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「駐車場」は家の住み心地を左右する│駐車場計画のコツを解説

「新築で駐車場をどんな風に計画すればいいか分からない」

新築を計画している人で、こう思っている人もいるでしょう。

駐車場は日々の生活を送るうえで重要な要素です。
車の配置や駐車場の広さ、カーポートの有無など、事前に計画しているかどうかで満足度に違いが生まれます

本記事では駐車場の「配置や広さ・タイプ・素材」の3つについて解説します。

適切な駐車場計画を行い、日々の生活を快適に送れるようにしましょう。

コラムのポイント
・駐車場の配置・必要な広さがわかる
・駐車場の屋根タイプがわかる

・駐車場の素材がわかる

 


目次
■駐車場の「配置と広さ」を考えよう
■駐車場の「タイプ」を考えよう
■駐車場の「素材」を考えよう
■まとめ│駐車場は土地選びの段階で計画しよう


建築実例

駐車場の「配置と広さ」を考えよう

道路と直角で使いやすい駐車場を持つ家

駐車場計画を立てるときは「配置と広さ」が重要です。

適切な計画を立てられれば、出庫や駐車のときにストレスを感じず使用することができます。

駐車場の配置

「車の配置方法」は大きく2つ、道路に対して直角に配置する方法と並列に配置する方法があります。

よく使われるのは道路に直角に配置する方法です。
頻繁に使われる駐車方法なので、ストレス無く駐停車ができるでしょう。

車の長さだけ建物を後退させることになるので、奥行きのある土地で採用しやすい駐車方法です。

次に道路に並列に駐車する方法を紹介します。
並列駐車は駐車場の奥行きを取らずに駐車することができます。

奥行きのない土地でも駐車場を確保しやすい一方で、一度駐車すると停めた方向の逆方向には出庫しづらいので注意が必要です。

駐車場の広さ

「駐車場の広さ」は国土交通省の制定している「駐車場設計・施工指針」を参考にすると考えやすいでしょう。

この指針では、普通車なら幅2.5m×長さ6mを確保するよう指示されています。

例えばこの駐車場にトヨタ シエンタ(幅1.7m×長さ4.26m)を駐車すると、長さ方向はトランクも開けることができ問題なさそうです。

一方で駐車すると残りの幅は0.8mで、左右40cmのスキマしかありません
成人男性の肩幅が45cm程度と考えると、余裕がほとんどないことが分かります。

可能であれば、あなたの持っている車の幅に加えて左右80~90cmを確保してあげると日々の使い勝手がよくなるでしょう。

将来的に自転車やバイクを置く可能性がある場合は、車の駐車スペースに加えて二輪車用のスペースも確保しておくとストレスのない駐車場になるでしょう。

駐車場の「タイプ」を考えよう

ガレージハウスのある重厚な雰囲気の家

大きさや配置のことが分かったところで、次にどんな駐車場にするか考えましょう。

一般的には「青空駐車場・カーポート・ガレージハウス」の3種類から選択することになります。

費用のかからない「青空駐車場」

カーポートやガレージを作らない「青空駐車場」費用がかからない点が最大の特徴です。

建築時の費用に加えて、固定資産税もかからず、メンテナンスコストもかかりません。

駐車場と玄関の距離が近い場合は青空駐車場でも問題ないでしょう。

また、カーポートでもガレージでも「柱や壁の分、駐車スペースが狭くなる問題」がありますが、青空駐車場なら広々駐車でき土地を最大限活用できます。

雨をしのげる「カーポート」

梅雨時期など、雨が降っているときでも濡れずに車に乗れるのが「カーポート」のメリットです。

人が濡れることも防いでくれますし、車が濡れたり、太陽光で劣化することも防いでくれます。

冬になると車の窓ガラスが凍りつくことがありますが、カーポートがあれば窓ガラスは凍らず、氷を除去する手間を省くことができます。

カーポートのデメリットは一般的には既製品を使用するため、建物とのデザインの調和が難しい点です。
高さもあるため製品によっては圧迫感を感じることもあるでしょう。

近年は木目調の製品や透明度を高めた製品も販売されているので、カーポートを導入する場合は検討してみましょう。

家とデザイン一体「ガレージハウス」

「ガレージハウス」は建物と駐車場を一体化した家を指します。
建物と一体感のあるデザインに仕上げることができるので、3つの中で最もデザイン性が高い駐車場といえるでしょう。

