目次
今住んでいるおうちでの暮らしで、なんとなく「無駄な動きが多い」と感じている部分はありませんか?
「洗濯機から物干し場までが遠くて往復が大変」「朝の家事で毎日あたふたしている」という人は、おうちの家事動線を工夫すると暮らしやすい家になります。
今回は延べ床面積30坪の家の間取り実例を紹介しながら、新築で検討したい家事と子育てをスムーズに楽しく行える間取り作りのポイントについて解説します。
コンパクトでも動線をしっかり検討して間取りをつくることで、住みやすい家になりますのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
■家事動線の良い間取りのポイント【リビング、LDK編】
■30坪で良い家事動線のLDK間取り実例
■家事動線の良い間取りのポイント【収納編】
■相模原市に32坪のリアルサイズのモデルハウスができました。
■まとめ|30坪の家は家事動線が住み心地を左右します
建築実例
■家事動線の良い間取りのポイント【リビング、LDK編】
・まず、キッチンを中心とした動線を考える
まずは、様々な家事の中心となるキッチンを中心にした動線を考えてみましょう。
キッチンは、朝、昼、夜、どの時間帯でも頻繁に使う場所。普段の動きをできるだけ明確にイメージして、現在の家がどんなふうに変わったらもっと楽かな?という視点で考えていきましょう。
・朝のキッチンまわりの動きをシミュレーション
特に、朝は朝食準備やお弁当作りでキッチン、洗濯で洗濯機、物干し場を行ったり来たりしますよね。
他にも、お子さんの着替えや通学準備など、やることはたくさん。
朝食も、キッチンからどのように提供するのか、家族はそれぞれいつどの場所で食べるのか、スタイルは様々な形があるものです。
朝の動きやルーティンは家族によって大きく異なります。だからこそ、しっかりとシミュレーションした上で、効率よくこなしていける流れを間取りで実現することが重要です。
■30坪で良い家事動線のLDK間取り実例
・忙しい朝はカウンタースタイルで朝食を
キッチンからダイニングテーブルへの配膳が意外と時間がかかると考えている人も多いのではないでしょうか。中には、料理をお皿に盛り付けてから、テーブルの全ての準備を整えているあいだに料理が冷めてしまうという人もいるかもしれません。
テーブルまでの動線を良くする方法として、調理台とテーブルが一体化したカウンター型ダイニングテーブルや対面型キッチンの採用が考えられます。
ダイニングテーブルとコンロ、洗い場、作業台が隣接していると、盛り付けしたお皿をすぐにテーブルに置けますし、食べたあとの食器を洗い場へ運ぶのも楽チンです。
このキッチンの間取りはほかの家族に配膳や後片付けをお願いしやすいのも大きなポイントです。面倒くさがらずにお手伝いをしてくれる習慣づけがしたいと考える親御さんにぜひおすすめしたいです。
カウンターテーブルで作業効率とコミュニケーションがアップ!
事例を詳しく見る:32坪のリアルサイズな家「相模台まちかどモデルハウス」
・35坪の実例:キッチンを通り抜け可能にして朝の洗濯、物干しが楽に
キッチンはLDKの角で片面が壁についていることが多いですが、片面を壁ではなく通路にして通り抜け可能にする間取りもおすすめです。
通りぬける先は各部屋にアクセスしやすい階段や玄関に続く廊下、洗濯機のある洗面脱衣所やサンルーム(室内干しをする場所)などのパターンが人気です。
また、キッチンから勝手口へ抜けて庭やサービスデッキにつなげると、リビングを通らずに物干し場へ行けるのでスムーズな動線になるでしょう。その場合は、洗濯機のある洗面脱衣所の位置からの動きをチェックしましょう。
キッチンの両側を通り抜けられるフラットアイランドキッチン
両側を通り抜けられる半個室の対面式キッチン
・30坪の実例:浴室、洗面脱衣所を2階のバルコニーとつなげる
洗濯やたたんだ衣類を効率よく片付ける間取りとして、お風呂関係の設備を2階に配置するパターンもあります。
物干しをする場所が2階のバルコニーなら一考する余地があります。洗面脱衣所の一部分に、部屋干しできるハンガーポールやワイヤーの場所をあらかじめ設けておくとさらに便利です。
洗濯専用の広いランドリースペース
・30坪の実例:LDKを多目的化してテレワークと家事・育児を両立
現在、自宅でテレワークと家事・育児を両立している方も多いと思います。在宅勤務では、仕事の合間にすぐに家事に移れる動線だと便利ですよね。
