テレワーク時代に対応する書斎の間取りアイデア

オープンスペースの書斎

あこがれの間取りに挙げられることが多い書斎ですが、最近はコロナ自粛の影響もありテレワークの普及でさらに需要が高まっています。しかし、「書斎は高い・贅沢」というイメージも強く、注文住宅の間取りで優先度が低くなってしまいがち。

そこで今回は、書斎の実例なども交えながら、無理なく実現できるアイデアを解説。間取りの失敗例なども把握して、在宅勤務をスムーズにこなせる書斎を手に入れましょう。

 


目次
■テレワーク時代は書斎の需要が増加
■書斎のタイプと特徴
■書斎の間取りでよくある失敗と対策
■書斎におすすめの間取りアイデア
■書斎の確保がむずかしいなら
■書斎の実例間取り集


 

■テレワーク時代は書斎の需要が増加

ホームオフィス

働き方改革の推進にも後押しされ、自宅で働くテレワークスタイルが広がったことにより、自宅書斎スペースの需要も増加しています。勝手知ったる自宅での在宅勤務は一見快適に見えますが、働きやすい環境を整えていないと苦労することも少なくありません。国土交通省が実施したアンケートでは、今回のコロナ対策で初めてテレワークに取り組んだ方の約10%が「自宅で仕事に専念できる環境が無かった」と回答しています。

今回のきっかけで在宅ワークは今後も普及が予想されますので、今からマイホームを建てるならぜひ書斎を検討したいところです。

参照:国土交通省:http://www.mlit.go.jp/report/press/content/001335990.pdf

 

■書斎のタイプと特徴

自宅のデスクスペース

自宅に作る書斎は、大きく3タイプに分けることができます。それぞれの特徴をチェックしましょう。

 

・完全個室

普通の独立した部屋として造る完全個室の書斎は、周囲の環境の影響を受けず集中しやすいのが大きなメリット。在宅勤務の悩みとして挙がりやすいウェブ会議中の音や映り込み問題も心配ありません。打ち合わせが多い方や、集中して取り組むクリエイティブ職の方におすすめの間取りタイプです。

 

一方、必要な床面積と費用を考えると設置ハードルが高い点はデメリット。エアコンや照明など、一部屋余計に用意するため建築コストは多くかかります。人によりますが、あまり狭いスペースだと閉塞感を感じやすい点にも注意が必要です。また、集中できる反面、お子さんの様子や煮込んでいる鍋を見るといった家事との両立は難しいです。

 

・半個室

ロフトなど周囲とは切り離しつつも、完全に壁で囲わないタイプの書斎。完全個室とオープンタイプの中間の使い勝手が特徴で、設置ハードルと費用のバランスがとりやすいです。うまく配置すれば視線を遮り、WEB会議などにも十分対応可能。ただし、防音性能はないためお子さんの声や洗濯機などの音には注意が必要です。

 

・オープンコーナー

リビングデスクや廊下の一角など、別の用途の間取りを有効活用して書斎にしてしまうのも一つの手段。ちょっとした追加費用で済み、床面積を消費しないため設置ハードルは最も低く実現しやすいのがメリットです。リビングで遊ぶお子さんの様子を見ながら仕事に取り組むこともできますね。

 

デメリットとしては、プライベートと仕事の切り替えが難しい点が挙げられます。お子さんも同じ空間にパパママがいるとつい甘えてしまい、集中するのが難しいこともあるでしょう。クライアントとのテレビ打ち合わせなど、生活感を出したくないシーンにも対応しづらいです。

 

設置のハードル 費用 テレワーク対応 家事の両立
完全個室 高い 高い 対応しやすい 難しい
半個室 中間 場合による 音には注意 対応できる
オープンコーナー 低い 抑えやすい 工夫が必要 両立しやすい

 

■書斎の間取りでよくある失敗と対策

デスクスペース

書斎がある家に住んだことのある方は少ないため、どのように作れば良いかはなかなか分からないものです。いざ作って後悔しないよう、よくある失敗例と対策を見ていきましょう。

