目次
シンプルで無機質なモダンスタイルの家は、現代の住まいづくりにおすすめのデザインです。しかし、シンプルな分おしゃれに仕上げるのは難しいという印象を受ける方が多いようです。
そこで今回は、モダンスタイルの家をおしゃれに仕上げる方法を、建築実例をもとに考えてみましょう。内装・外装ごとにおしゃれなモダンデザインの作り方も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
■モダンスタイルの家の特徴
■モダン注文住宅の写真付き建築実例
■モダンな外観デザインの作り方
■モダンな内装デザインの作り方
■まとめ
建築実例
■モダンスタイルの家の特徴
伝統的な造りの家に対し、現代的な暮らしに合わせたシンプルで機能的な造りがモダンスタイルの特徴です。一言でモダンスタイルといってもたくさんの種類があり、和モダン・シンプルモダン・ナチュラルモダンなど多くのテイストが選べます。
それぞれのモダンスタイルに共通している点としては、余計な装飾の無いシンプルなデザインが挙げられます。直線を基本とした外観や内装は流行の影響を受けづらく、飽きることなく暮らすことができる点が大きなメリット。建物自体がシンプルなためさまざまなインテリアと合わせやすく、好みが変わっても模様替えで対応できるのも魅力ですね。
情報と流行の移り変わりが激しい現代の住まいづくりにおいて、モダンスタイルの家はおすすめの選択肢です。
◼モダン注文住宅の写真付き建築実例
お施主様のご要望を盛り込み、実際に建築したモダンデザインの注文住宅事例をご紹介します。ここには掲載し切れない画像をそれぞれの物件ページに載せていますので、気になる物件はそちらもチェックしてみてくださいね。
・シャープな片流れ屋根のモダンな外観
モノトーンのシンプルな外観に、直線的な片流れ屋根を組み合わせたモダンな外観です。玄関側の窓をすべてスリムなスリット窓で統一し、全体をシャープな印象でまとめています。二階と玄関の縦スリットを合わせているのも、モダンな印象を演出するテクニック。
・シンプル&高級感のある内外装
少し高台になった玄関側の外観は屋根が見えないため、シンプルでスタイリッシュな印象に。玄関側は引き違い窓を避け、中残の無いスタイリッシュな窓を複数配置して採光を稼いでいます。玄関内はホワイトにまとめたシンプルモダンな造りに、間接照明をプラス。程よいアクセントで高級感も演出しています。
・3階建ての都会モダンスタイル
土地の確保が難しい都会にピッタリの3階建てモダンスタイルです。床面積を確保することで1階にガレージスペースを設け、利便性と運用コストの削減につなげています。縦横の直線で構成した外観はすっきりした印象で、高さによる圧迫感を与えません。内装はナチュラルウッドとホワイトでまとめたシンプルモダンスタイルで、廊下の無いリビング階段も現代的。
◼モダンな外観デザインの作り方
家の外観は訪れるお客さんの印象に大きく影響するため、せっかくならおしゃれに見せたいですよね。外観をモダンでおしゃれに仕上げる方法を見ていきましょう。
・シンプルな片流れ屋根
なるべく装飾を抑え最小限の構成が用いられるモダンスタイルには、シンプルな片流れ屋根が非常にマッチします。棟や谷などの曲がり角がなくなり、材料や手間を抑えて建築コストを抑えるのにも役立ちます。屋根の角度や方向を調整すれば屋根面が見えなくなるため、さらにすっきりしたモダンな印象に。
外観が一気におしゃれなモダンスタイルに近づくおすすめのデザインですので、ぜひ採り入れてみてください。
・すっきりしたFIX窓
古くから日本の家で用いられてきた引き違い窓は、見かける頻度が高いためどうしてもおしゃれな印象から遠ざかります。すっきりしたモダンスタイルを目指すなら、シンプルなFIX窓や滑り出し窓などを検討してみてください。
上でご紹介した事例にも使用してるような、縦長や横長のスリット窓は引き違いだと作れません。窓は外観デザインに大きく影響しますから、自由度が高いFIX窓の方がモダンスタイルに近づきます。ただし、リビングなど採光を確保したい場所やバルコニーへの出入り口などは、引き違い窓の方が便利です。一般的には玄関や通りに面している部分が「家の顔」となりますのでFIX窓を使い、南側の窓は大きな引き違い窓にするなど使い分けましょう。
・外壁の凹凸を抑え直線的にする
