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東京都の新築で木造住宅を選ぶメリットとデメリット|耐用年数の目安

一戸建ての新築を検討するとき、ほとんどのハウスメーカーや工務店で木造を選ぶことになると思います。しかし、現代の住まいづくりではただ何となく構造や設備を選ぶのではなく、メリットやデメリットまでしっかり把握することが大切です。

今回は改めて木造戸建て新築についてフォーカスして、「何年住むことができるのか」という大切な部分も考えてみたいと思います。これから新築を建てる方は、ぜひチェックして構造からこだわってみましょう。


目次
■一戸建ての木造率は80%以上
■木造住宅の構造種類
■木造住宅のメリット
■木造住宅のデメリットと現代の対策
■構造別に木造住宅の耐用年数を考える


建築実例

■一戸建ての木造率は80%以上

木造住宅の構造

一般の戸建て住宅でよく採用される構造としては、主に以下の3つが挙げられます。

  • ・木造:日本で最も長い歴史と普及率を持つ構造。増改築やリフォーム対応しやすい。
  • ・鉄骨造:大開口の広い空間をつくりやすい。耐震性や耐火性でも有利。
  • ・鉄筋コンクリート造:気密性・断熱性・耐震性・防火性に優れるが、費用と工期がかかる。

このうち日本の戸建てで最も多く普及しているのは木造住宅で、国土交通省が平成25年にまとめた資料によると全国の88%で採用されています。詳しくはメリットの項目でご説明しますが、コスト・間取りの自由度・性能のバランスが良く、日本の風土に適しているなどたくさんの利点があることが理由です。

木造は日本で最も長い歴史を持つ住宅構造ですが、技術の進化とともに性能も向上しています。今回の記事で木造のメリットや注意すべき点を改めてチェックして、安心して暮らせる住まいづくりに役立ててください。

引用元:(平成25年都道府県別新設住宅着工戸数(一戸建ての木造率))

■木造住宅の構造種類

断熱作業中の注文住宅

一口に木造住宅といっても、伝統的な工法から比較的最近考案された新しい工法も存在します。まずは主な木造住宅の種類と特徴について見ていきましょう。

・木造軸組工法

古くから日本で発達してきた工法で、柱・梁・土台を中心とした骨組みで住まい全体を支えます。日本の住宅では採用率が最も高いため、建築中の骨組みを見かけるシーンも多いのではないでしょうか。柱や壁を移動しやすく、将来の間取り変更に対応できる点がメリット。

・ツーバイフォー(2×4)工法

北米発祥の木造工法で、2インチ×4インチの木材と構造用合板を組み合わせて建てることが名前の由来です。パネルを組み立ててサイコロ状に家全体を構成していくイメージです。面全体で住まいを支えるため耐震性を持たせやすく、すき間が少ないため気密性も確保しやすいのが特徴。また、職人の腕の差が出にくく、施工ミスを防ぎやすい点がメリットです。

■木造住宅のメリット

便利な和室もあるLDK

木造住宅が日本の一軒家で最も普及しているのは、多くのメリットがあることが理由です。意外と知らないメリットもたくさんありますので、ひとつずつチェックしていきましょう。

・建築コストを抑えやすい

鉄骨やコンクリートと比べると木材の柱や梁は材料費が安く、軽量なため施工費も抑えやすいのが大きなメリット。住まい全体が軽量になるため、基礎工事費なども削減することができます。

・間取りの自由度が高い

歴史が長い木造住宅は技術も発達しているため、意外と間取りの自由度が高い点もメリットの一つ。構造が軽いため、上下階の柱の位置関係など細かい部分の自由度が高く、間取りの実現度が高いです。

・調湿作用がある

自然素材である木材は加工後も湿気を吸放出する作用があり、カビやジメジメを軽減してくれるのも意外なメリット。湿気を吸わない鉄筋コンクリートと比べて、壁裏など見えない部分の結露が発生しにくくなるのも特徴です。

