては「せっかくカーポートをつくったのに・・・」と後悔するケースにつながりやすいのです。
<ワンポイントアドバイス>
今はいろいろなデザインや素材もあり、色合いもセレクトすることができます。
そのため新築時に設置することで、建物との調和や統一性を持たせやすくなります。
また、カーポートに移動する動線は「住宅建築時」の方が計画しやすいのです。
○ 家から自動車まで移動がしやすいか。
○ カーポートが付くことにより、日当たりや風の入り方への影響が予想できる。
○ 自動車の出し入れがしやすい位置に設置できているのか。
など、新築時にカーポートを一緒に計画することで暮らしやすさが格段にアップします。
カーポートのサイズにより車種が限定されてしまう
カーポートを建てる際、「今ある車を駐車するイメージ」で建てる方がほとんどです。
しかし所有する自動車の車種により、必要となる広さが変化するためです。
そのため、建てた後に「空間に余裕がなく、乗り降りに苦労している」「大型の車に買い替えたかったのに、サイズが小さくて入らない」というケースも結構多いのです。
<ワンポイントアドバイス>
例えば軽自動車の場合、全長3.4m、全幅1.48m位が一般的なサイズになります。
また家族みんなが乗れるワンボックスカーの場合、全長4.5m、全幅1.68mとなるため、カーポート自体も大きめなものが必要となります。
カーポート建築時は、
○ カーポートは何台分が必要なのか。
○ 車の種類はどのようなタイプで、将来大型の車に乗り換えることを考えているか。
○ 家族がもう1台、車を購入するケースが考えられるのか。
など、「今の暮らし+将来のこと」を視野に入れ確認・検討しておきましょう。
参考コラム>>平屋をガレージ付きにする際のポイントと注意点を紹介
カーポートの位置により、ご近所トラブルにつながるケースも
快適なカーポートにするためには、設置する位置や暮らしている地域の特性に加え、周辺への配慮を視野に入れることが大切です。
カーポートの位置は、「移動しやすい」「駐車のしやすさ」の他にも、風向きや日当たりなどの自然環境も計算に入れておくことが必要です。
例えば、設置する場所によってはカーポートの影が庭やリビングにかかり、生活空間の日当たりが悪くなってしまうケースがあります。
またこの影やカーポートの屋根から落ちる雨や落ち葉などが隣敷地に入ってしまうことで、余計な近隣トラブルにつながることも考えられます。
新築建築時であれば、住宅のプロによるアドバイスや住宅パースでのイメージ図などイメージしやすいよう手伝ってくれます。
「建ててからこんなはずでは・・・」と失敗するケースを回避することもできます。
一戸建ての建築は、賃貸のように住まいを環境に合わせて異動することは難しくなります。
隣敷地との距離を適度に保つなど、隣敷地との距離や位置関係を考えた設計などを取り入れていきましょう。
まとめ:ライフスタイルに合わせたカーポートを
今回は快適な一戸建てにするために、「後悔しないカーポートを作る!」にクローズアップしてみましょう。
カーポートをつくる立地条件や目的、そして家族構成やライフスタイルによっても「快適なカーポート」は変化します。
新築時にカーポートを含め外構をプランニングすることで、全体の費用目安も立てやすくなります。
ネクストハウスでは、お客様のどんな小さな声にも耳を傾けています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
お客様ご家族のこだわりやライフスタイルに寄り添った家づくりをお手伝いしています。
迷ったらぜひお気軽にご相談ください。
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