モダンな家はシンプルにするほどおしゃれに仕上げやすくなるため、外壁の凸凹を無くし直線的に仕上げるのも効果的です。土地の形や間取りとの兼ね合いもありますが、なるべく張りや欠けの少ない外観を目指しましょう。
形がシンプルになるほど、窓の形やツートンカラーなどのアクセントが際立ちおしゃれに見えます。おしゃれな仕上げを目指すとついいろいろな要素を盛り込みがちですが、ごちゃごちゃするとおしゃれに見えません。モダンスタイルについてはなるべくシンプルな形を心がけ、さりげないアクセントでおしゃれ度アップを狙いましょう。
建築実例
◼モダンな内装デザインの作り方
続いて、内装をおしゃれなモダンデザインに仕上げるテクニックを見ていきましょう。毎日目にする場所ですから、お気に入りのデザインにして楽しく過ごしたいですね。
・間取りをシンプルにする
内装についてもモダンデザインの基本的な考え方は同じなので、まずは間取りをシンプルにつくることを心がけましょう。外観でご説明したようになるべくお部屋の凸凹を無くし、直線で構成するとすっきりしたモダンデザインになります。
内装も外観と同じように、間取りがシンプルになることでカラーや材質のアクセントが引き立ちます。さりげないポイントカラーなどを効果的に使い、おしゃれなモダンスタイルに仕上げましょう。
・アクセントウォール
部屋の壁一面だけカラーや材質を変えるアクセントウォールは、手軽にモダンな印象をつくれるおすすめのテクニック。ホワイトベースにダークカラーを加えてモノトーンの配色にしたり、ホワイトで統一して材質だけ変えたりさまざまなパターンがあります。お部屋全体に配置するとくどい印象になりがちな強いカラーも、ピンポイントならおしゃれな印象に。費用を抑えておしゃれに仕上げやすいため、ぜひ取り入れたいデザインです。
・廻り縁/巾木を目立たせない
壁・天井・床のつなぎ目に使う廻り縁や巾木は古くから日本の住宅で使われてきましたが、最近のモダンスタイルではなるべく目立たせないのがトレンドです。特に天井と壁の間につける廻り縁は意匠性の意味が大きく、無くても支障がないため最近はつけない家が多いです。
床と壁の間につける巾木は、スリッパや掃除機が当たって傷つくのを防ぐために欠かせません。一昔前はフローリングのカラーと合わせるのが主流でしたが、最近のモダンスタイルではホワイトやベージュで壁と合わせます。巾木の存在感を無くすことで、すっきりとした現代的な印象になります。
・ダウンライトやダクトレール照明
無駄を省いた機能的なデザインにするため、一般的なシーリングライトは避けてダウンライトやダクトレール照明を活用しましょう。
出っ張りのないダウンライトは現代的なモダンデザインと相性が良く、とにかくシンプルに仕上げたい方におすすめ。ダクトレール照明はおしゃれなショップのような印象を演出しやすく、器具の位置や種類の交換もカンタンです。器具自体がおしゃれなアクセントにもなりますので、シンプルなモダンデザインとの相性も抜群。照明にこだわるならぜひ採り入れてみてください。
・リビング階段
廊下を省いたリビング階段も昔の間取りで見かけることの少ない、現代的なモダン間取りの一つ。壁の量が少なく間取り全体がシンプルになり、床面積の節約になる点も大きなメリット。家族が必ずリビングを通る間取りはコミュニケーションを取りやすいため、現代の家づくりにマッチしているのもうれしいポイントです。
昔の家は断熱性や気密性が低かったため、空間が広くなるリビング階段は避けられていました。しかし、建材や工法の改善によって断熱性が向上した現代の住まいなら、部屋間の温度差がなく快適に過ごすことができます。
建築実例
◼まとめ：おしゃれなモダンスタイルの家はネクストハウスにおまかせを
シンプルで飽きにくいモダンデザインは、寿命が長くなっている現代の家づくりにマッチします。ちょっとした工夫やテクニックを採り入れて、おしゃれなモダンスタイルを目指しましょう。
ネクストハウスはさまざまなモダンスタイルに対応する5つの商品ラインナップをご用意しています。自由なプランニングでオリジナルのモダンな家づくりをサポートいたしますので、一緒におしゃれな家づくりを目指しましょう。
東京・神奈川を中心にモダンデザインを体感いただけるモデルハウスもご用意しています。お気に入りのデザインを見つけるために、ぜひご活用ください。
