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平屋と2階建ては結局どっちが安い?

新築の住宅を建てる時に、最も気になる点といえば、おそらく予算でしょう。
住宅には、木造住宅や鉄骨住宅、2階建てや3階建ての住宅や平屋の住宅など、どのような住宅にするかによって、予算は変わってきます。
そこで、今回は、平屋の住宅と2階建の住宅を比較して、建築費用について見ていきましょう。

・平屋とは

それでは、そもそも平屋とはどのような住宅なのでしょうか?
まずは、平屋の住宅がどのような住宅なのかを見ていきましょう。
平屋の住宅は、それぞれ1層の床、天井、屋根と壁で構成されています。
建築物の構造としては、最も単純なものであり、古くから幅広い用途の建築物に用いられてきました。
2階建て以上の建築物と比ベルと、階段などの垂直方向の移動設備が不要になるので、動線が水平方向のみで構成することができます。
そのため、平面計画が容易であるという特徴を持っています。
確かに、空間の高度利用という点から見ると、中高層建築がより有利です。
しかし、平屋の住宅は、商品の搬入などが容易になり、客に目が届きやすいという特徴も持っています。
そのため、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの商業施設では平屋が採用されています。
また、平屋の住宅は、人の目が行き届きやすく、人の移動が容易であるため、幼児向け施設や高齢者住宅にも向いています。
地価の高い都市部では、2階建てなどと比べて、同じ延べ床面積の建築物を建てるためにより広い土地が必要となる平屋住宅は高級住宅に位置づけられています。

建築実例

・結局どっちが安い?

2階建ての住宅が主流の中で、新築の平屋の住宅を希望する世帯が増えています。
新築物件を購入するときに気になる費用面ですが、一体どのくらいの金額がかかるのでしょうか。耐震性や使う資材の量などを考えると2階建てのほうが高くなるようにも考えられます。
しかし、敷地面積は、平屋の住宅のほうが広いからその分だけ土地代が高くなるように考えられます。
このように、いろいろな疑問があるかと思います。
そこで、次に、平屋の住宅と2階建ての住宅を建築する際にかかる費用を比較してみましょう。
一般的には、平屋の住宅の方が建築費用が高いと考えられていますが、その一方で、平屋の住宅の方が安いという考えもあります。
そこで、それぞれの場合を順番に見ていきましょう。

・平屋の住宅の方が2階建ての住宅よりも高くなる

外構

実は、一般的に2階建てより平屋のほうが建築費用は高くなると言われています。
その理由は3つあります。
まずは、平屋と2階建ての構造から見ていきましょう。
同じ大きさの正方形の箱が2つあるとします。
この箱を2つ横に並べれば平屋に、箱を積み重ねれば2階建てになります。
この2つの箱は容量も延べ床面積も同じです。
ひとつ違う点があるとすれば、敷地面積です。
平屋は箱を横に並べている分だけ、広い敷地面積が必要になります。
住宅を建てる際に重要視しなければいけないのは、安定性と耐震性です。
そのためには住宅の基礎の部分をしっかりと作らなければなりません。
この基礎面積の違いが、平屋のほうが建築費用は高いと言われている1つめの理由です。
さらに、横に広い平屋を覆うには大きな屋根が必要になります。
これが2階建てよりも平屋が高くつくと言われている2つめの理由です。
また、3つ目の理由として、現代の日本家屋は2階建てが主流です。
そのため、ハウスメーカーでは、2階建て住宅を建てるための資材を大量発注で取り寄せており、その分だけ建築費用を安く済ませられるのです。
逆に、ハウスメーカーでは、平屋用の資材は大量に用意していないため、割高になってしまうということがあります。

建築実例

・平屋の住宅の方が2階建ての住宅よりも安くなる

外観

一方で、平屋のほうが建築費用を安く抑えられるという考えもあります。
例えば、階段のスペースです。
通常、2階建ては階段とそれに付随するホールのスペースが必要で、広さにすると4畳から5畳分になります。
当たり前の話ですが平屋に2階はありませんので、基本的に階段は必要ありません。
そのため、階段スペース分の費用は安くなります。
また、2階建て住居は利便性を考慮して、1階と2階の両方にトイレや浴室などを設置することがあり、その分だけ費用も高くなります。
平屋の場合は、部屋やリビングダイニングが広かったとしても、トイレや浴室は1つあれば十分です。
さらに、住宅購入後のことも考えてみましょう。
ひとつの家に長く住み続けるためには、普段からこまめに掃除をしたり、定期的にメンテナンスをしたりすることが大切です。
外装は雨風にさらされ続けて劣化してしまいますので、5年10年単位での塗り替えも必要です。
この場合、2階建てだと足場を組まなくてはならず、その分の工賃がかかってしまいます。
壁の面積が広くなるので工期も長くなり、その分の人件費もかさんでしまいがちです。
その点、平屋であれば定期メンテナンス費用も安く済ませられますし、普段のお手入れに関しても2階建てより楽にできます。

・実際の相場から見た価格の違い

外構

平屋の住宅と2階建ての住宅の費用相場はどうなっているのでしょうか?
実際のところは、相場を比較するのは少々難しいところですが、平屋の住宅と2階建ての住宅を同じような条件で建てた場合を想定して考えてみましょう。
例えば、平屋の延べ床面積が30坪で、建築費用が2,000万円の場合、2,000万円÷30坪で坪単価66万円となります。
これを2階建てに置き換えると、階段とそれに付随するホールスペース分がだいたい5畳分プラスになり、延べ床面積は35坪になります。
2,000万円÷35坪で約57万円の坪単価となり、2階建てのほうが割安であることがわかります。
ただし、実際は平屋の住宅と2階建てでまったく同じ条件、同じ間取りになることはありません。
一般的な2階建て住宅の階段とホールスペース5畳分、2階にもトイレをつけることが多いので、2階のトイレ1畳分などは、平屋の住宅にした場合はいらないスペースです。
このスペースを合計した6畳分×57万円=342万円分は節約できることになります。
平屋の住宅のほうが高くなってしまう基礎や屋根の費用、2階建てでは必要でも平屋の住宅では必要ない設備や間取りなど、さまざまな要素を総合して考えていく必要があります。
一番確実なのは、信頼できる建設事務所で見積もりを取ることです。
さまざまなアドバイスをもとにして相談に乗ってくれます。

建築実例

・まとめ

今回は、平屋の住宅と2階建ての住宅の建築費用を比較しました。
それぞれにメリットがありますので、一概にどちらの方が良いとは言えませんが、自分の家族の状況や家族構成などを踏まえた上で、選択することをおすすめします。
何か悩みや興味のある方は、ぜひ一度nexthouseにご相談してみてはいかがでしょうか?
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監修者情報

ネクストハウス

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建設業許可番号

特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号