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シロアリから家を守る | 今からやるべき対策と予防

「新築だからシロアリなんて関係ない」「シロアリなんて見てないから被害はない」そんな風に思っていませんか。

シロアリ被害は発見しにくく被害の進行が速いため、なるべく早い段階でシロアリの対策と、発生しないための予防が必要です。

この記事では、シロアリの被害にあわないために何をするべきかについて解説していきます。

シロアリ被害から大切な住宅を守りたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

コラムのポイント
・シロアリ対策の「必要性」がわかる
・シロアリの「新築時の対策」がわかる
・シロアリの「自分でできる対策」がわかる

目次
シロアリ予防は必要?
シロアリによって受ける被害とは
新築時にやるべきシロアリ対策
自分でできるシロアリ対策
■まとめ│シロアリ対策は早めに!日ごろのメンテナンスも重要


建築実例

シロアリ予防は必要?

日本の住宅は木造建築が多いため、シロアリのエサになりやすいといえます。

さらにシロアリは湿気があり乾燥していない場所を好むため、日本の木造の戸建てはシロアリにとって絶好の環境です。

シロアリによる住宅の被害は、見つけにくいうえに非常に進みが早いため、気づいたときには家がボロボロになっていたということもあります。

手が付けられない状態になる前に未然に防ぐためにも、シロアリの予防対策は欠かせません。

シロアリによって受ける被害とは

シロアリによる被害を放っておくと、あらゆるリスクや被害が拡大してしまいます。

シロアリ予防・対策の必要性を理解するためにも、どのような被害を受けるのかを紹介していきます。

建物の耐久性が落ちる

シロアリ被害の代表は、やはり食害による建物へのダメージです。

シロアリは雑食性のため、金属やガラスなどのかたいもの以外のほとんどのものを食べてしまいます。

木造住宅の場合は、床下の土台や柱、壁や天井などを食べてボロボロにしてしまいます。
写真などで中身がスカスカになった木材を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

さらに鉄筋コンクリート造りの建物であっても、室内の畳や家具、プラスチック・皮革・レンガやコンクリートなども食べてしまいます。

このようにシロアリの食害が進行してしまうと、当然ながら建物の耐久性は落ちてしまいます

地震などの自然災害による倒壊のリスクが出てくることは見逃してはいけません。

駆除・修繕費用が高くなる

シロアリによる被害が広がってしまうと、駆除費用・修繕費用が高くなることが考えられます。

シロアリは繁殖力が非常に強いこともあり、一度発生すると被害の拡大するスピードがとても早いことが特徴です。

そのため見つけたらすぐに対策をしなければ、被害がどんどん拡大してしまうのです。

シロアリによる被害が進行してしまうと、駆除のための薬剤散布の範囲が広くなったり、食害にあった木材などの交換・修繕が必要になります。

特に建物内の複数箇所や2階部分まで広がっているケースでは、被害が非常に進んでいることが多く、高額な費用がかかってしまうことが少なくありません。

資産価値が落ちる

シロアリによる被害が進行した住宅は、資産価値が大幅に落ちてしまうことは認識しておきましょう。

構造部分など住宅全体に影響する部分にシロアリ被害がある場合、耐久性・安全性の観点からも重大な欠陥となります。

売却時の査定額に大幅に影響するだけでなく、買い手がつかないといった事態も考えられます。

将来の資産として考えているのであれば、シロアリ対策は必ず行うことをおすすめします。

新築時にやるべきシロアリ対策

外構が手入れされ虫を寄せ付けない家

シロアリ対策をするのであれば、新築時は最大のチャンスです。

特に構造に関する対策などは新築を建てるタイミングでないと出来ないため、今から新築戸建てを検討している人は必ずチェックしてください。

長く大切に住み続けたいと思っているのであれば、建物のシロアリ対策は意識しましょう。

点検しやすい作りにする

シロアリ被害は発見しにくく進行が早いため、点検しやすい作りにすることは必須といえます。

シロアリを発見するためには「蟻道」といわれるシロアリの通り道となるトンネルを見つけることがポイントになります。

床下の点検ができるよう基礎を高くすることで、目視での確認がしやすくなります。
風通しがよくなるため、湿気がこもることも防げます。

また、基礎の近くには点検の障害となるような物を置かないように気をつけましょう。
物置やウッドデッキなど一度設置してしまうと動かすのは難しいため、点検のための導線を確保したうえで設置場所を検討してください。

