目次
リビングと並んで家づくりの中心となることも多いキッチン。
最近は家族のコミュニケーションも取りやすく、明るいオープンキッチン(対面型キッチン)を採用する人が増えています。
家事を担う人にとっては、キッチンが使いやすいかどうかは暮らしやすさに直結します。
そして、家族の形によって、最適なキッチンの間取りや形も様々です。
今回は、ネクストハウスの施工実例を紹介しながら、使いやすいキッチンの間取りをつくるポイントを解説したいと思います。
目次
■使いやすいキッチンの間取りの選び方
■ダイニングキッチンの配置の種類
■使い勝手の良いキッチンはコンロとシンク、作業台の配置バランスが大切
■対面型キッチンの種類とメリット・デメリット
■人気のセラミックトップのメリット・デメリット
■対面キッチンで気をつけたい点
■まとめ|使いやすいキッチンは動線やコミュニケーション、空気環境を考慮しよう
建築実例
■使いやすいキッチンの間取りの選び方
最近では、リビングやダイニングとつながってワンフロアになっている開放的なキッチンが増えてきています。家族のコミュニケーションはキッチンやダイニングがメインというご家族も多いかもしれません。
キッチンの間取りは、家族の暮らしの中で食事がどのような位置づけにあるかを考えることからはじめましょう。
食事は時間をかけて楽しむ、家族の団欒は食卓が多いという場合は、ダイニングに面積を割いて、大きめのダイニングテーブルを置けるようにするのがおすすめです。
逆に、家族の食事の時間がバラバラで用意もそれぞれ、家族はリビングでリラックスする時間が多いなら、ダイニングテーブルを対面キッチンのカウンターと一体化するなど、調理から食事までの動きをコンパクトにして、リビングを広く取るという方法もあります。
料理をする人はもちろん、家族全員のライフスタイルを考慮して最適な間取りを選びましょう。
■ダイニングキッチンの配置の種類
キッチンの配置方法は、ダイニングとの位置関係によって主に4種類に分けられます。
対面型 | 対面型のキッチンは調理する人が孤立せず、家族への目配りができます。シンクの洗い物や汚れ物などを隠せるのもメリット。キッチン内部を行き止まりにせず、洗面所、脱衣所、浴室、勝手口、サービスヤード、物干し場、玄関などへ通り抜け可能にしておくと家事効率もアップしてさらに便利です。 |
独立型 | キッチンを1つの部屋のように独立した空間にする間取りです。生ごみ、油、煙、水はね、においなどが他の空間に広がりにくくなるのがメリット。調理や後片付けなどキッチンの様子を気にせず落ち着いたダイニング、リビングで過ごしたい人にも向いています。 |
並列型 | リビングに対面し、ダイニングとは横に並ぶようにキッチンを配置した間取り。キッチンから食卓まで一直線で動けるので配膳や後片付けもラクラク。食卓のどの位置からもキッチンへ行きやすいので、お手伝いをしてもらいやすいのもポイントです。 |
壁付け型 | 壁に向けてキッチンを配置した間取り。他のレイアウトに比べてローコストで、スペースをとらずにつくることができます。調理中にリビングやダイニングの様子が見えづらいこと、作業台の上を隠しにくいことに注意しましょう。 |
キッチンの間取りは、調理がしやすいことはもちろんですが、配膳や後片付けのしやすさ、その他の家事への移りやすさなども重要です。それぞれの家事を行うタイミングや動きを分析して動線をつくると、家事が楽になります。
■使い勝手の良いキッチンはコンロとシンク、作業台の配置バランスが大切
キッチン内部を細かく分類すると、シンクやコンロがある側と、作業台や収納棚がある側に分けられます。使い勝手の良いキッチンはこれらをどう組みあわせて配置するかが重要です。
主に洗い物や火を使うシンク、コンロ側と、作業台側との間隔は少なくとも80cmは確保しましょう。2人以上が同時に作業することが多いなら、110cmほどあれば快適に使えます。
コンロとシンク、作業台の配置方法は、全てが一直線上になるI型、コンロ側と作業台が90度で連結したL型、それぞれが並列したⅡ型、広い作業スペースや収納ができるコの字型などのバリエーションがあります。
