「新築を選ぶべきか、中古を選ぶべきか…？」

住宅の建築を検討し始めたとき、最初に浮かぶ疑問でしょう。

新築にも中古にも、メリットとデメリットがあり、どちらを選択しても後悔しそうで怖いもの。
本記事はそんな人の疑問を解決するものです。

それぞれのメリット・デメリットを解説するとともに、どんな人が新築を選ぶべきなのか、中古を選ぶべきなのかを紹介しています。

最後まで本記事を読んで、迷いのないマイホーム取得を目指しましょう！

全てを自由に決められる「新築」住宅

新築住宅は予算の範囲内ではありますが、全てを「自分の思うとおりに設定できること」が強みです。
逆にデメリットは「予算」があること。

メリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

「新築住宅」のメリット

新築住宅を選択するメリットは大きく以下の3つに分けられます。

• 全てを選択できる
• 最新設備を導入できる
• 補助金が手厚い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

全てを選択できる

一番大きなメリットはこの「全てを選択できる」ことでしょう。

建築場所も自由に指定し、さらに細かい間取りも全て設計者との話し合いの中で決めることができます。

壁の色や床の素材まで全て指定できるので、完全にオリジナルの家を建築することができます。

こだわりが強い人にとっては、新築住宅の建築は人生最高の楽しみとなるのではないでしょうか。

最新設備を導入できる

住宅の設備は毎年進化しており、新築住宅を選べば憧れの「最新設備」を導入することができます。

IHヒーターや食洗機、浴室乾燥機など、日々の家事のストレスを軽減する機能を持つ設備を選択可能です。

他にもたくさんの最新設備が出ているので、あなたの生活に合わせた設備を探してみましょう。

補助金を受けられる

新築住宅は様々な「補助金」を受けることができ、実際の購入価格を大幅に下げることが可能です。

現金として受け取れるすまい給付金、家計の大きな負担である所得税・住民税を軽減できる住宅ローン減税。

省エネ性能の高い住宅に適用されるグリーン住宅ポイントやZEH補助金、都道府県や市町村独自の補助金が設定されている場合もあります。

その他、贈与税の非課税枠や、各種税金の減免なども利用するとかなりお得に家を建てることができます。

「新築住宅」のデメリット

新築住宅のデメリットは一般的には1つ、「中古住宅よりも取得費が高くなる」ことです。

新築住宅には広告費など新築ならではの経費が計上され、中古住宅に比べると高い金額で購入することになります。

また、新築住宅は土地探しが難航することが予想されます。
すでに建築に適した開発しやすい土地には住宅が建てられていて、理想の土地に出会うには手間と労力が必要であることを認識しましょう。

「新築住宅」のポイント

新築住宅を建てる際のポイントは「こだわり抜く」ことです。

単純に考えると、新築住宅のメリットは取得費用が高い代わりに、あらゆる条件・設備などを選択可能であることです。

中途半端にコストのことを考えて建築をしてしまうと、「もっとこうしておけばよかった…」と後悔につながります。

コストパフォーマンスに優れる「中古住宅」

中古住宅の一番のメリットは、「新築住宅に比べて取得価格が安い」ことですが、他にもメリット・デメリットが存在します。
ひとつずつ確認してみましょう。

中古住宅のメリット

中古住宅は他人が使用していたから、老朽化しているからと先入観に囚われず選択肢のひとつに入れて、中古住宅のメリットを確認してみましょう。

値段がこなれている

新築住宅と異なり、販売経費の上乗せが少ないため、「取得費用を抑えること」ができます。

部分的にリフォームを加えて設備を最新のものに変更しても、最初の取得費を少なくすることで多くの場合新築住宅よりも費用を抑えることができるでしょう。

実際の物件を見ることができる

中古住宅では現物を見て、「間取り・日当たり・周辺の環境・近隣住民などを確認」することができます。

新築住宅の場合はまだ周辺の家が建っていないことも多く、どんな人がまわりに引っ越してくるのかを把握できないことも。

実物を確認できることは大きなメリットです。

「中古住宅」のデメリット

デメリットとして挙げられるのは、見えない部分をしっかり把握する能力が必要な点です。
その理由を解説していきましょう。

見えない部分の把握

リフォーム前提で中古住宅を購入するのはコストパフォーマンスに優れた購入方法です。

一方で、「水回り近辺、柱・梁といった構造部分は壁の中に隠れており、内部を見ることができない」場合があります。

万一、購入後のリフォームで構造部分に致命的な欠陥が見つかった場合は、想定を大きく超える金額がかかるかもしれません。

環境が合わない場合がある

「中古住宅を取得すると、自宅周囲の人の平均年齢が高い」場合が多いです。

子育て世代だと可愛がられる反面、過度なつながりを求められる場合もあります。

新築住宅であれば、周囲も同世代であることが多いので、打ち解けやすい場合もあるでしょう。

「中古住宅」のポイント

中古住宅を取得する場合には、「再建築不可物件」を避けましょう。
具体的には、前面道路が建築基準法上の道路でない場合や、接道が2m未満である場合が挙げられます。

上記の場合には、リフォームが認められても、取り壊して再度建築できない場合があり、リフォーム中に致命的な欠陥が見つかった場合に取り返しがつかないことになります。

次に、「耐震基準変更後の物件」を探しましょう。
1981年6月1日以降に建築確認申請が行われた物件は、耐震基準が変更されたあとの建物になり、地震への耐力が異なります。

1978年に発生した宮城県沖地震で家屋の東海が多かったことから制定されたもので、安全に過ごすためには必ず知っておくべき知識です。

最後に、「ホームインスペクション済み物件」を探すと致命的な欠陥に出会う確率は更に減るでしょう。
ホームインスペクションとは、住宅診断と言い換えることもでき、対象となる中古住宅の健康診断を行うことです。

専門家の目で確認された中古住宅ですので、問題やリフォームすべき箇所があった場合はちゃんと履歴として残り、購入する際の判断材料となります。

まとめ│「新築住宅」がおすすめな人「中古住宅」がおすすめな人

ここまで新築住宅と中古住宅のメリット・デメリットやポイントについて解説しました。

改めて、どんな人が新築住宅・中古住宅をおすすめできるのでしょうか。

「こだわりがある人」は新築・注文住宅がおすすめ

家に対して何らかのこだわりを持つ人は、妥協して中古住宅を選択すると後悔するでしょう。

生活をする中で、不満点を見つけては「あのとき注文住宅を選んでおけば…」と思ってしまうからです。

これから貯金をしてでも、注文住宅でこだわりの家を建てることをおすすめします。

「コストパフォーマンス」が大事な人は中古住宅がおすすめ

こだわりよりも「お得さ」を選択する人は中古住宅も視野に入れてよいでしょう。

注文住宅を選んだ後、現預金資産の目減りを目の前に不安を覚えてしまう可能性があります。

資産の減少は生活水準の低下にもつながり、後悔を生む可能性があるので、安価に住居を得たい人は新築を避けることをおすすめします。

迷ったら専門家に相談してみよう

ここまで記事を読んでみても、自分たちに「新築」が合うのか「中古」が合うのか分からない人もいるでしょう。

その場合は、一度専門家に相談してはいかがでしょうか。

ネクストハウスでは、自宅にいながらプロに相談できる「おうちでオンライン相談」を実施しています。

まだ家を建てるかどうか分からない、その段階でも問題ありません。お気軽に相談してみてくださいね。

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