樹種の選定

家の建築に使われる木材の中にはシロアリに食べられにくい樹種があります。

チーク・ヒノキ・ヒバなどは一般的にシロアリ対策に有効な樹種と言われています。

地面に近い土台部分などには、シロアリに強い樹種を選びましょう。

また使用する木材の部位によっても、水分の少ない心材がシロアリ対策にも有効なため、業者と相談して選定するようにしましょう。

薬剤の散布

シロアリ対策で有効なものとして、薬剤の散布もあげられます。

新築時に薬剤散布しておくことで、シロアリが発生しにくい状態にできます。

ただし気を付けたいのは、使用する薬剤です。

最も一般的に使われているシロアリ対策のネオニコチノイド系の薬剤は、人体に安全といわれているものの、海外では使用を禁止している国もあります。

長く住む住宅ですから、人体の影響にも気を付けたいという方は天然由来の「ホウ酸」を使った薬剤がおすすめです。

ホウ酸は本場アメリカをはじめ、オーストラリアやニュージーランドなどでも木材の腐朽菌とシロアリ対策に効果があることが知られています。

新築時の木材劣化対策として、多くの住宅でホウ酸処理が行われています。

「ホウ酸」によるシロアリ対策と合成殺虫剤と効果の比較についてはコチラ

自分でできるシロアリ対策

既に住んでいる家であっても、今からできるシロアリ対策はあります。

シロアリが発生しにくい環境をつくり、メンテナンスをするポイントを紹介します。

家の周りに荷物・木材を置かない

木材はシロアリのエサになるため、家の周りに木材を置かないことが重要です。

大好物の木材を置いておくと、シロアリを呼び寄せることになり食害がおきてしまいます。

シロアリを寄せ付けないためには、家の周りや外壁などの近くにある使わない木材は撤去しましょう。

また木材だけではなく、ダンボールもシロアリのエサになります。

保管場所でついていた卵が孵化して繁殖する、ということもあるので、できるだけ屋内に置きっぱなしにしたり、屋外に放置したりせず処分しましょう。

風通しと日当たりをよくする

シロアリは湿気と暗所を好むため、シロアリが好みそうな場所は風通しと日当たりをよくするようにしましょう。

換気口の前やまわりに植物などの物を置いてしまうと、空気の流れが悪くなり、湿気がたまる原因となります。
床下の湿気はシロアリにとって絶好の環境です。

大きな物を置くことで日当たりも遮断されるため、換気口や建物の基礎まわりはなるべく物を置かず、シロアリが発生しにくい環境にしましょう。

水漏れなどは修理する

シロアリは湿気など水を好むため、水漏れを確認したらすぐに修理しましょう。

水漏れを放置すると、建物に使用している木材が腐食するだけでなく、腐食した木材をシロアリがさらに食べてしまうのです。

屋根や外壁の劣化によって起こる雨漏りも、シロアリの好む環境をつくる原因になるので、日ごろから家のメンテナンスを兼ねてチェックするようにしましょう。

まとめ|シロアリ対策は早めに!日ごろのメンテナンスも重要

長く住むうえで、住宅のシロアリ被害は見逃せない深刻なものです。

日本は湿度も高く、木造建築が多いので、シロアリ対策は必須といえます。

新築の時点で、長期にわたってシロアリが発生しないための対策を行うことがベストといえるでしょう。

すでに住んでいる家であってもシロアリ対策はできるので、手遅れと思わずに出来ることからぜひ取り組んでください。

またシロアリ対策は1度やったからよいというものではなく、家のメンテナンスの一環として定期的に見直すようにしましょう。

ネクストハウスでは、シロアリから大切な住まいを守る劣化対策にも取り組んでいます。

自宅にいながらプロに相談できる「おうちでオンライン相談」を実施しているので、シロアリ対策だけではなく、長く大切に住める住宅環境づくりについてお気軽にご相談ください。

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監修者情報

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