壁付けキッチンで最もポピュラーなI型は、シンクとコンロが同一線上にあるため効率よく調理を行うことができます。反面、キッチン部分全体の横幅に余裕がないと作業スペースの幅が小さくなります。
Ⅱ型は調理をする側と後片付けをする側が明確に分かれているので料理の段取りがしやすいキッチンです。L型やコの字型は、シンクとコンロの間が離れすぎず、動きが楽になる点がメリットです。
■対面型キッチンの種類とメリット・デメリット
人気の対面型キッチンは、周囲の壁やダイニング側との関係によって2種類に分けられます。
アイランドキッチンは、左右に人が通り抜けられる対面型キッチンです。家族や友人みんなで料理を楽しみたい人にとても人気の高いキッチンです。
ペニンシュラ型キッチンは、片面(主にコンロ側)が壁にくっついているタイプの対面型キッチンです。アイランド型と比べると小さな面積でつくることができます。
アイランドキッチンは、その特徴から調理台をダイニング側までフルフラットにするタイプが多くなります。作業台のどこからでも調理に参加しやすいのがメリットですが、水はねや油はねがダイニング側へも行きやすくなる点には注意しましょう。
ペニンシュラ型キッチンは、調理台のダイニング側に腰壁を設けて目隠しをすることが多いです。コミュニケーションの取りやすさはそのままで、手元が隠れるようにすることで油汚れや水の飛びはね防止になり、ダイニング側から調理台が見えないのですっきりとします。
調理台を腰壁で覆うことで、表面のデザインや素材にこだわる楽しみもできますよ。
■人気のセラミックトップのメリット
キッチンの天板(ワークトップ)は様々な種類があります。
中でもセラミック製のワークトップは、ネクストハウスのお客様にもよく選ばれる人気の素材です。
セラミックはガラスや陶器のような焼き物の一種で、お手入れが簡単なことがメリットです。
焼き物ならではの耐熱性や汚れの染み込みにくさも特徴で、キズがつきにくくまな板なしでも包丁を使えます。熱いものを直接置いても変色しにくく、様々な天板の中でも耐久性、お手入れのしやすさはトップクラスです。
また、意匠性の高さも魅力です。独特の質感で高級感があり、ホテルライクな空間をつくりだすことができます。デザインや質感が好きな人は、料理するたびに気分が上がること間違いなしの素材です。
セラミックトップは大手住設メーカーやオーダーキッチンメーカーのラインナップから選ぶことができます。ステンレスと比べると価格は高めですが、簡単なお手入れで長く美観を保ち清潔に使い続けられるためコストパフォーマンスに優れています。
建築実例
■対面キッチンで気をつけたい点
・換気システムを確保しよう
対面キッチンは、ダイニングやリビングとつながった間取りになるため、調理中のニオイや油を含んだ煙が流れやすいことに注意が必要です。
ダイニング側に汚れを移さないためにも、高効率、高性能な換気システムの確保が重要になります。
・シンク、コンロからの汚れを防ぐ工夫
対面型キッチンでダイニング側への水はねや油はねを防ぎたい場合は、コンロやシンクの前にパーティション(衝立)や腰壁を設置するのがおすすめです。
キッチン用の目隠しは様々な素材、形状のものが販売されています。透明で視界は遮らず汚れだけを防ぐタイプもあります。
・コンロを壁側につけるなら
ニオイや油汚れの広がりに最大限配慮するなら、コンロ部分を壁側に配置する方法が有効です。ただし、シンクとコンロが離れてしまうので、調理スタイルによってはキッチン内の床が汚れやすくなる点には注意しましょう。
建築実例
■まとめ|使いやすいキッチンは動線やコミュニケーション、空気環境を考慮しよう
キッチンやダイニングは、使いやすさやお手入れのしやすさとともに、家族のコミュニケーションに果たす役割もしっかり考えてカタチや間取りを考えるのがおすすめです。
それぞれの家族の家での時間の使い方、過ごし方などを観察、ヒアリングして、今よりも生活の質が向上するような理想のキッチンをつくりましょう。
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