自由設計で、希望通りの家を建てたい、と考えている方は多いのではないでしょうか。
そもそも、自由設計では何がどこまで『自由』に設計できるのでしょうか。
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このコラムの要約
・自由設計とは、条件付きの土地を購入しその場所に家を建てることです。そのため価格を抑え、自由度の高い間取りを決められます。
・間取りを決める時は、収納、防音、配線、採光など6つのポイントを押さえるようにしましょう。
・このコラムを読むことで、自由設計で間取りを決めるときのポイントを理解することができます。そして
より希望やライフスタイルにあった家を建てることができます。
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自由設計とは
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自由設計とは、条件付きの土地の売買契約を結び購入し、後からその場所に家を建てることです。
建築条件付き売地
通常、建売住宅を購入する場合は土地と住宅をセットで購入します。
一方、条件付きの土地の売買をする場合、土地の売主や売り主が指定するハウスメーカーや
工務店などの建築業者と契約を結ぶことが土地契約の条件です。
すでに取引を行う建築業者が決まっているので、自分好みの建築業者に家を建ててもらうことができません。
多くの場合、土地売買の契約後3カ月以内に、
建物の間取りプランなどを決めて建築請負契約を締結する流れとなります。
期限内にプランが決まらなかった場合、土地の契約自体が白紙撤回されるので注意が必要です。
間取りの変更は自由
自由設計の大きな魅力は、何と言っても間取りが自由ということでしょう。
通常であれば、間取りを自由に決めると費用はその分高くなります。
しかし、自由設計であれば費用が高くなることはありません。
ただ、キッチンやバスなどは自由に決めることはできません。
これら、設備の仕様は、建築会社指定のものになります。
設備にはこだわらない、間取りだけ自由に決めることができればそれでいい、というのであれば、
注文住宅よりも自由設計の方が金銭的な負担を抑えることができます。
自由設計はフリープランと表現されることがあり、契約するまで注文住宅と同様、
間取りでも設備でも何でも自分の好きな様に決めることができる、と思われてしまうことがあります。
しかし、フリープランと注文住宅は似ている様で違います。
注文住宅であれば、契約内容にもよりますが、キッチンやバスなどの設備の色、
グレード、外壁の色などを依頼者が決めることができます。
しかし、フリープランとは言っても自由設計と同様なので、依頼主が選ぶことはできません。
それぞれの違いについて、しっかりと理解、納得した上で契約しましょう。
間取りのポイント6選
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自由設計で家を建てる時、間取りはどのような工夫をすれば良いのでしょうか。
収納
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自由設計となると、とにかく収納を広く大きくしようと考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
ただ広く確保するだけでなく、最初の段階で気をつけておいた方がいい部分もあります。
・収納したいもののサイズと、収納スペースの幅・奥行き・高さ
・収納スペースとものの場所とその動線
・収納扉は使いやすいものになっているかを確認
・よく使うもの、よく出し入れするものは手の届きやすい高さか
・収納内部に照明やコンセントの有無
・どこに何があるか家族全員が把握しているか
どれだけ広い収納スペースを確保しても、うまく活用されなければデッドスペースとなってしまいます。
スペースの広さだけでなく、中に収納するものをどのように収納するか、その収納場所で使い勝手はいいのか、
これらについてはあらかじめしっかりと決めておきましょう。
また、収納は多いほうがいいから、といって天井までいっぱいの収納にしてしまうと、
目線も手も届きにくくなり、活用されなくなってしまいます。必要な分だけの収納スペースを確保しましょう。
部屋の広さ・動線
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各部屋の広さも、どれだけ確保するかは重要です。
個々の部屋を広くするのか、リビングやダイニングを広くし、家族で過ごせるスペースを充実させるのか…。
考え方や生活スタイルによっても様々ですので、ご自身や家庭に合った広さを選びましょう。
・家具や家電を置いても余裕があり、扉の開け閉めもしやすいか
・家族が長時間を過ごせるようスペースが取れているか
・通路部分はスレ違えるだけの十分な幅が取れているか
