マイホームの購入は、金額やかかる手間を考えると中々決心がつかないものです。一方で、広々とした家に住めることを考えると、早く購入した方がよいという考えも浮かんできます。
本記事では「家を買う決心がつかない人」に向けて、どうして決心がつかないのか理由を紹介します。さらに、「家の購入を諦めてよかった」と思う人の意見や「家を買ってよかった」と思う人の意見を紹介し、家の購入を買う・買わない両面から見つめます。
記事の最後には、家の購入による重圧に負けずに決心するために必要な3つの行動を紹介します。
「家を購入したいけど踏ん切りがつかない」こうした思いを抱えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
・決心がつかない人は、まず理由を追求してみよう
・買ってよかった、買わなくてよかった人の声を聞こう
・決心をつけるためにするべき3つの行動を知ろう

家を買う決断ができない3つの理由

最初に、家を買う決断ができないのはどうしてなのか、主な3つの理由について解説します。
数千万の支払いをできるのかが不安になるから
決断に踏み切れない、1つ目の理由は「数千万円ものローンの支払いができるのか不安になる」ことです。
建売住宅でも注文住宅でも、安くて2,000万から3,000万円ほどの支払いが生じる住宅の購入は、借り入れる場合は月々10万円前後の支払いが必要になります。
毎月支払う金額や借り入れの総額を見たとき「本当に支払えるのだろうか」と不安になってしまいます。こうした金銭面の不安が、決心を鈍らせる1つ目の理由です。
>関連コラム:注文住宅の予算の立て方を解説│長期目線で考えて生活にゆとりを残そう
もっといい土地・もっといい会社があるのでは?
2つ目の理由は「もっといい土地が出るのでは?もっと自分たちに合った会社があるのでは?」という疑問です。
注文住宅の建築で大事な要素は、土地と施工会社です。たくさんの土地を見て、たくさんのハウスメーカーと協議を重ねて家づくりは行われます。土地もハウスメーカーも決定の段階になると欲が出て、もっといい土地やハウスメーカーがあるのでは?と思ってしまうのです。
一つとして同じ土地もハウスメーカーも存在しません。毎日新しい情報が仕入れられるので、気持ちが揺れ動いてしまうのは仕方がないことといえます。
>関連コラム:「注文住宅の土地探し、疲れた…」そんなときの対処法13選
家族との合意形成が十分にできていない
3つ目の理由は「家族間の合意形成が図られていない場合」です。
注文住宅の建築は同じ家族の中でも、熱意に差があるのはよくあること。この場合、家族の中で熱意がある人が率先して検討・決定を行いますが、他の家族が異なる意見を出したり、不満を漏らすことで家づくりがストップしてしまいます。
事前に十分に話し合いを行い、希望を出し尽くすことが大切といえるでしょう。
家を買うことを諦めてよかった人の声

決心がつかず、家づくりを諦めてしまう人もいます。こうした人が「戸建てを買わなくて良かった」と思うのはどんな瞬間なのでしょうか。知ることで、買う・買わない、どちらの決断を下すべきなのか考える材料にしてみましょう。
手元に資金を残せて心理的に楽
戸建住宅を購入しないことで「手元に資金を残せること」は心理的に大きな余裕を生むようです。
諸経費や家具代、引っ越した後の細々とした雑貨にかかる費用など、住宅ローンを借り入れる場合でも預貯金からの出費は度々生じます。
一方で戸建てを買わない選択肢を選べば、預貯金残高は高いままで日々の生活への経済的な安心感が得られます。
引越しが必要な状況に対応できた
転勤がある家庭では「引っ越しが必要になった場合も簡単に対処できた」ことをメリットに挙げています。
戸建住宅を建築してしまうと、転職・転勤で転居を迫られたとき、持ち家の処分が大変になります。また、新築時に比べて安い価格で取引されるので、資産運用の視点で見ると損をするケースもあります。
持ち家を選ばず、賃貸住宅を選択すると、引っ越しを余儀なくされたとき、費用や手間をかけずに移動できるのはメリットといえるでしょう。

