目次
新築住宅の間取りづくりで悩むことが多い子供部屋の間取り。広さや収納、家事と子育ての両立など考えることがたくさんあって難しいですよね。
今回は、令和時代のライフスタイルに合わせた子供部屋の間取りについて考えてみましょう。オンライン学習で大きく変わりつつある子供たちの生活をサポートして、個性を伸ばす間取りプランの参考にしてください。
目次
■ライフスタイルの変化に合わせた子供部屋を
■令和時代のおすすめ子供部屋間取り
■家事と子育てを両立する間取りアイデア
■【東京】子育てハウス実例
建築実例
■ライフスタイルの変化に合わせた子供部屋を
令和時代はAI(人工知能)やITツールの進化と普及によって求められる人材が変わり、子供たちの学習方針も個性を伸ばす方向にシフトしつつあります。一昔前のように、4.5~6畳で1つクローゼットがあるだけの子供部屋ではなく、個性を伸ばす子供部屋が必要です。
また、学校の授業や塾のオンライン化も進んでいます。以前のように子供部屋の学習机でノートを開くスタイルではなく、タブレットやPCを使ってどこでも勉強するような時代が来ています。私たちの子供時代の常識はいったん忘れて、これからの子育てに必要な子供部屋と住まい全体の間取りを考えていきましょう。
■令和時代のおすすめ子供部屋間取り
それでは具体的に、今の子供部屋で取り入れたいおすすめの間取りをご紹介します。
・大きめの収納
幼児期から独り立ちするまで長い期間を過ごす子供部屋。ライフスタイルとともに持ち物の量も大きく変化しますから、大きめの収納を用意してあげましょう。洋服や趣味のアイテムなども収納できて、お部屋を片付ける習慣をつけることにも役立ちます。簡単な棚や洋服パイプの簡単な構造にしておくと、お子さん自身が持ち物に合わせてカスタイマイズする「考える力」を養うことにもつながります。
収納スペースをたっぷり作っておくことで、新しいことにチャレンジするお子さんの興味をサポートしてあげましょう。
・スキップフロア
すべての部屋を壁で完全に区切るのではなく、高さを変えて緩やかに区切るスキップフロアも、これからの子供部屋におすすめの間取り。パパママと一緒に寝る期間から、一人で寝ることになれる時期の移行期間に過ごす、仮の子供部屋にピッタリです。自室で過ごしている時間も、リビングやほかの部屋から見守ってあげることができます。
床下スペースに収納を作ることができて、おもちゃや勉強道具を片付けられるのもメリットですね。
・成長に合わせて間仕切り追加
2人きょうだいのご家族では、お子さんが小さいときは個室ではなく一緒の方が寂しくありませんし、助け合いを学ぶこともできます。将来的に個室にできるようにしておき、小さいときは一部屋にしておくのもおすすめの子供部屋レイアウトです。
照明器具・コンセプト・スイッチ・窓・ドアの配置を計算しておけば、成長したときに壁を一枚作るだけで個室に分けることができます。
■家事と子育てを両立する間取りアイデア
お子さんが過ごすのは子供部屋だけではありません。パパママが家事と子育てを両立できる間取りも、お子さんの自由な成長につながります。家事ラクで子育てに専念しやすい間取りをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
・対面キッチン
朝昼晩の食事準備・後片付けをするキッチンスペースは、リビングの様子が分かる対面レイアウトがおすすめ。カウンタータイプの対面キッチンなら、振り返ることなくいつでもお子さんの様子が分かるため、安心して遊ばせておけます。パパママの姿が見えて自然に会話もできるため、寂しがり屋のお子さんが居てもスムーズに家事をこなせます。
普段からお料理する姿を見ることで、自然とお手伝いに興味が出て学べるのも対面キッチンの利点です。
・共有デスクスペース
現代のスタイルではリビング学習も珍しくありませんが、ダイニングテーブルやローテーブルだと長時間の勉強には向きません。リビングの一角や廊下などの共有スペースに設けるデスクスペースも、これからの子育てに適した間取りです。
お料理や洗濯物を畳みながらお子さんのギモンや質問に答えることもできます。在宅ワークの普及が進んでいる現代では、パパママのお仕事にもつかえる便利なスペースにも。大掛かりな書斎は難しくても、ちょっとしたスペースに電源や照明を準備しておけばデスク設置ができますので、ぜひ検討してみてください。