 

・デスクチェアがうるさい

2階やロフトに書斎を設置する場合、使用するデスクチェアの種類によっては下の階に音が響くケースも。夜間働くスタイルだと家族の睡眠を妨げてしまうかもしれませんし、映画や音楽も楽しめないでしょう。下の階が水回りや廊下であれば問題ありませんが、寝室や居室の場合は注意が必要です。

 

⇒【対策】防音床材を使用する

特にフローリング仕上げでキャスター式のチェアはゴロゴロ音、固定脚のチェアは引きずり音が響きやすいです。クッションフロアやコルクフロアなど、音が響きにくい素材も検討しましょう。

 

・収納が足りない

最近は電子書籍の閲覧やPDF書類のやり取りなどが増えましたが、紙資料をはじめとした仕事関係の荷物は意外と多いものです。オフィスから自宅ワークスペースに移ると、共用だった物を自分用に用意する必要もあるため、書斎の収納は不足しがち。

 

⇒【対策】書斎の収納は多めに

デスク回りにはなるべく多めに収納を設けておくと使いやすいワークスペースになります。稼働式の棚など、入れるものに合わせて変えられると尚使いやすいです。もし収納スペースが余ったとしても、お花やおしゃれなアイテムを飾れば、仕事がはかどるかもしれません。

 

・コンセントが足りない

パソコンにルーター、スマホやデジカメなどのガジェット類の充電器など、デスク回りは多くの電化製品があります。夏は扇風機、冬は足元を温める小型ヒーターなど快適なデスクワークに必須の季節家電も少なくありません。コンセントが足りず延長コードだらけ…というのはよくある失敗例です。

 

⇒【対策】コンセントは数・場所ともに多く

書斎のデスク回りはなるべく多くのコンセントをバランスよく配置しましょう。デスクの上・下、棚の中、部屋の四隅など、多いからといって邪魔になることもありません。今後も電化製品の需要はどんどん増えていきますから、コンセントを多めに配置しましょう。できればブレーカーも書斎専用に個別の回路を設けておくと安心です。

 

・日当たりが良い/悪い

デスクの位置と窓の関係性は、書斎の快適性に大きく影響します。窓から入る光がモニターに直接あたる配置だと作業効率が低下します。かといって昼間からカーテンを閉め切ってしまうのももったいないですよね。逆に日あたりが悪く、一日中電気をつけなければいけない書斎も居心地がよくありません。

 

⇒【対策】窓と太陽、デスクの位置を計算する

書斎の窓を考える際は、時間ごとの太陽の動きとデスクの位置関係も考え、直射日光の影響を受けないような配置を考えましょう。小さい窓で大きな採光効果のあるトップライトは、直射日光の影響を受けづらいためおすすめです。

 

■書斎におすすめの間取りアイデア

スキップフロアの組み合わせ

利便性の高い書斎を目指すならぜひ取り入れたい間取りのアイデアを紹介します。

 

・畳

書斎自体を和室にしたり、ちょっとした畳コーナーを設けたりするのも意外とおすすめです。仕事が煮詰まったときなどちょっと横になって休憩が取れるため、リフレッシュしやすいのがメリット。い草のさわやかな香りも、仕事効率のアップにつながるかもしれません。

 

・来客用の出入り口

在宅ワークをきっかけに起業して独立、そんなこともあるかもしれません。または仕事で直接の打ち合わせなど来客が多い方は、玄関とほかに来客用出入り口を書斎に設けておくのも良いでしょう。家族とお客さんどちらも気まずい思いをせず、スムーズに打ち合わせができます。

 

・宅配ボックス&テレビドアホン

宅急便や訪問販売など、仕事中のインターホンは意外と集中を妨げるもの。日中一人で仕事に取り組むスタイルなら、テレビドアホンと宅配ボックスがあると仕事の効率アップにつながります。

 

