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ダウンフロアは便利?おしゃれなリビングをつくる際のヒントを紹介

ダウンフロアリビング

ダウンフロアは床の一部分をほかの部屋よりも一段下げてあるスペースのことを指します。

同じ空間に段差をつけることで、空間を緩やかにつなぐことができるため、一見ただの段差のようにみえてもそのメリハリがとてもおしゃれです。

今回は、ダウンフロアの活用法やメリットなどについて紹介していきます。

コラムのポイント
・ダウンフロアのメリット・デメリットを紹介します。
・ダウンフロアをつくることでの生活のイメージができるようになります。
・ダウンフロアをつくる際の注意点やそのほかの間取りアイデアについての理解が深まります。

目次
■ダウンフロアってなに?
■ダウンフロアをリビングにつくるメリット
■ダウンフロアをつくるデメリット・注意点
■まとめ│ダウンフロアを間取り設計に組み込むことでおしゃれなリビング空間に


建築実例

ダウンフロアってなに?

ダウンフロアは「ピットリビング」とも呼ばれ、リビングの一部もしくはリビングと隣接する部屋のつなぎ目を一段下げることによって別の空間をつくることを指します。小上がりスペースのように空間を段差によって区切ることで立体感が生まれ、落ち着いた印象を与えるとともにおしゃれのポイントにもなるのです。

ダウンフロアの活用方法はさまざまであり、家族構成やライフスタイルに合わせてどのようなスペースとして活用するのかをよく検討してみましょう。

ダウンフロアをリビングにつくるメリット

ダウンフロアの活用法

さまざまな活用方法があるダウンフロアですが、実際にリビングにダウンフロアをつくることでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、ダウンフロアをリビングにつくることで得られるメリットについて紹介していきます。

・見た目がおしゃれな空間になる

ダウンフロアにすることで、イスではなく直接床に座るスタイルの暮らしになります。床に座る暮らしと聞くと和室を想像するかもしれませんが、ダウンフロアであればモダンでおしゃれなスタイルに仕上げられるメリットがあるのです。

さまざまなタイプのインテリアとも相性がよいので、自分の好みに部屋をコーディネートできるでしょう。リビングのデザインと統一感を出すことができれば、よりいっそうおしゃれな空間となります。

・空間にメリハリが生まれ広々とした空間になる

リビングにダウンフロアをつくる場合、ダイニングキッチンからみるとスペースが一段低くなっているため、テーブルやソファといった家具が視界に入らなくなります。そのため、視線が部屋の奥まで抜けることにより、広々とした空間となるのです。

また、スペースを仕切る際に壁をつくる必要がなく、段差が緩やかな仕切りの役目を果たしてくれるのもメリットといえるでしょう。段差があることでメリハリが生まれるので、リビングを少しでも広く見せたいという方にはおすすめの間取りとなります。

・間取りを有効的に活用できる

ダウンフロアはさまざまな活用方法があります。たとえば家族のくつろぎスペースや子供の遊び場、また、大きな本棚を設置すればライブラリースペースとしての活用も可能です。また、小上がり和室のように畳を敷き詰めれば和室スペースとしての活用もできるので、モダンな家にも畳が欲しいという方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

家づくりの際、間取り設計はとても重要です。とくにリビングは家のなかで最も広く、家族が集まる場所であるため、快適な暮らしを送るためには間取りにも工夫が必要となります。その際、ダウンフロアのような見た目と機能性を兼ね揃えたエリアをつくると、より快適で住みやすい家になるのではないでしょうか。

・収納スペースとして利用することもできる

小上がりスペースは下の部分を収納スペースとして活用することができますが、ダウンフロアもつくり方によっては収納スペースとしての活用が可能です。たとえば、ダウンフロアを窓際のエリアに設置し、窓に沿う形でステップにしてしまえばものを置けるだけでなく人が腰かけることもできます。

また、ステップの下に空洞をつくることで小上がりスペースのような収納をすることも可能であるため、上手く設計をすれば収納スペースとしての活用も十分可能なのです。リビングとはいえ、しっかりと収納ができなければひとたびものであふれ返ってしまうので、このような活用方法ができるのもメリットとなるでしょう。

ダウンフロアをつくるデメリット・注意点

ダウンフロアをつくるときは段差に注意

ダウンフロアは見た目もよく、リビングを広く見せるための手段として適しています。しかし、実際にダウンフロアをつくる際には注意しなければならないこともあるので、デメリットなどもしっかりと確認しておきましょう。

・赤ちゃんや小さな子供・高齢者がいる場合

ダウンフロアの一番の特徴は、空間を壁で仕切らず段差で区切る点です。そのため、この段差がときにはデメリットとなることもあります。たとえば、小さなお子さんや高齢者が一緒に住んでいる場合には注意しましょう。

段差の昇り降りや、段差につまづいて転倒してしまう危険性があるので家族構成によってはダウンフロアが適さないケースもあります。ダウンフロアはバリアフリーの考えとは異なり、人によっては段差が負担となることもあるのです。そのようなリスクを頭にいれつつ間取り設計をするようにしたいところです。

・掃除がしにくい

ダウンフロアやスキップフロアは階段や段差でスペースを区切るため、掃除の手間が増えてしまうといったデメリットがあります。また、掃除の手間を省いてくれることで便利な家庭用のお掃除ロボットを使用することもできません。

このような、リビングに立体感をもたせた間取りは部屋が広くなる分、掃除の手間が増えるということも覚えておきましょう。長く住む家であれば日々の不便さが積み重なり、住みにくい家と感じてしまうこともあるので、先を見据えた間取り設計を心がけたいものです。

・家具や模様替えの幅が狭くなる

ダウンフロアは固定スペースであり広さも決まっているため、設置できるインテリアや模様替えなどの選択肢もある程度限られてしまいます。そのため、色々なインテリアを試してみたい、季節や気分によって部屋のイメージを色々と変更したいという方にはあまり向いていないでしょう。

また、家づくりの際オプションとしてダウンフロアを設置することができますが、施工費用が高くなることもあるため注意しましょう。部屋のデザインをその都度自由に楽しみたいという方は、しっかりとダウンフロアの必要性を考えて検討しましょう。

まとめ│ダウンフロアを間取り設計に組み込むことでおしゃれなリビング空間に

スキップフロア

ダウンフロアをリビングに採用することで、リビング全体がおしゃれになるだけでなく暮らしにも新たなテイストを加えることができます。また、空間を広々と見せる効果もあるため、快適なリビング空間となるでしょう。

しかし、住む人によってはダウンフロアの間取りが適さないこともあります。赤ちゃんや小さなお子さん、高齢者がいる家ではケガのリスクを考えると慎重に検討するのがおすすめです。

ダウンフロアの間取りはメリット・デメリットともに存在するため、必要性を考えつつ間取り設計を行いましょう。

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監修者情報

ネクストハウス

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特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号