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家に虫が侵入するのはもう嫌!│設計・入居・継続、各段階でできる虫対策を解説!

あなたは虫が苦手ですか?

虫が苦手で、家に虫が侵入しないよう様々な対策を取っている人もいるでしょう。

また、新築で住まいに対する要望の中には「家に虫が入らないようにしたい」という意見もあります。

本記事では、新築のときにこそできる虫対策ついて、さらに虫対策が効果を発揮し続けるためにどうすればよいのか解説しています。

刺されてしまうなど衛生面でも実害があり、苦手な人にとっては見ることも嫌な虫。

せめて家の中で出会うことのないよう、しっかり対策を取りましょう。

コラムのポイント
・土地探し・設計段階で取るべき虫対策がわかる
・入居直後の虫対策がわかる
・入居後の虫対策がわかる

目次
■土地探し・設計段階の虫対策
■入居後の虫対策
■引っ越し後に継続するべき虫対策
■ まとめ│虫が嫌いなら対策を取り続けよう


建築実例

土地探し・設計段階の虫対策

外壁など周囲を乾燥させることで虫を寄せ付けない

段階を踏んで虫への対策を解説していきます。

最初に土地探しや設計段階、家づくりの初期でこそできる虫対策をお伝えします。

虫の発生しづらい土地を選ぶ

土地選びの段階で「虫が発生しづらい土地」を選びましょう。

例えば田舎の木々に囲まれた土地を購入すると、山に生息する虫が新居の光に寄ってくることは想像できるでしょう。

虫が苦手であれば森や水辺など、生き物の生息に適した環境から離れた場所に土地を求めましょう

なお、虫の発生しやすい環境は田舎に限った話ではありません。

都市部でも、ゴミ置き場には水気を求めて虫が発生します。

飲食店の付近や自動販売機の近くも年中温かく、虫にとっての食物が豊富であることから、そういった建物から距離を置く意識も必要です。

気密性の高いサッシを多用する

設計に関係する話題で「気密性の高いサッシ」を積極的に採用しましょう。

一般的に使用されることの多い引違い窓は人が出入りするのには便利ですが、人と一緒に虫も出入りすることがあります。構造上、気密が取りづらく、隙間ができてしまうのです。

滑り出し窓などゴムに窓枠を押し付けて、しっかり気密を確保するタイプの窓を多用しましょう。

カムラッチ式よりハンドル式

滑り出し窓の開閉方法には、カムラッチ式とハンドル式の2種類がありますが「ハンドル式」を選びましょう。

ハンドル式の場合、網戸を閉じた状態で開閉ができますが、カムラッチ式の場合は窓の開閉時、一度網戸を開けてから窓の開閉を行います

このとき、光に寄ってきた虫が侵入するため、虫が苦手な人にはハンドル式がおすすめです。

網目の細かい網戸を使用する

網戸は標準品に加えて「網目の細いタイプ」が販売されています。

価格は標準品よりも高くなりますが、網目が細かく標準品と比べて虫を止める性能が上がっています。
さらに網戸の線自体も細く、通風性能が向上していることから換気の面でも効果を期待できるでしょう。