家を買ってよかった人の声

続いて「注文住宅を購入してよかった」と感じる人の意見を見てみましょう。
集合住宅で気にしていた「音」の問題がなくなった
アパートやマンションなどの集合住宅で感じていた「音についての悩みがなくなった」ことを挙げています。
隣家と壁を挟んで接する集合住宅では、掃除や洗濯、テレビなどの生活騒音が響いてしまうことがあります。特に子どもがいる家庭にとっては、自由に遊べないことは大きなストレスになりがちです。
隣家と距離を取れる戸建住宅は、音の悩みを解消できるメリットがあるようです。
>関連コラム:家の防音性を高める10の方法を紹介│防音性向上のメリットデメリットも解説
好きな家に好きな家具を置いて自由に暮らせる
特に注文住宅を建てた場合に感じられるのは「好きな間取りの家に、好きな家具を置いて自由に暮らせる」ことです。
賃貸住宅の場合は最初から間取りが決められていて、家の形に合わせるように生活を整えていきます。一方で注文住宅では、数々ある要望を満たせるように、間取りや仕様を細かく決められ、非常に自由度の高い暮らしを実現できるでしょう。
花を育てるなど庭を利用できるようになった
郊外の土地を買い求めた場合は「庭を利用できるようになった」ことに喜びを感じるようです。
集合住宅の場合はベランダはあるものの、子どもが遊んだりガーデニングをしたりするには広さに不満を感じてしまいます。
戸建住宅の場合は十分な広さの庭を確保して、子どもと一緒に遊んだり、趣味を楽しむためのスペースや愛車を収納できるガレージを設けることもできます。
外部も含めて多目的に利用できる点は、戸建てならではの特徴です。
プレッシャーに負けずに家を買うための3つの行動

家を買わないことを選択した人、買うことを選択した人、それぞれの意見を見ました。実は戸建て住宅の購入は、どちらが正しいという答えがない問題です。大事なのはあなたの生活スタイルに合う暮らしを支える住まいを選択することです。
もし、戸建住宅こそが理想の選択であると感じたとき、どんな行動を取れば、購入の決断ができるようになるのでしょうか。
家を購入することで実現したい暮らし方を想像する
1つ目の手段は「実現したい暮らしを具体的に想像すること」です。
住まいは理想とする暮らしを実現するためのツールです。一番に考えるべきは家のことではなく、どんな暮らしが理想なのかということ。
あなたはどんな暮らしをしたいのか、家族はどんな暮らし方が理想なのか、具体的に考えてみましょう。
注文住宅建築・資金計画についての知識を蓄える
2つ目の手段は「住宅建築や資金計画に必要な知識を蓄える」ことです。
家を購入する決心がつかない理由は、主には予算・土地といった注文住宅建築に必要な知識が不足していることによります。自分や家族を納得させるために必要な知識を身につければ、購入に対しての不安を払拭できるでしょう。
住宅関連の本を乱読する、ネット上の記事をたくさん読んでみる。こうして知識を貯めましょう。時間がなければ、先にハウスメーカーを決めて、プロに相談できる状況を作りましょう。
家計の収支を改善して貯蓄できる体制を整える
3つ目の手段は、2つ目の手段と関連しますが「家計の収支把握と改善」です。
特に住宅ローンの支払いに対して不安を感じている人は、家計の収支を把握していない人が多いもの。収支を把握して、さらに改善を図れば、住宅ローンの重みが軽減されます。
毎月いくら入っていくら出て行くのか、住居費の項目が住宅ローンに切り替わったとき支払いに不安はないか、確認するためにまずは家計の収支を把握しましょう。
まとめ│あなたの人生に必要と考えるなら家を買おう

「家を買う決心がつかない…」という人に向けて、その理由と解決方法を紹介しました。
主に決心がつかない理由は「お金への不安・土地やハウスメーカーの失敗への不安・家族間の合意形成」の3つに分かれます。逆に言えばこれら原因を解決すれば、気持ちよく次のステージに進めるでしょう。
どうして決心がつかないのか、まずは原因を考えてから具体的な行動を始めてみましょう。
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