注文住宅を建築する際の土地探しで、都内の人気のエリアといえば八王子市です。
八王子市は自然と都心にもほど近いので、注文住宅の建築を検討している人におすすめです。
しかし「東京党内である八王子は土地代金が高いのでは?」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
確かに八王子で家を建てる場合はそれほど広い土地を購入することはできません。
しかし業者選びをしっかりとすれば、比較的狭い土地でも快適な注文住宅を建てることが可能です。
今回は、八王子エリアの地価や平均的な建築面積、八王子市で住宅を建築する際のメーカー選びのポイントなどについて詳しく解説していきます。
八王子エリアの人口や住宅事情
まずは八王子エリアの人口や住宅事情について詳しく見ていきましょう。
人口 | 562,145人(令和4年12月末現在) |
世帯数 | 279,627(令和4年12月末現在) |
平均世帯年収 | 500万円 |
面積 | 186.4 km² |
主な駅 | 八王子、高尾、めじろ台 |
鉄道 | 中央本線、横浜線、八高線、京王線、高尾線、相模原線 |
参考:八王子市
参考:LIFUL HOMES|八王子市の家計データ
八王子市は東京都内の市では最も人口が多く、面積は東京の中で2番目に広い自治体となっています。
都心と長野県や山梨県を結ぶ中央本線、新宿まで1本で行ける京王線、新横浜へとつながる横浜線、川越・高崎とつながる八高線などが通っており、アクセスが非常に良好な街としても有名です。
八王子市の平均的な年収は500万円となっており、東京都や全国平均を下回っています。つまり、それほど多くの年収を得ていない人でも八王子市で家を建てることは可能だと考えても問題ないでしょう。
八王子エリアが注文住宅建築に向いている理由
八王子エリアが注文住宅を建築する人に人気なのは次の3つの理由があるためです。
- 都心・自然の両方へアクセスが容易
- 子育ての環境が充実している
- 希望の土地を見つけやすい
都心・自然の両方へアクセスが容易
八王子市は都心と地方の両方へのアクセスが容易です。
新宿へはJR中央線特別快速で40分程度、京王八王子からも新宿へも40分程度で行けるので、都心へ乗り換えなしの短時間で通勤・通学が可能です。
また、山梨県や長野県にも「特急あずさ」や「特急かいじ」で1本でアクセスでき、地方へ遊びに行くことも簡単です。
市内には高尾山、森林総合研究所 多摩森林科学園などの自然豊かなレジャースポットがあり、東京サマーランドや東京都多摩動物公園は隣の市にあります。
普段は都心で働き、休日は自然の近くでゆっくりと過ごしたいという人に、都心と自然の両方にアクセス良好な八王子市はおすすめです。
子育ての環境が充実している
八王子市は子育ての環境が充実しています。
市内は自然が豊かで子育てにはうってつけの環境であることはもちろん、大学や高校が多い学園都市なので、子供が豊富な選択肢の中から進学する学校を市内で選択できます。
また八王子市は2022年に学童保育所の待機児童ゼロを達成しており、出産・子育てに関する支援が充実しているのも大きなメリットです。
- 出産前の母親の心配事をサポートする制度
- 0~3歳の子供と一緒に遊べる子育てひろば
- 市内100か所以上のおむつ替えスペースの設置
- 中学3年生までの医療費助成
八王子市はこれらの子育て支援政策を行っているので、小さいお子さんを抱える夫婦にとって子育てがしやすい環境だといえます。
希望の土地を見つけやすい
八王子は東京都内で2番目に広い面積を誇る自治体です。
そのため、希望の土地を見つけやすいのも特徴です。
希望によって次の2つのパターンから土地を選ぶことができます。
- 利便性を重視したい:八王子駅や商業施設周辺(23区内と同程度の価格帯)
- 価格の安さや土地の広さを重視したい:元八王子や川口町周辺など自然に近い環境
ライフスタイルや好みに合わせて、市内で希望の土地を見つけやすくなっています。
八王子市の土地代と坪単価はいくら?