・広すぎて物を取りにくい、家事がしにくいなど不便なところはないか
・ライフスタイルの変化に合わせて部屋の広さの変更は可能か
・家族の動線が集中するところはないか
・家族が集まる空間は、それぞれの個室と行き来しやすいか
置きたい家具や大切なインテリア雑貨を置くことができるかどうか、という部分を重視している方もいらっしゃるでしょう。
その場合、家具を置いてもさらにスペースを確保できるか、
インテリア雑貨を飾るだけのスペースが確保できるのかといった視点も大切です。
採光
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室内の雰囲気を左右するだけでなく、メンタルヘルスにも大きく影響を及ぼす太陽光。
その光を、どのように家に取り入れるかも重要です。
・入れたい光をまんべんなく空間に取り入れられているか
・通路に自然光を取り入れるための工夫の有無
・大事な家具を置く場所に恒常的に強い光が当たるようになっていないか
季節や時間帯によって、光が室内にどのように入るかは変わってきます。
家にいる時間が長いのであれば、長時間過ごす場所にしっかり採光できるような作りにして、
リラックスして過ごせる空間作りを行いましょう。
家具が日焼けするのが嫌だから、とあまり採光をしない家にしてしまうと、
精神衛生上悪影響を及ぼす可能性もあります。
長時間、日が当たり続けないような窓の位置やサイズの工夫をしてみましょう。建築実例
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室内温度
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快適な室温を保てる間取りになっているかも重要です。
・ロフトや屋根裏に熱が溜まらないようになっているか
・部屋の広さに適した冷暖房器具が設置されているか
ロフトや屋根裏には、どうしても熱が溜まりやすくなります。
熱を逃がし、しっかりと空気が循環するようにしましょう
。広々とした吹き抜けがあると、どうしても暖かい空気が上に登り、冬は寒く感じてしまう恐れもあります。
快適な温度を保てるように設備を工夫するだけでなく、
状況によっては空間を小さく仕切るなどの間取りの工夫も必要となる場合があります。
理想を叶えながらも、現実的な間取りを工夫しましょう。
防音
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目に見えるものではないので、見落とされがちな防音。
しかし、暮らしていく上で防音の配慮がされているかいないかは、今後の住みやすさに直結します。
・リビングや寝室の上の階に通路が配置されていないか
・寝室が人通りの多い道路沿いに配置されていないか
・寝室がキッチンやトイレの傍に配置されていないか
1日の図面を見ながら、どの箇所が大きな音が出やすいか、
継続的な機械音がするのかチェックしてみると良いでしょう。
キッチンの換気扇や食洗機、洗濯機の運転音は静かにしていると意外と気になります。
また、浴室やトイレの排水音が響いてくる、子どもが大きくなりリビングが日常的に賑やかになる、
と想定すると、寝室は安眠できるように離して設置したいですね。
配線
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必要な箇所にしっかりと配線されていると、いざ生活を始めてからの家事動線がとてもスムーズになります。
・掃除機をかける際にコンセントを挿す場所
・開けたドアの裏に照明スイッチが配置されていないか
・生活動線上に照明スイッチがあるか
常時出しておく家電のほか、必要な時にすぐに使える場所にコンセントがあるように工夫しましょう。
最近では、掃除機以外にもルンバなどの自動掃除機を使うご家庭も増えています。
となると、納戸の中にコンセントを挿す場所を設置すればよかった…
という声もちらほら聞かれるようになっています。
どんな家電を使っているのか、今後どんな家電を導入するのかも念頭に置きつつ設置場所を決めましょう。
照明スイッチは、1日の動線を見直し、その動線に沿って設置すると暮らしやすくなります。
間取りを工夫し心地いい家に
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自由設計とはいえ、好きなようになんでも決めてしまうのではなく、
暮らしやすくするために工夫しておくポイントがあります。
家族の生活スタイルや考え方に合わせて、間取りを考えていきましょう。
ネクストハウスでは、お客様の理想を叶える世界で一つだけのお家を提供いたします。
お客様のご状況・ご希望をお聞かせください。
お客様のご相談内容に応じて、アドバイスや自由設計のご提案をさせていただきます。
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