平屋をガレージ付きにする際のポイントと注意点を紹介

 

平屋を建てるうえで、広い敷地を活かすため間取り設計にこだわる方は多いでしょう。その際、車を所持している方であればガレージも間取り設計に組み込まなければなりません。では、平屋のガレージはどのようなタイプが人気で、どれくらいの間取り、価格を見込んでおけばよいのでしょうか。

 

今回は、平屋のガレージ設計についてそのコツや価格相場を紹介していきます。せっかくの平屋なので、ガレージにもこだわって間取り設計を行いましょう。

 


目次
■ガレージは大きく分けて3タイプ
■平屋にガレージハウスをつくる際の間取りの考え方
■ガレージハウスのメリット・デメリット
■平屋にガレージハウスをつくる際の価格相場
■まとめ│平屋のガレージハウスは間取りと価格をバランスよく検討しよう


建築実例

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■ガレージは大きく分けて3タイプ

ビルトインガレージのある家

 

平屋の外観の一角を担うガレージ、その種類は大きく分けて3タイプがあります。敷地の広さや家の間取りとも照らし合わせて最適なタイプのガレージを選択しましょう。

 

・分離型

 

車庫やカーポートといった、住居とは別のガレージ専用スペースです。車の台数にもよりますが、車が置ける分の土地を確保できるのであれば住宅に隣接する場所に車を保管できるため、新築時でなくとも後からつくり足すことができます。

 

ガレージ本体は既製品だと車1台分で約40万円前後、基礎工事から土間コンクリート打ち、組み立て工事が必要となるため、ガレージ本体以外の工事費を合わせると総額80万円前後となるでしょう。

 

・ビルトインガレージ

 

2階建ての中古住宅など増改築といったリフォーム時に、建物の1階部分を車庫のように利用するパターンです。もともとがガレージスペースではないため、開口部を広くしたり騒音・排気などの対策を行うことで別途費用がかかります。

 

あくまでリフォームであるため、新築時に同様のガレージをつくる際と金額は異なりますが、数百万円前後かかるとみてよいでしょう。後付けのビルトインガレージは新築時につくるよりも費用が割高となります。

 

・ガレージハウス

 

ガレージハウスは新築時にガレージを住居の一部として組み込んだパターンです。ガレージスペースとしては車1台分で間口3m~3.5m、奥行き5.5m程度(約4~5坪)となります。また、車2台分では約8~10坪必要です。

 

新築時からガレージを組み込んだ間取り設計ができるため、外観デザインにも統一感があり、設計上のコストも抑えやすくなるでしょう。あらかじめガレージが必要だと分かっているのであれば、新築時から住居と共に間取りに組み込むのがおすすめです。

 

■平屋にガレージハウスをつくる際の間取りの考え方

 

平屋の住居と別の場所にガレージをつくる場合、土地さえ確保できれば難しい問題はありません。しかし、平屋に多く見られるのはガレージハウスであり、これは住居とガレージが同じ建物となるため、いくつか注意しなければならない点があります。

 

・居住スペースを確保したうえで間取りを考える

 

平屋にガレージハウスをつくる際は、間取り設計の時点でまず居住スペースの間取りを確保しましょう。そのうえでガレージをつくるスペースがあるのであれば、隣接するガレージスペースの間取り設計をするのがおすすめです。

 

しかし、ガレージスペースは十分な広さがないと使い勝手が悪く、車のサイズによってはさらに広いスペースが必要となることもあるので、住居スペースとの兼ね合いからそもそもガレージハウスにすることが困難である可能性もあります。

 

そのため、あらかじめ間取り設計上必要な広さをよく検討し、余裕をもってガレージや住居の間取り配置をしていきましょう。

 

・車の振動を感じさせない工夫が必要

 

ガレージハウスで最も注意しなければならないのが騒音・振動問題です。とくに夜間では、エンジン音や車の振動によって家族の睡眠を妨げてしまうようなことにならないようにしましょう。このとき重要なのは、ガレージと隣接する場所に寝室やリビングを設置しないことです。

 

車が好きでリビングからも車を楽しみたいという方であれば防音&振動対策をしっかりとし、そうでない場合には、極力家族で過ごすスペースや個人で静かに過ごすためのスペースとガレージを隣接させるのは避けましょう。