八王子市の土地代と坪単価は東京都内の平均と比較すると安価になっています。
坪単価 | ㎡単価 | |
八王子市平均 | 530,364円 | 160,435円 |
東京都平均 | 3,437,850円 | 1,039,949円 |
参考:土地代データ
八王子市は東京都の平均の6分の1から7分の1程度の価格で土地を取得することができます。
40坪の土地を購入した場合、八王子であれば2,000万円強で取得できますが、東京都の平均であれば1億4,000万円近くになるので一般の会社員が購入することは不可能です。
土地価格が東京都平均よりも非常に安い八王子であれば、一般の会社員でも土地購入を現実的に考えられるでしょう。
八王子市の持ち家の平均的な広さは33.4坪
八王子市の持ち家の平均的な延べ床面積は33.4坪です。
国土交通省の定めた「誘導居住面積水準」によると、家族四人が快適に過ごすために必要な面積は37.8坪(125㎡)とされていますので、八王子市では国が定めた基準よりも狭い住宅に居住している人が多いことが分かります。
そして、同じ調査では、八王子市の住宅の平均部屋数は5.42部屋となっており、ここにはダイニングキッチンも含まれるため、3DL〜4LDKくらいが平均的な間取りとなっているようです。
世帯平均の人数が2人強ですので、家族1人に1部屋は確保されていることが分かります。
八王子市で注文住宅を建築するのであれば、全国平均よりも少し狭い家になると理解しておきましょう。
八王子の注文住宅で利用できる補助金
八王子市で住宅を建築するのであれば、自治体が実施している補助金制度も利用しましょう。
八王子市は独自に次の2つの補助金を実施しています。
- 初期費用なしの太陽光発電システム定額利用サービス促進事業
- 雨水浸透施設設置補助事業
初期費用なしの太陽光発電システム定額利用サービス促進事業
初期費用なしで住宅に太陽光発電システムを導入できる制度です。
この制度は八王子市に登録している事業者と契約することで、毎月の使用料の減額等により事業者を介して、助成金が交付されるというものです。
太陽光発電システムの発電出力1kwあたり2万円(上限10万円)の補助を受けることができます。
初期費用なしの太陽光発電システムとは、初期費用がかからない代わりに月額料金が発生するというものです。
八王子市ではこの月額料金を事業者へ補助することによって、利用者負担が軽減される仕組みを採用しています。
参考:八王子市|初期費用なしの太陽光発電システム定額利用サービス促進事業
雨水浸透施設設置補助事業
住宅等の建物へ雨水貯留槽を設置する人に補助金を支給する制度です。
本体購入価格の2分の1の額を30,000円を限度として支給しています。
自分の住宅で雨水の有効利用および流出抑制をしたい方は、ぜひこの制度を活用しましょう。
八王子の住宅メーカーを選ぶポイント
八王子市で注文住宅を建築するメーカーを選ぶ場合には、次の3つの条件を満たしている業者を選択しましょう。
- 八王子市内に会社やモデルハウスがある
- 土地探しから相談できる
- 狭い面積でも家を建てるノウハウがある
八王子市で注文住宅を建築する際に住宅メーカーを選ぶポイントについて詳しく解説していきます。
八王子市内に会社やモデルハウスがある
八王子市内に会社やモデルハウスがある会社を選びましょう。
注文住宅は十年スパンくらいで定期的にメンテナンスが必要になるためです。
そのような時には住宅を建築したメーカーが近くにあることがベストです。
いつでも相談でき、すぐに対応してもらえるよう、八王子市内に会社やモデルハウスがある業者を選びましょう。
土地探しから相談できる
注文住宅は建物だけでなく、土地探しも非常に重要です。
建物だけが希望通りでも、土地の面積や形状や周辺環境がイメージにマッチしたものでなければ快適な住環境とはいえないためです。
そのため、地元の事情に精通して土地探しから相談できる業者を選んだ方がよいでしょう。
この点からも、地元に会社やモデルハウスを構え、地元の事情をわかっている業者を選択することが重要です。
狭い面積でも家を建てるノウハウがある
八王子市で注文住宅を建てる場合は、どうしても全国平均よりも狭くなってしまう傾向があります。
そのため、狭い面積でも快適な住宅を建築するノウハウを持っている業者を選ぶことも重要です。
住宅は間取り係数を使ってゆとりのバランスをとったり、ライフプランに合わせた間取りとすることによって狭い面積でも快適な住空間を作ることができます。
nexthouseが八王子に建てた注文住宅の事例
実際にnexthouseが八王子に建てた注文住宅の事例をご紹介していきます。
白を基調とした明るく開放感のある住まい
内装を白を基調とすることによって、面積以上に広く解放感のある自宅を実現しました。
内装だけでなく外観も白で統一することによって、一体感と生活感を演出しています。
収納力抜群。こだわりのアイランド型キッチンの住まい
限られた建坪の中で、どのように収納力を確保するかが課題でした。
キッチンをアイランド型にすることによってキッチンの収納力を強化するとともに、リビングダイニングのおしゃれ感も実現できました。
やはり内装は白で統一することによって解放感も演出しています。
空間を有効活用することによって十分な収納スペースも設けることができました。
ダウンフロアでおしゃれで開放的な住まい
28.41坪。建物の限られた広さを最大限に活用するためにダウンフロアを造りました。
部屋の中に高低のアクセントをつけることによって、面積以上に立体感のある空間に。
夫婦2人と子供1人がゆっくり暮らせる家になりました。
半地下、中二階のある住まい
夫婦2人、子供3人がゆったり暮らせる空間が欲しい。
それがご夫婦の悩みでした。
限られた面積の中で、家族がそれぞれの時間を過ごせるよう、半地下と中二階を造りました。
それぞれの空間をつなぐことによって、半地下にいても中二階にいても家族と顔を合わせられる空間に。
家族5人がプライベートな空間を維持しつつ、共通の時間を過ごせる住宅へと仕上がりました。
アクセントをつけて空間を差別化した住宅
壁は白、床は木目というように空間の中で色のアクセントをつけたメリハリのある住宅です。
1つの部屋でありながら、色で空間を差別化することによってまるで別の部屋のような雰囲気になります。
シックな黒をメインとした内装にすることで落ち着いた大人の空間が出来上がりました。
八王子市のアクセントをつけて空間を差別化した住宅の詳細はこちら
まとめ
八王子市は都心と自然に近い、子育てには最適な土地です。
八王子市のハウスメーカーであるnexthouseは、お客様のライフプランからの家づくりを全力でお手伝いします。ご家族みんなが安心して、思いのままに暮らせる家づくりのための一助となれば幸いです。