目次
長く住める家を建てたい、家族とコミュニケーションがとりやすい家を建てたい、そのような理由から平屋を選択する人も多いでしょう。
平屋はフロアが1階のみであり、階段がなくリビングを中心に家族が行き交うことが多いため頻繁にコミュニケーションをとりやすいのが特徴です。
また、高齢者にも優しい造りとなっているため、長く住める家となっています。
今回は、延べ床面積40坪の平屋を建てる際のポイントについて紹介していきます。
これから平屋を建てる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
■40坪の平屋は間取りにも余裕がある
・4LDK?5LDK?間取り配置はどうするべきか
・ビルトインガレージの設置は可能?
・中庭をつくることは可能?
・南玄関?北玄関?玄関の配置はどうするべきか
■平屋の形にもこだわろう
・コの字型の平屋
・L字型の平屋
・I字型(縦長)の平屋
■平屋を建てる際の注意点
・土地の広さは十分にあるか
・周囲環境は平屋に適しているか
・家族構成は平屋と相性が良いか
■まとめ│40坪の広さを活かして十分な間取りの平屋を建てよう
建築実例
■40坪の平屋は間取りにも余裕がある
建物の面積として40坪あれば、かなり余裕を持った間取りの平屋を建てることが可能です。
家族構成によって部屋数を工夫し、それぞれのライフスタイルに合わせ、快適な生活ができる間取りを検討してみましょう。
ここでは、延べ床面積40坪の平屋でできることについて紹介していきます。
・4LDK?5LDK?間取り配置はどうするべきか
平屋を建てる際最初に検討すべきは間取りです。
家族構成によって部屋の数も変わるため、間取りは慎重に検討しましょう。
40坪であれば4~5人の家族構成でも十分な広さとなりますが、子供の人数によっては部屋の数が増えることもあるため、あらかじめ先を見据えた間取り設計をすることが重要となります。
間取り上は4LDK、5LDKの間取りは実現可能です。その際リビングやキッチン、それぞれの部屋の面積が変動します。
ゆったりとした間取りにするかコンパクトな間取りにするかは家族構成によって決まるでしょう。
・ビルトインガレージの設置は可能?
建物の一部をビルトインガレージとして利用することも可能です。
ビルトインガレージは家から直接ガレージに移動することができ便利であるため人気があります。
その場合建物の形を考え、L字型にするなどの工夫が必要となります。
土地の形によっても建物の形はある程度決まってくるため、車をお持ちの方でビルトインガレージをつくりたいのであれば、建物の形をよく検討してみてください。
・中庭をつくることは可能?
平屋を建てる際中庭をつくる方は多いです。
中庭はプライベートな屋外空間として、防犯面においても安全であるため、小さなお子さんをお持ちの家庭に人気があります。
また、家族の団らんスペースとしても利用できるだけでなく、ガーデニングや家庭菜園など趣味のスペースとしても活用することが可能です。
40坪の延べ床面積であれば、十分な広さの中庭をつくることができるでしょう。
リビングから直接中庭に移動するほか、廊下を設けることで中庭とをつなぐこともできるので、生活動線との兼ね合いを見て最適な間取りを考えることが大事です。
・南玄関?北玄関?玄関の配置はどうするべきか
玄関の位置は家の広さよりも周辺環境との兼ね合いを見て決めるのが良いでしょう。
南玄関は日当たりも良く、日中は明るくなるため人気がありますが、夏場の暑さの問題もあるため何かしら対策を考える必要があります。
玄関ポーチを設けたり大きな植物を植えるなど工夫し、直接日が当たりすぎないような対策がとれると良いでしょう。
■平屋の形にもこだわろう
平屋はワンフロアのみであることが特徴の建物ですが、家の形にこだわることができます。
主にコの字型やL字型など、住む人によって建物の形も様々です。
建物の形によって間取りも大きく変化するため、ライフスタイルに合わせて建物の形を選択することでより快適な生活を送ることができます。
・コの字型の平屋
コの字型の平屋のメリットは、中庭から採光を取り入れることで家全体が明るくなることです。
中庭を取り囲むように建物が立っているため、中庭を中心に十分な日差しを取り入れることができます。
また、風通しも良くなるため住環境としてはとても快適なものとなるでしょう。
建物に囲まれた形の中庭であるためプライバシーも守られ、縁側を設置すればさらに家と中庭の距離を近づけることが可能です。
・L字型の平屋
L字型の平屋のメリットはプライベートな空間を分けやすいことです。
建物の構造上、生活の中心エリアとプライベートエリアとに分かれるため、家族間でも生活空間を程よく分けることができます。
子供の年齢によってはある程度のプライバシーを大事にしたいという方もいるので、そのような場合L字型の平屋がおすすめです。
また、コの字型の平屋よりも広い中庭をつくることができます。周囲を囲まれていないため開放感があり、広々とした屋外空間をつくることができるのです。
・I字型(縦長)の平屋
最もシンプルなI字型(縦長)の平屋のメリットは、壁が少なく、広い空間をつくりやすいことです。
また、玄関から家の奥までが一続きとなっているため、開放感のある空間となります。
庭に面した窓を大きなものにすれば十分な日差しを取り込むこともでき、家全体も明るくなりやすいでしょう。
間取りの設計も難しくなく、生活動線の確保も比較的容易です。
シンプルな形だからこそ間取りにも自由度があり、理想の家づくりが可能となります。
■平屋を建てる際の注意点
平屋を建てる際に注意すべき点はいくつかあります。
2階建ての家とは違い、平屋だからこそ気を付けたいポイントについて紹介していきます。
これから平屋を建てるという方は、参考にしてみてください。
・土地の広さは十分にあるか
平屋を建てる場合、2階建ての家よりも広い土地が必要となります。
延べ床面積40坪の平屋を建てる際、建ぺい率が50%であれば80坪の土地が必要となるため、住む地域も良く検討する必要があるでしょう。
また、平屋は2階建ての家よりも基礎の工事にかかる費用が高く、どこまでこだわるかによっては費用も割高になることがあるため注意が必要です。
土地の広さを活かしつつ、予算とうまく照らし合わせて家づくりを進めてみてください。
・周囲環境は平屋に適しているか
近所に山があったり大きな河川がある場合、大雨や台風などで土砂崩れや河川の氾濫などの危険性があります。
しかし、平屋はワンフロアであり、すべての部屋が屋外との距離が近いために避難しやすいのがメリットです。
逆を言えば、外からも侵入しやすいということを覚えておきましょう。そのため、平屋は防犯・防災対策が必須となります。
周辺のハザードマップを確認することはもちろん、防犯面では外構に工夫するなどよく検討しましょう。
・家族構成は平屋と相性が良いか
平屋はワンフロアであるため、家族構成との相性も良く検討しましょう。
家族の人数が多いと洗面所やトイレが混雑してしまう可能性があり、かえって住みにくい家となってしまいます。
また、生活動線によっては家の中での移動が高齢者には苦痛になることもあるため、ライフスタイルと平屋が合っているのかを最初に検討するべきです。
長く住める家にするためには、実際に暮らしている姿を想像し、最適な家の形、間取りを決めることが重要となります。
■まとめ│40坪の広さを活かして十分な間取りの平屋を建てよう
延べ床面積40坪の平屋を建てる際、広さは十分余裕があるため、間取りにこだわった家づくりが可能となります。
家族構成によって部屋数を検討し、広い土地を活かした空間づくりを心がけてみてください。
中庭やガレージなど、住む人にとって快適な要素を盛り込むことができるので、比較的自由な設計を楽しめるでしょう。
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