 

・家とガレージをつなぐ室内用のドアを設置する

 

ガレージハウスにする場合には、玄関とは別にガレージから直接家に入ることができるドアを設置するのがおすすめです。買い物から帰ってきたときなど、重い荷物をもって玄関まで歩いていくよりも直接ガレージから家のなかに入ったほうが明らかに負担は軽くなります。

 

そのため、間取り設計の段階であらかじめガレージから家につながる連絡通路を組み込んでおくとよいでしょう。生活動線を確保する目的もあり、ドア一つ設置するだけでも便利であるため、おすすめです。

 

■ガレージハウスのメリット・デメリット

 

ガレージハウスを設置することで、見た目の良さや生活に便利な点は多々あります。しかし、なかには平屋をガレージハウスにしたことで生活に不便さを生じてしまうこともあるようです。ここでは、ガレージハウスのメリット・デメリットについて紹介していきます。

 

・ガレージハウスのメリット

 

ガレージハウスのメリットとして挙げられるのは以下のようなものです。

 

①車を雨風から守ることができる

②防犯性が高い

③荷物の出し入れが楽

④駐車場を借りるコストがかからない

⑤節約効果も望める

 

①~③に関しては主に暮らすうえでの便利な点です。一方、④、⑤に関しては外部に駐車場を借りるとなれば毎月固定費がかかってしまうため、長い目で見れば自宅にガレージをつくる方がコストも安くなるといった考えですね。

 

また⑤については、ガレージの広さが延床面積の5分の1未満の場合、ガレージ分は床面積に含まないといった措置があります。そのため、同じ広さの建物でもガレージハウスの方が床面積が狭い分「固定資産税」が安くなるのです。これはとくに土地が高い都心部では大きなメリットとなるでしょう。

 

・ガレージハウスのデメリット

 

一方、ガレージハウスのデメリットには以下のようなものが挙げられます。

 

①居住空間が狭くなってしまう

②家を建てた後でガレージハウスのサイズ変更が難しい

③建築費が割高になる

④換気や防音、照明といった設備が必要

 

①、②については間取り設計の段階で無理をしないことが重要です。まず優先すべきは家族の居住スペース、そして間取りに余裕があるのであればガレージの間取りを検討するとよいでしょう。無理やりガレージを組み込んでしまうと、後々車を乗り換える際ガレージのサイズの兼ね合いで車のサイズも限られてしまうことがあります。

 

また、③、④については、ガレージハウス自体建築費がかかる設備であり、換気や防音といった対策は必須です。そのためどうしても建築費がかかってしまうため、予算に限りがあるのであれば無理にガレージハウスをつくらず、分離したガレージスペースを確保するとよいでしょう。

 

■平屋にガレージハウスをつくる際の価格相場

 

平屋にガレージハウスを設置する場合、どれくらいの価格になるのでしょうか。

 

仮に30坪の平屋に車2台分のガレージ(約8~10坪)を設置する場合、延床面積38~40坪の平屋住宅ができることになります。その際、平屋自体の坪単価を60万円とすると、居住スペースが30坪×坪単価60万円=1,800万円となり、ガレージスペースが10坪×坪単価80万円=800万円、総額で2,600万円程が相場です。

 

あくまで参考であり、住む地域や施工会社によって坪単価や工事費が変わるので、必ずプランを立てる際に見積もりをとるようにしましょう。

 

■まとめ│平屋のガレージハウスは間取りと価格をバランスよく検討しよう

 

平屋を建てる際、車を所持しているのであれば駐車スペースが必要となります。せっかくの平屋なので、住居スペースと同じ敷地内に車を停めておきたいと考える方がほとんどでしょう。その場合、分離型にするのか、ガレージハウスにするのかは予算や間取りを考慮して検討するのがおすすめです。

 

それぞれメリットや価格も異なるため、あくまで居住スペースを確保したうえでガレージの間取りを考えるのがポイントとなります。今回の記事を参考に、暮らしをより快適に、かつ見た目もおしゃれにしたいのであれば、ガレージハウスという選択肢があることを覚えておいてください。

 

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