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吹き抜けの床面積算出方法とは|建築基準法をチェック

新築住宅で吹き抜けを取り入れると、開放的で広々とした間取りになります。

しかし「吹き抜けは床面積に含まれるの?」等、気になる疑問がある方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、吹き抜けの床面積について詳しくご紹介していきます。

具体的な注意点もまとめているので、新築計画の参考にしてみてください。

コラムのポイント

・吹き抜けの床面積についてご紹介します!

・効率的な間取りにする方法をチェック!

吹き抜けとは

住宅の吹き抜けとは、複数の階に渡って上下空間が一体になった空間のことを指します。

一般的な戸建て住宅では、2階の床を部分的に作らないことで大空間を生み出します。

吹き抜けがあることで部屋全体に光をより均等に行き渡らせ、空間を広々と感じさせる効果が期待できるのが特徴です。

また視覚的にも開放感を与え、住宅内に自然光を取り込むことができるため、快適な居住空間を作り出すのに役立ちます。

吹き抜けのメリット

ここでは、吹き抜けの主なメリットについてご紹介します。

「新築間取りに吹き抜けを取り入れようか迷っている…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

デザイン性が高い

吹き抜けは空間を広々と感じさせ、開放的な雰囲気を演出できるのが特徴です。

これは住宅のデザインにおいて、非常に魅力的な要素となります。

例えば吹き抜けを中心に配置することで、建物内の各部屋がより一体感を持ち、独創的なデザインが実現します。

特に家族が集まることの多いリビングに吹き抜けを取り入れれば、毎日の生活に彩りが加わって素敵です。

開放的な空間になる

吹き抜けは床から天井まで一直線に続く大空間になっているため、開放感が生まれるのが特徴です。

部屋の天井が高くなることで圧迫感が軽減され、より広々とした雰囲気が演出できます。

これにより過ごしやすくなるだけでなく、自然光や空気の循環も良くなります。

コミュニケーションが活発になる

1階と2階が吹き抜けでつながっていることで、視覚的な接点が生まれます。

これにより家族の居場所や動向を把握しやすくなり、会話や交流が自然に生まれるのがメリットです。

家族が異なる階にいても、緩やかなつながりが感じられます。

また吹き抜け空間は、家族やお客様が集まる場所として機能することが多いです。

例えばリビングやダイニングエリアが吹き抜けに面している場合、家族が食事を楽しんだり、くつろいだりする場として最適です。

適宜ソファや椅子を配置することで、コミュニケーションの場としての機能がさらにアップします。

延床面積とは

延床面積(のべゆかめんせき)とは建物のすべての床面積を合計した面積のことを指します。

そのため敷地の面積が小さくても、複数階のある建物であれば延床面積は大きくなります。

ちなみに面積を算出する際には、壁や柱の中心線を基準として計算するのが一般的です。

延床面積は建築確認申請時や登記時など、様々な場面で登場します。

「吹き抜け」は延床面積に含まれる?

基本的に、吹き抜けは床面積に含まれません。

計算の基準となる床が存在しないため、延床面積にも含まれないのです。

延床面積が小さいと、固定資産税等が安くなるといったメリットもあります。

建築基準法で吹き抜けが延床面積に算入される場合

ここでは、建築基準法において吹き抜けが延床面積に算入される場合についてご紹介します。

キャットウォーク

キャットウォークとは、吹き抜けや高い天井のある空間に設けられる、橋や通路のような細い通路のことを指します。

吹き抜け空間の壁沿いに設置され、高所のメンテナンス時の足場として使用されます。

またそれだけでなく、猫用の通路として導入される場合も多いです。

猫は高いところに上る習性があるため、キャットウォークを設けることで運動スペースとして活用できます。

そして吹き抜けのキャットウォークは、床面積として算入される場合があります。

実際の規定についてはお住まいの自治体によって異なるため、確認するようにしましょう。

渡り廊下

吹き抜けには、移動通路として渡り廊下を設置する場合があります。

渡り廊下があると掃除やメンテナンスの際に楽になりますが、延床面積には算定されるため注意が必要です。

特に幅の広い渡り廊下の場合、面積も大きくなってしまうため気を付けましょう。

背の高い収納棚

通常の収納棚であれば、延床面積に算入されることは基本的にありません。

しかし背の高い収納棚の場合、延床面積に算入されるケースがあります。

2階の床部分に届く高さの場合は「床として使用できる」と判断される場合があるため、注意が必要です。

吹き抜けの床面積効率を上げる方法

ここでは、吹き抜けの床面積効率を上げる方法についてご紹介します。

「吹き抜けのおしゃれなデザインも取り入れたいけれど、床面積もしっかり確保したい」という場合には、ぜひ参考にしてみてください。

リビング階段を作る

リビング階段とは、リビングに吹き抜けを設けて階段を設置する間取り方法のことを指します。

吹き抜けにリビング階段を設置することで、床面積を効率的に活用できるのがメリットです。

別途階段室を設ける必要が無くなり、居室部分の面積を広く確保できます。

また吹き抜けにリビング階段を設置することで、空間全体がより開放的に感じられる効果も期待できます。

空間に階段があるとアクセントが生まれ、インテリアデザイン的にもおしゃれです。

間仕切壁を無くす

間仕切壁とは、隣り合う部屋同士を区切るための壁のことを指します。

部屋ごとに区切るとプライベート感の高い空間になりますが、ドアの開閉スペースや通路幅を確保する必要がある点がデメリットです。

そのため吹き抜けのある空間では、なるべく間仕切壁を撤去して大空間を構成する方がおすすめです。

部屋の間仕切り壁を取り除くことで、床面積を効率的に活用できます。

また間仕切り壁を取り除くことで、自然光や風の流れが向上し、より開放的な居住空間を実現できるというメリットもあります。

部屋同士が一体化することで、光や風がより自由に部屋全体に行き渡りやすくなるのです。

これにより室内の明るさや快適性が向上し、生活の質も向上するためおすすめです。

まとめ

本記事では、吹き抜けの床面積についてご紹介してきました。基本的に床面積には参入されませんが、キャットウォーク等の設備を作る場合には注意が必要です。ご紹介したポイントを参考に、納得のいく住まい計画を立ててみてはいかがでしょうか?

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ネクストハウス

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