書斎から近い場所にテレビドアホンがあれば来客を確認して、訪問販売など不要な対応をスルーできます。玄関に宅配ボックスを設置しておけば、WEB会議中に何か届いても席を外す必要がありません。もちろん普段の生活でもメリットが大きいので、これからの家づくりにはぜひ取り入れたい設備です。

 

■書斎の確保がむずかしいなら

スキップフロアの書斎スペース

冒頭でも述べましたが、床面積に余裕を持ちづらい日本の住宅事情では、書斎の優先度は低くなりがち。書斎を造るのが難しいときに検討したいアイデアをご紹介します。

 

・スキップフロア/ロフト

縦の空間を活かすスキップフロアやロフトは、床面積を消費することなくスペースを確保できる間取りです。吹き抜けなど高さのある間取りを検討する際は、中二階にうまく書斎を盛り込めるかもしれません。ただし、ロフトを屋根付近に作ると春~秋の間は室温が上昇するため、一年中仕事に使うのは難しい点には注意しましょう。

 

スキップフロアについては、こちらの記事もどうぞ。

【関連】平屋+スキップフロアのおしゃれな間取り|ロフトとの違い

・リビングにデスクスペース

オープンタイプの書斎を一番作りやすいのはリビングの中です。リビング階段下のデッドスペースや部屋の角など、居住空間を圧迫せずオープン書斎を設置しやすいです。ただし、リビングにはソファやテレビなど誘惑も多いため、袖壁を作って視線を遮るなど集中しやすい工夫も必要です。

 

■書斎の実例間取り集

写真で書斎の間取りをチェック。使い勝手やデザインにも注目してみてください。

 

【実例1】平屋スキップフロアの書斎

ステップフロアと書斎の組み合わせ

スキップフロアで床面積を増やした場所に設けた書斎スペースは、LDKにありながら視線を遮って集中しやすい環境です。リビングやダイニングの家族と適度にコミュニケーションを取れるため、子育てや家事との両立もスムーズ。

【事例の詳細はコチラ】

 

【実例2】2帖のミニ書斎

決して広くはない細長スペースにうまく配置したミニ書斎は、背後の窓から入る自然光のおかげで圧迫感を感じません。完全個室ではありませんが、3方向を壁に囲まれているので集中できる環境です。スペースが足りない場合もあきらめず、コンパクトな書斎も検討してみましょう。

【事例の詳細はコチラ】

 

 

■コロナショックによるテレワークブームが終わったら書斎は無駄になる?

2020年現在はコロナウイルスによる外出自粛の影響もあり、テレワークが急に広まった状態と言っても良いでしょう。これを機に在宅ワークが定着する可能性もありますが、企業によっては外出自粛解禁と同時にオフィス勤務に戻る場合もあります。

 

いま新築を考えている方にとっては、「書斎を造るべきかどうか」悩みどころだと思います。しかし、書斎は仕事以外にもたくさんの用途があるため、万が一テレワークブームが去っても無駄にはなりません。読書やプラモデルなど趣味に没頭する部屋、高校・大学受験のお子さんの勉強スペースなど、使い方は自由自在。夫婦ゲンカしたときの避難場所に使うという方も居ますよ。ライフスタイルに合わせて、いろいろな使い方を考えてみましょう。

 

■まとめ:理想の書斎は自由設計でつくる

職種やご家族の状況など、在宅ワークの取り組みはさまざまです。使い勝手の良い書斎も人によって異なりますから、自由な住まいづくりで理想の書斎プランを考えましょう。

 

ネクストハウスは自由設計の注文住宅でお施主様のイメージに柔軟に対応します。お家全体の動線や使い勝手に合わせた書斎プランのご提案もお任せください。ハイスペックな注文住宅をリーズナブルに建てる「オリジナルオーダーシステム」なら、予算に合わせたプランニングも可能です。

オリジナルオーダーの注文住宅

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東京・神奈川に実際の間取りをご確認いただける自社モデルハウスも御座いますので、お出かけのついでなどお気軽にご活用ください。お待ちしております。

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【ネクストハウスのモデルハウス情報】

 

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