カーポートは屋根で車を守る形式でしたが、ガレージハウスは壁も付属し、シャッターが付属していればさらに雨風に強い形態です。
シャッターがあれば外部との接触を遮断できるので、車の防犯性能が最も高いタイプでもあります。

ガレージは車を駐車するスペース以外としても利用でき、雨の日でもアウトドア用品の手入れをしたり、バーベキュースペースとしても活用できます。

デメリットは屋根と壁を作ること、換気設備や照明設備を設置することにより、建築コストが最も高額になることです。

駐車場の「素材」を考えよう

タイルを使いおしゃれに仕上げた駐車場兼アプローチ

駐車場で車を守るための屋根・壁を確認したので、次は床面の素材を確認してみましょう。

メンテナンスがラク「コンクリート」

最も一般的な駐車場の仕上げは「コンクリート」です。

コンクリートは他の仕上げに比べて耐久性が高く、重量のある車に踏みつけられても長い間耐えてくれるでしょう。

日々のメンテナンスも不要で、汚れが気になったときに水で洗い流せばキレイになります。

数十年が経過し、ひび割れが目立ってきたときに再施工するイメージでよいでしょう。

デメリットは、コンクリートならではの人工物感で無機質な印象を与えてしまうことです。

また、設置費用は後述する砂利敷きに比べると高額になります。

長い目で見ると手間がかからず、費用も程々なおすすめの仕上げです。

面積が大きくなると安価「アスファルト」

道路工事で広く用いられている「アスファルト舗装」

ショッピングモールや役所の駐車場など車が通過するところで広く用いられますが、一般住宅で用いられる事例は少ないです。

その理由はアスファルトがコンクリートに比べて特殊な機械を用いるため、狭い範囲の施工では高額になってしまうからです。

逆に、広い範囲を施工する前提であれば、アスファルト舗装を導入するメリットが出てくるので、駐車場を広く取りたい場合には検討の余地があるでしょう。

もう一点、アスファルト舗装には「柔らかい」デメリットがあり、コンクリート舗装に比べると早期に再施工・補修する必要が出てきます。

隙間が多いので雑草が生えやすい特徴もあり、メンテナンスフリーではない点にも注意しましょう。

安価に済ませたいなら「砂利敷き」

「砂利敷き」も住宅の駐車場で用いられることの多い仕上げです。

一般に流通している砂利を持ち込んで転圧するだけで施工が完了するので、最も安価に仕上げることができます。

撤去するのもコンクリートやアスファルトに比べると簡単なので、庭の使いみちが決まっていない場合や将来他の仕上げに変更する場合は、一時的に砂利仕上げにするとよいでしょう。

デメリットとしては砂利は簡単に動くので、車が何度も通過するとその部分だけ砂利が動き、へこんでしまい水たまりができてしまいます。

小石や砂が靴にくっつき、玄関や車内を汚す原因にもなるので長く使うならコンクリート仕上げなどを選択する方が満足度が高くなるでしょう。

デザイン性重視「インターロッキング」

こだわったお家の舗装で見られる、レンガや天然石を敷き詰めた「インターロッキング」舗装は高いデザイン性を誇ります。

職人が手作業で仕事を行うので手間賃がかかり、材料代も高額になるので最もコストがかかる仕上げです。

さらに車の往復で沈み込みや浮きが出ることもあり、部分的な再施工のコストも見込む必要があります。

費用はかかりますが、建物と調和した完成度の高い駐車場が得られるのでこだわり派の人に勧められる仕上げです。

まとめ│駐車場は土地選びの段階で計画しよう

玄関が近く使いやすい駐車場

駐車場の「配置と広さ・屋根壁のタイプ・素材」について解説を行いました。

大事なことは、駐車場は建物と一緒に考えるべきであることです。

特にカーポートやガレージハウスは建築時に考えておかないと、柱スペースの確保などから施工できない場合もあります。

使い勝手とデザイン性を両立する駐車場を作るため、理想の駐車場はどんな形か早い段階で考えておきましょう。

ネクストハウスでは、自宅にいながらプロに相談できる「おうちでオンライン相談」を実施しています。

駐車場のことで事例を知りたい、疑問がある…。という人はお気軽にご相談くださいね。

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ネクストハウス

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特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号

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