目次
住宅の購入は大きな買い物になるため、資産として考えて所有している人も多いでしょう。
しかし家を売却する際に、自分の家がどれくらいの金額がつくか知っていますか?
戸建て住宅を所有している、または建てようとしているという方は住宅の資産価値と査定のコツを理解しておきましょう。
またこの記事では、将来の住宅の資産価値を保証する制度についても紹介するので、ぜひ住宅の購入や将来の売却を考えている方は参考にしてください。
・家の査定を決める「資産価値」がわかる
・家の査定を決める「売却査定」がわかる
・家の「将来の査定額」を決める方法がわかる
目次
■家の資産価値は20年でゼロってホント?
■家の売却査定を依頼する際のコツ
■将来の売却価格を決める方法
■まとめ│高く売却するためには大切に住める家を購入しよう
建築実例
家の資産価値は20年でゼロってホント?
自分が購入した家が将来いくらになるのか、気になりますよね。
不動産の売却を検討する際、築年数は売却額を決める重要な要素になります。
戸建て木造住宅の耐用年数は22年
一戸建て住宅をお持ちの方の中で「住宅の資産価値は築20年ほどでゼロになる」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
国によって定められている建物の税法上の耐用年数は、木造住宅が22年、鉄筋コンクリートなどのマンションは47年と決められています。
そのため20年で家の資産価値がゼロになると言われているようですが、もちろん20年以上の住宅だからといって、住めなくなるわけではありません。
しかし耐用年数を過ぎた住宅は、査定時に「古家(ふるや)」として価値が付きにくくなることは事実です。
ただし一戸建ての住宅の価格は土地と建物の合計で決まるため、たとえ建物の価格がゼロになったとしても、土地代の資産価値は保たれます。
家の売却査定を依頼する際のコツ
実際に家を売却することになったらいくらで売れるのか?
具体的な金額を知るためにも査定を依頼しましょう。
査定には大きく分けて2種類あって「机上査定」と「訪問査定」があります。
机上査定は過去の売却実績や物件の基本情報などから、現地で物件を見ずに査定する方法です。
データから査定額を出すため、最短1日で査定額を知ることができます。
一方で現地の状況が加味されていないため、実際の売却価格と乖離してしまうこともあることを理解しておきましょう。
訪問査定は現地で実際の物件や環境を見たうえで金額を算出するため、制度の高い査定額が出されます。
日程調整の手間や、査定結果が出るまでに日数がかかってしまうデメリットはありますが、実際の売却価格に近い査定額を知りたいのであれば訪問査定をおすすめします。
では実際に査定を依頼する際に知っておくべきコツについて紹介します。
複数の不動産会社に依頼する
査定金額は不動産会社によって異なります。
そのため複数の不動産会社に査定を依頼することが重要になってきます。
査定価格は売却金額が保証されるものではないため、適正な価格でなかった場合になかなか売れないという事態がおきてしまいます。
1社の査定額だけを見たのでは、その金額が妥当かどうかの判断は非常に難しいでしょう。
しかし複数の会社の査定額を比較すれば、安すぎたり、逆に高すぎたりといった不当な査定金額を判断することができます。
信頼できる不動産会社に依頼する
不動産の売却は非常に大きな金額が動くため、信頼できる不動産会社を見極めて依頼する必要があります。
世の中には不当な査定金額を出して契約まで案内し、実際には低い売却金額や高額な手数料になったなど、悪質な不動産会社も存在します。
そのような悪い不動産会社に依頼してしまわないためにも「査定額の根拠」や「販売戦略」をきちんと聞き出し、内容に妥当性があるかしっかりと判断しましょう。
相場を確認する
査定額が出るのを待つだけではなく、きちんと自身でも売りたい不動産の相場について調べることが必要です。
不動産会社に全て査定を任せっきりにしてしまうと、実際の相場よりも低い価格が設定されてしまうということもあります。
売却価格の設定は高すぎても低すぎてもいけません。
設定価格が高額だとなかなか購入されにくく、逆に低すぎると欠陥を疑われる可能性があるからです。
また不動産会社によって得意な分野やエリアも異なるため、不動産のある地域や条件で適正な価格をご自身でしっかりと確認しておくことで、納得のいく売却金額を設定できます。
売りたい時期を決めておく
不動産を売りたい時期によっては価格が変動するため、いつまでに売りたいのか売りたい時期を決めておくことをおすすめします。
引越しなどの理由で、急ぎで売りたいという場合はどうしても売却金額を下げる必要が出てきます。
しかし時間がある場合は、希望する価格で購入してくれる人が現れるまでじっくり時間をかけられるので高額で売却が可能です。
また不動産がもっとも売り出しやすいと言われている時期は2~3月頃のため、比較的高めの金額でも売りやすくなります。
一方で8月頃は売れにくい時期になるため、この時期に不動産を売却したい場合は金額を見直す必要があるかもしれません。
将来の売却価格を決める方法
家を新築した際、住宅の将来の売却金額が分かったら安心ですよね。
「Best Value Home(ベストバリューホーム)」という制度では、一定の基準を満たす優良な住宅に対して売却価格を保証します。
売却価格を保証するベストバリューホーム
「Best Value Home(ベストバリューホーム)」は性能・品質ともに高い良質な新築戸建住宅に対して、将来にわたって売却価格を保証する制度です。
これまでの日本の住宅の価値基準では、どんなに大切に住み続けてきた住まいであっても、新築から20年以上経つと実質の不動産価値がなくなってしまっていました。
しかしベストバリューホームでは、協会が設定した長期優良住宅レベルの基準を満たした優良住宅を、新築時に将来の売却金額を査定し保証します。
売却価格は、維持管理の実施状況を踏まえて5年ごとに更新することで、大切に長く住み続けてもらうことを目的としています。
ベストバリューホームの認定を受けた住宅を売却する際に、実際の売却価格が協会によって査定された価格を下回った場合、土地価格を除いた差額が消費者に保証されます。
住宅価値保証制度(ベストバリューホームシステム)についてはコチラ
将来の売却価格が分かるメリット
ベストバリューホームの認定を受け、将来の売却価格を決めておくことで以下のメリットが得られます。
資産価値の見える化される
新築の時点で自身の家の将来の資産価値を査定し、保証してもらえるので、資産価値が見える化されます。
売却金額が保証されている
将来的に自宅を売るとなった際、事前の査定額と実際の売却額との差額が出た場合に保証がされます。
そのため思っていたよりも高く売れなかったというリスクがありません。
購入されやすい
ベストバリューホームはメンテナンスされた良質な家であるという保証でもあるため、購入する側にとってもメリットが多く、売却がスムーズに行く要素にもなります。
まとめ|高く売却するためには大切に住める家を購入しよう
愛着のある我が家は、手放す際にもせっかくなら高い価格で売却したいものです。
今の日本の住宅の価値基準ではどんなに大切に住んでいても、年数が経ってしまうと資産価値が落ちてしまいます。
少しでも資産価値を落とさずに住み続けたいのであれば、住宅の購入時に将来の売却価格を想定しておきましょう。
また合わせて丁寧にメンテナンスをしながら大切に住み続けることが、資産価値を落とさないためにも大切です。
ネクストハウスでは、住宅価値保証制度(ベストバリューホームシステム)を取り入れ、将来への安心をお届けする住まい作りに取り組んでいます。
自宅にいながらプロに相談できる「おうちでオンライン相談」を実施しているので、長く大切に住める住宅を建てたいという方は、お気軽にご相談ください。