・増改築対応が可能

構造が決まってしまう鉄筋コンクリートや鉄骨造とくらべると、加工が容易な木造住宅は増改築や間取り変更などのリフォーム対応がしやすいです。お子さんの誕生などで部屋数が必要になったときも、住み替えではなくリフォームできるのは大きなメリット。

建築実例

■木造住宅のデメリットと現代の対策

木造住宅の耐震構造

メリットがあれば当然デメリットもあるもの。木造ならではのデメリットと、現代住宅の対策について見ていきましょう。

・雨漏れによる腐食のリスクがある

木材は水濡れによる腐食に弱く、雨漏れや漏水で腐って強度が低下するリスクが高いです。雨漏れはどんなに良い建材を使っても100%防ぐことはできず少しずつ進行するため、住宅トラブルの中でも発見が遅れがち。早期発見で被害を防ぐためには、定期的なメンテナンスが必要です。

ネクストハウスは定期点検と最長60年の長期保証体制で、雨漏れ腐食のリスクに対応しています。

【ネクストハウスの安心】

・シロアリ被害にあいやすい

木造住宅のトラブルとしてシロアリ被害をイメージする方も多いのではないでしょうか。日本古来のシロアリに加えて外来種の繁殖も確認されており、木造住宅の大きな脅威となっています。

シロアリ被害を防ぐ方法としては、柱や土台を殺虫処理する方法が一般的です。殺虫成分は年数が経つとともに効果が低下するため再処理が一般的でした。最近は天然素材のホウ酸処理で長期的にシロアリから守る技術も普及しています。

・火災で延焼しやすい

鉄やコンクリートとくらべると木材は燃えやすいイメージがありますよね。木造住宅は激しい火災で全焼するリスクがあります。

火が燃え広がるのは天井裏や壁のすき間を伝ってしまうことが原因。最近の木造住宅では、壁裏や床下のスペースで火を閉じ込め、延焼を遅らせる技術が発達しています。ネクストハウスは高剛性床構造を採用し、火災による被害の軽減を目指しています。

・職人の腕の差が出やすい

一昔前までの木造住宅は、現場で木材を加工して組み立てる方法が一般的でした。そのため、大工さんの腕の良し悪しが住宅の仕上がりに影響することも少なくありませんでした。

現代の木造住宅は設計図面通りに工場で木材を加工する「プレカット工法」が基本です。現場では加工せず順番通り組み立てていくだけなので、職人の技術力による差は少なくなっています。ネクストハウスは柱や梁を金物で接合する工法で、さらに人の手による差をなくし安定した品質を確保しています。

【基本性能】

■構造別に木造住宅の耐用年数を考える

木造住宅の屋根裏

木造住宅を構成するのは木材だけでなないため、耐用年数を考えるならそれぞれの構造に注目する必要があります。主な構造別に、耐用年数や必要となるメンテナンスについて見ていきましょう。

・柱/梁/土台の寿命

木造住宅の骨組みに仕様する木材は、雨漏れやシロアリなどの被害が無ければ100年以上使うことも可能といわれています。実際に築100年以上の古民家やお城・お寺などがあることから見ても、木材自体は長く使えることが分かりますね。

ただし、木材は雨に濡れて腐食してしまうと途端に強度を保つことができなくなります。特に柱や土台といった構造体は、床や壁に隠れて目視することができないため発見が遅れがち。私たち施工店の定期点検が大切になります。

・基礎コンクリートの寿命

鉄筋を骨組みとしてコンクリートで覆う住宅の基礎構造の寿命は、環境やメンテナンスにもよりますが60~100年前後と言われています。

伸縮性の少ないコンクリートは地震の揺れや地盤の変化で細かいヒビが入り、すき間から水分が侵入すると内部の鉄筋が錆びて腐食してしまいます。鉄筋は錆びると膨らむため、進行すると基礎が大きく割れて危険な状態になることも。定期的な点検とひび割れのメンテナンスをすることで、基礎の寿命を伸ばして長く使うことができます。