入居後の虫対策

自然と建物の調和を目指す

次に、建築が完了し入居するときの虫対策をお伝えします。

建物本体の防御性能を上げても、人が虫を招いていては効果がありません。

引っ越しの荷物を丸ごと虫退治

旧居から新居に移る際、引越し業者に依頼する人も多いですが「荷物を丸ごと殺虫する」サービスを提供している会社があります。

実は新居で虫を見つけた場合、その多くは旧居から荷物を通じて持ち込んだものといわれます。

引っ越しのときにトラックの中で殺虫サービスを受れば、新居に虫を持ち込む可能性を減らせるでしょう。

エアコンドレンパイプのホースに専用の網を取り付ける

外部から内部に虫が侵入する経路は限られますが、そのうちのひとつ「エアコンから伸びるドレンパイプに網を取り付ける」ことでひとつの経路を潰せます。

エアコンには必ず結露水を室外に排出するためのドレンパイプが付属しており、パイプを通じて室内に虫が侵入することがあります。

他にも、エコキュートの配管や給水配管を通すための穴など、室内に通じる穴を全て塞ぐことが大事です。

専用の防虫網も販売されているので、使用を検討してもよいでしょう。

家の周囲を湿気がない状態に保つ

虫は湿気を帯びた場所に生息するので、常に「家の周囲を乾燥した状態に保つ」ことは強力な対策になります。

木材や外構用の資材、ガーデニング用品など、つい家の周囲に放置することがありますが、虫が住み着く要因になるので注意しましょう。

エアコンやエコキュートの室外機周辺は隙間が少ないので掃除しづらいですが、定期的に優しい流水で洗い流すなど、常に清潔に保つことも対策になります。

引っ越し後に継続するべき虫対策

敷地周囲をコンクリートで固めることで虫対策となる

虫対策は設計、引っ越しのときだけ行うものではなく、継続して行う必要があります。

最後に、続けることで効果を発揮する対策を紹介します。

水回りを中心に掃除する

「水回りを中心に掃除する」ことは最も効果の高い虫対策になります。

虫は水・湿度がなければ徐々に動きが鈍くなり、生きていくことができなくなります。

頻繁に水回りを掃除して水気を排除することで、虫の数を減らすことができるでしょう。

また、掃除に加えて整理整頓を心がけることで、虫が落ち着いて生存できる「隙間」を減らすことにつながります。

警戒心の強い虫は広々とした空間に出ることはなく、壁と家具の隙間や新聞紙の束といった隙間を好みます。
日々の整頓で隙間をなくすことを心がけましょう。

定期的にシロアリ忌避剤を施工する

新築の住宅では多くの場合、コンクリートの基礎や木でできた土台部分にシロアリ忌避剤を散布します。

忌避剤の主な目的は木造住宅の大事な構造部分を食べてしまうシロアリが侵入しないようにすることですが、副次的にゴキブリを遠ざける効果が得られます

シロアリは「アリ」と名付けられていますが、昆虫の分類としてはゴキブリ目に属しており、アリよりもゴキブリに近い生態を持っています。
このため、シロアリに効果のある忌避剤を散布すると、ゴキブリにも効果を及ぼすのです。

ただし、一般的に用いられているシロアリ忌避剤は5年程度で効果が薄れるとされており(保証期間も5年前後に設定されています)、定期的な再散布が求められます。

再施工すると、シロアリに加えてゴキブリへの忌避効果も継続するので「虫が苦手な人は定期的にシロアリ忌避剤を施工」することを覚えておきましょう。

雑草をこまめに抜く

次々に生えてくる「雑草をこまめに抜く」ことも虫対策になります。

雑草が生えると、生えた箇所の付近は湿気が溜まりやすくなり、さらに虫が住み着きやすい隙間ができます。

雑草をこまめに抜くことで虫にとって居心地のよい場所を少なくできるので、家の周囲に虫は少なくなり、結果として室内への侵入も抑えられます。

ガーデニングや家庭菜園など、土を使う土地利用を考えていない場合は、建築段階で土が露出しない外構を計画してもよいでしょう。

コンクリートやアスファルトで敷地を覆ってしまえば、雑草は生えず乾燥した環境を維持できるので虫が苦手な人や、庭のお手入れに大変さを感じる人は検討してみましょう。

ダンボール・紙類は早めに捨てる

「ダンボールや紙類を早めに捨てる」ことも意識しましょう。

通販サイト利用の一般化によって自宅にダンボールが嵩む家庭もあると思いますが、ダンボールや紙類は適度な隙間と湿気を吸いやすい性質から、虫が卵を産み付けることがあります

宅内に放置しておくと、暖房による適温で冬でも活動を開始することがあるので、早めに廃棄することをおすすめします。

一方で、古紙は廃棄する日が限られるので、一定期間保管する必要がある自治体もあります。

この場合設計の段階で、外の倉庫や屋根付きの駐輪場など、人目につかず置いておく場所を確保することを忘れないようにしましょう。

まとめ│虫が嫌いなら対策を取り続けよう

土や植物の露出を排除すると虫対策になる

虫は、苦手な人にとっては生活の満足度を大きく下げる原因になるものです。
設計・建築の段階でとれる対策はとっておきましょう。

また、建築後も宅内外で行うべき対策はたくさんあります。
継続して対策を取り続け、虫の侵入を防いで心安らかに暮らしましょう。

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