・畳/和室
最近の新築は本格的な和室を設けることが少なくなりましたが、気軽に座れる畳スペースは子育てで非常に役立つ家事ラク間取りです。特にお昼寝が多い赤ちゃん期から幼稚園に上がるまでの期間は、すぐにお子さんを寝かせることができてとっても助かります。赤ちゃんを見守りながら洗濯ものを畳んだり、アイロンをかけたりと家事も同時進行でこなせるのもメリット。ちゃぶ台を置いて、上でご紹介した共有デスクスペースとしても活用できます。4.5畳など小さなスペースでも多目的に活躍するおすすめの子育て間取りです。
【関連コラム】新築におしゃれな和室|メリット・デメリットもわかる注文住宅の実例
・リビング階段
スマートフォンの普及でコミュニケーションが減りがちな現代におすすめの子育て間取りです。お子さんが学校の行き帰り時に必ずリビングを通るため、体調や心境の変化に気づいてあげることができます。食事ができたときやお風呂が沸いたときに、お子さんを呼びやすい点も効率的。
・大型の玄関収納
お子さんが歩き始めると、公園でボールやおもちゃを使って遊ぶのが楽しくなり、お外用のアイテムが増えてきます。こうしたおもちゃ類は玄関回りに置くと乱雑になりやすいため、大型の玄関収納を作っておくととても便利です。タイルで靴のまま入れるシューズクロークは、汚れたボールやおもちゃをそのまましまっておけますし、成長してスポーツ用品が増えても収納できます。お子さんがおしゃれに興味を持って靴やブーツが増えてきても、靴があふれることなくきれいな玄関を保てますよ。
建築実例
■子育て間取りを盛り込んだ建築実例
ネクストハウスがお客様のご要望にお応えして子育てアイデアを盛り込んだ建築実例をご紹介します。今のお住まいやライフスタイルと照らし合わせて、子育てをイメージしてみてください。
吹き抜けの開放的なリビングの隣には、お昼寝や遊び場として活躍する畳スペースを設置。いつでもパパママの目が届く場所で遊べるので、お子さんがさみしさを感じません。
半個室の対面キッチンは、お料理に集中しつつお子さんの様子が分かる家事ラクレイアウト。カウンター越しにでき上ったお料理を渡して、自然にお手伝いを教えてあげることもできますね。
ワンフロアの高さを変えたスキップフロアは、お子さんの遊び場やワークスペースなどさまざまな用途に使えます。キッチンからすべての間取りに目が届くため、お子さんがどこで遊んでいても安心ですね。
リビングに設けた畳の小上がりスペースは、フローリングのホコリが入ってこないため赤ちゃんも安心して寝かせられます。袖壁を作ってプライベート感を演出し、おもちゃが広がってもリビングに乱雑な印象が出ないのもメリットです。
階段に手すりをつけて、意外と多いお子さんの転落事故を防止。老後まで長く使える手すりは、新築時につけておくと便利です。
学校から帰ってきたお子さんの様子が分かるリビング階段は、引き戸をつけることで冷暖房効率も確保し、音漏れも防げる間取りアイデアです。
リビングにはたっぷりの収納を作って、お子さんのおもちゃもスッキリ。自分でお片付けを学ぶことにもつながります。
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建築実例
■まとめ:自由設計で便利な子育てハウスをつくりましょう。
お子さんの成長をサポートし、パパママの負担を軽減する子育てハウスは、自由な住まいづくりが必要です。ご家族の人数とライフスタイルに合わせた子供部屋・間取りプランで、のびのび過ごせる子育てハウスを目指しましょう。
ネクストハウスは自社開発のオリジナルオーダープランをもとに、リーズナブルで自由な住まいづくりをご提案。お子さんの年齢やご両親のお仕事状況などもお伺いし、プロ目線で細かなアドバイスをいたします。
東京の八王子・立川と神奈川の厚木・相模原には、間取りアイデアを体感して頂けるモデルハウスもご用意しています。子育て間取りもチェックして頂けますので、ぜひご利用ください。
オンライン相談も開催しています。お仕事や家事で忙しく時間が取れない方も、お気軽にご相談ください。