・屋根/外壁材の寿命

雨風から構造を守る屋根材と外壁材は、木造住宅の寿命に大きく関わる部分です。一般的に材料自体の寿命は30~40年で、10~15年サイクルで塗装メンテナンスが必要となります。塗装を怠ると材料自体の劣化が進むため、寿命より短い年数で限界が来るケースも。劣化して雨漏れが発生すると大切な構造材が腐ってしまい、住まい全体の寿命を大きく縮める原因となります。

・給水管の寿命

お風呂やキッチンで使う水の通り道である給水管にも寿命があり、長く使っていると劣化により水漏れのリスクが増加します。一般的に給水管の寿命は30~40年と言われているため、一度交換する必要があります。

一昔前の給水管は鉄や塩化ビニール製の管をつなぎ合わせたものでしたが、最近は樹脂製で柔らかい一本の管を使用しています。床や壁をはがさなくてもスルっと簡単に交換できるようになっているため、昔の住宅よりメンテナンスコストは下がっているといえるでしょう。

・電気配線の寿命

建物の内部で使用する電気配線の寿命目安は、20~30年といわれています。劣化した配線は電気抵抗が増えて熱を持つことがあり、長く使いすぎると火災の原因となることがあります。しかし、最近の電気ケーブルは品質が向上しているため、昔のものより耐用年数が長いといわれることも。実際に電気配線の寿命で交換に至ったというケースは少ないですが、長く暮らすなら内装リフォームに合わせて交換する機会が生まれます。

・水回り設備の寿命

キッチン・ユニットバス・トイレ・洗面などの水回り設備は、概ね20~30年が寿命の目安です。水回り設備はゴムパッキンなどの劣化による水漏れが発生しやすくなるため、基本的に寿命が来たら交換したほうが住まい全体の長持ちにつながります。また省エネ性能や使い勝手も日々進化しますので、20~30年前後で交換したほうが便利で光熱費の削減につながります。

・フローリング/壁紙の寿命

普段から目にすることが多い内装部分の寿命目安は、フローリングが20~30年、壁紙が10~15年といったところです。住宅の寿命に直接影響しない部分ではありますが、直接触れる部分ですのでメンテナンスの効果が分かりやすいです。

・結論:メンテナンス次第では一生暮らすことも難しくない

構造別の寿命から考えると、木造住宅はしっかりメンテナンスしていけば60~100年暮らすことも難しくありません。仮に30歳で建てたとすれば90歳以上まで暮らすことができますので、生涯1軒の戸建てに住み続けることもできますね。木造住宅の寿命は30年前後という意見もよく見かけますが、これは資産価値が低下して建て替えてしまうケースが多いためです。地球環境への影響を考えるとビルド&スクラップの社会は変えていく必要がありますので、今後は一つの住まいに長く住むスタイルがスタンダードになってきます。

住まいを健康に保ち長く暮らすためには、定期点検とメンテナンスによるトラブルの防止・早期発見が重要です。新築を建てる業者を選ぶときは、価格・間取り・設備にくわえて私たち施工店のアフターフォローにも注目してください。ネクストハウスでは定期点検とメンテナンス体制で最長60年の長期保証をご用意しています。プロの点検でお住まいの健康をしっかり維持いたしますので、建てたあとのこともお任せください。

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建築実例

■まとめ:木造住宅はアフターフォロー体制の整ったハウスメーカーで建てる

今までの木造住宅は30~40年住んだら建て替えることが一般的でしたが、これからは1つの家に長く暮らすスタイルがスタンダードになります。木造住宅のリスクを管理してしっかり長持ちさせるためには、工法や材料のほかにアフターフォロー体制が重要。住まいづくりでは価格やデザインだけでなく、わたしたち施工店の保証や点検に対する取り組みもチェックしてみてください。

ネクストハウスは住まいを長持ちさせる基本性能に手を抜かず、最長60年の保証・メンテンナンス体制も整備。自社設計のオリジナルオーダーシステムによる自由なプランニングとリーズナブルな価格、安心の住まいづくりをご提供します。

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監修者情報

ネクストハウス

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特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号