テレワークと家事の両立には、LDKにワークスペースやキッズコーナーなど様々な機能をプラスして多目的な空間にするのがおすすめ。
この事例は、ダイニングテーブル以外にも窓際でPC作業などができるワークスペースを設置しました。さらに、リビングからもダイニングからもお子さんの気配を感じられる畳のキッズコーナーも隣接させています。
ワークスペースは大人だけでなくお子さんのスタディコーナーとしても機能します。食事の支度の合間にお子さんの宿題や学習の見守りができてコミュニケーションもしっかりとれますね。
LDKを多目的ワンルームにしたことで仕事、家事、子育てが1つの部屋で完結するためとてもストレスが少なくなったそうです。
建築実例:30坪2階建て「理想の子育てを実現した家事動線の良い間取りの家」
・26坪の実例:平屋はサービスデッキ・サンルームが便利
平屋のおうちは、必然的に1階で洗濯物を干すことになります。リビングや勝手口からアクセスできる物干し用のデッキスペースやサンルームがあるととても便利です。
実例:26坪平屋「ロフトを活用した、機能性に優れた開放的な住まい」
■家事動線の良い間取りのポイント【収納編】
家事動線を考える上で意外と重要なのが「収納」です。必要な時に必要なものが楽に取り出せ、しまえることは、家事をする人にとってはとても大切なポイントではないでしょうか。
家事ラクにおすすめの収納を紹介します。
・料理が楽しくなる大容量パントリー
パントリーは、キッチンに併設された大容量の収納スペースを指します。キッチンキャビネットの引出し収納や吊戸棚収納だけでは収納しきれない食器類や食品類をしまっておくことができる便利な収納です。
基本的にはオープン棚が多いですが、使わないときは目隠しするために扉をつける場合もあります。パントリーがあるだけで、どこに何があるか把握しやすくなります。調理中の「物を探す時間、物を持ってきてまた収納する動きや時間」を軽減できます。
特に、お水やお米、調味料などの重いものはなるべく下に、隠して収納したい。しまうものの高さも多種多様で綺麗にしまいきれない。そんなときには、棚板の位置を自由にカスタマイズできるパントリーが便利です。
・忙しい朝に便利なウォークスルークローゼット
今大人気のウォークスルークローゼットは、空間を無駄なく使いたい人におすすめの設備です。寝室や子ども部屋など各部屋に個別の収納を付けるよりも少ない面積で、なおかつ個人の事情にフィットした自由な収納がつくりやすいスペースです。
一番の特徴はクローゼットを通じた動線が作れること。玄関前とつなげればクローゼット内で着替えが終わったらスムーズにお出かけできます。
室内干しのある洗面脱衣所やサンルームにつなげれば、「室内干し→収納」の流れがスムーズに。生活スタイルに合わせて効率の良い設置場所を考えてみてくださいね。
■相模原市に32坪のリアルサイズのモデルハウスができました。
神奈川県相模原市の「相模台まちかどモデルハウス」は、予約制で365日いつでも自由に内覧いただける新しいタイプの無人展示場です。
32坪、2階建てというリアルな家を見ていただくことで、実際の暮らしをより具体的にイメージして検討していただくことができますよ。
相模台まちかどモデルハウスへの来場予約はこちらから。お気軽にご見学ください。
建築実例
■まとめ|30坪の家は家事動線が住み心地を左右します
土地が限られた面積の場合こそ、家の中でどう動くか、1日の動きや季節による過ごし方、さらには先々の年齢ごとのシミュレーションまで行った家事動線、生活動線を考えた家を建てるべきです。
今の家族と、将来の家族にとって最適な間取りとは何か、この部分を家づくりのパートナーとしっかり話し合い、自分に合った間取りをつくりましょう。
一人ひとりにカスタマイズされた間取りの家づくりは、建売や規格型よりも、自由設計の注文住宅が最適です。
ネクストハウスの家づくりは、様々なご希望に応じた自由な家づくりができることが最大の特徴です。これまで家づくりで関わってきたお客様、ご家族との経験と設計施工ノウハウの1つ1つを、次の家づくりに昇華することで、期待以上にご満足いただける住み心地を実現しています。
小さな一言からでも、あなたの本当の希望を明確にし、住んでからのことを考えた現実的なプランニングをしていきます。お気軽にご利用いただけるオンライン相談もぜひご活用ください。
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