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4LDKの平屋・ファミリークローゼットの広さの目安と間取りのコツ|効率的な家事動線のアイデア満載

ファミリークローゼットのある家

新築平屋の間取りで人気のファミリークローゼット。各部屋の収納を1ヶ所にまとめることで、収納力が増えて外出・帰宅動線や家事動線が良くなるのが魅力です。

取り入れる事例も多く、SNSではおしゃれなファミクロの実例写真もたくさんあり、新築するならとりあえずファミリークローゼットを入れたい!と思う人もたくさんいると思います。しかし、中には「導入したけれど、使いづらくて物置状態…」という失敗談もたびたび見かけます。せっかくファミリークローゼットをつくるなら、生活の質が上がるような間取りにしたいですよね。

そこで今回は、ファミリークローゼットを最大限に活かせる4LDKの平屋の間取り例を紹介します。平屋を検討中の方で、ファミリークローゼットで効率良い暮らしがしたい、収納を集約してお部屋を広く取りたいなど、間取りについてお悩み中の方はぜひ参考にしてくださいね。


目次
■坪数別:4LDKの平屋のファミリークローゼットはどれくらいの広さが取れる?
 ・30坪・4LDKの平屋の場合
 ・35坪~40坪・4LDKの平屋の場合
■ファミリークローゼットのある平屋間取りアイデア3選
 ①寝室とランドリールームを結ぶウォークスルー型
 ②キッチンを中心とした回遊動線をつくる
 ③ファミリークローゼットを中心とした回遊動線
■ファミリークローゼットは目的によって場所を決めよう
■まとめ|使いやすい平屋ファミリークローゼットは配置と広さのシミュレーションが大切


建築実例

■坪数別:4LDKの平屋のファミリークローゼットはどれくらいの広さが取れる?

次に、仮に夫婦+子ども1~2人の3~4人家族で4LDKの平屋を建てる場合、坪数別にファミリークローゼットがどれくらい確保できるかについてシミュレーションしてみます。

・30坪・4LDKの平屋の場合

3畳程度のファミリークローゼット

延べ床面積30坪の平屋で、LDK20畳、寝室8畳、和室6畳、2人分の子ども部屋(9~12畳)の3LDKで居室に43~46畳(21.5~23坪)ほど必要と仮定します。

さらに、居室以外に必要な浴室、洗面脱衣所、トイレで合計2.5~3坪(5~6畳)、玄関1坪(2畳)、ホール・廊下が1.5坪(3畳)と仮定すると、合計26.5~28.5坪になり、収納などに回せる面積は1.5~3.5坪(約3~7畳分)ということになります。

このようにシミュレーションすると、30坪・4LDKの平屋のファミリークローゼットの広さの目安は2~4畳ほどになります。加えて、個室のクローゼット、パントリーや玄関土間、リビング収納など、欲しい場所に必要な面積の収納を確保する余裕も多少あります。

3畳程のファミリークローゼットの場合、向かい合う壁の両方に棚やハンガーポールを設置すると、着替えや通り抜けスペースが狭くなりがちです。そこで、造作棚は片側(Ⅰ型)L字型にして、人が中で動けるスペースも確保するのがポイントです。

・35坪~40坪・4LDKの平屋の場合

大容量のファミリークローゼット

延べ床面積35~40坪程度の平屋の場合は、先ほどと同じ条件ならさらに面積に余裕がありますので、4畳~7畳以上の大容量のクロークも実現できます。

ウォークスルータイプで出入口を複数つけて回遊できる間取りや、棚板をⅡ型コの字型に設置したり、クローク内にメイクコーナーをつくったりなど、機能も充実しやすくなります。クローク内の造作収納を充実させる場合、中で着替えやすれ違いができるように、クローク全体で幅を2.5~2.7m程度確保して、ストレスなく使用できるよう工夫しましょう。

坪数別にファミリークローゼットの広さの目安を解説しました。一般的な部屋の広さを使ってシミュレーションしましたが、LDKや各部屋の広さ、水周りの充実度、収納を作りたい場所などによっても使える面積は変わってきますので、暮らし方や収納する物の量に合わせて上手に配分するのが成功へのポイントになります。

■ファミリークローゼットのある平屋間取りアイデア3選

寝室とリビングをつなぐファミリークローゼットの間取り

ファミリークローゼットは、間取り図上ではウォークインクローゼットやウォークスルークローゼットと表記される場合もあります。ウォークインタイプは、出入り口が1ヶ所のタイプ、ウォークスルータイプは出入り口が2ヶ所以上あり通り抜け、回遊ができるタイプです。

ここでは、生活動線が良くなるウォークスルータイプのファミリークローゼットにおすすめの間取り例を3つ紹介します。

①寝室とランドリールームを結ぶウォークスルー型のファミリークローゼット

クローゼットは主に衣類を収納する場所です。そこで、着替えをする寝室や、洗濯関係の家事をするランドリールームや洗面脱衣所と接続するウォークスルーにすると、効率の良い動線をつくれます。

朝は寝室からファミリークローゼットに移動してすぐに着替えられますし、乾いた洗濯物をたたんだあとすぐに収納しやすいので時短につながり、暮らしに余裕が生まれます。

②キッチンを中心としたファミリークローゼットと洗面脱衣室の回遊動線をつくる

もう1つのおすすめ間取りは、キッチンと洗面脱衣室(またはランドリールーム)の同戦場にファミリークローゼットを配置する間取りです。

特に家事動線や家事効率が上がる間取りを重視する人に適していて、キッチンを中心に洗濯室、クローゼットをぐるっと回れることで、忙しい朝でもスムーズに家事をこなせますよ。

③ファミリークローゼットを中心とした寝室とランドリールーム+リビングの回遊動線をつくる

①と似ていますが、クローゼットを中心として、寝室と水周り、そしてリビングとつなげるというアイデアもあります。リビングと接続したファミリークローゼットは、帰宅後や入浴後、リビングで団らんを過ごすことが多い家族におすすめ。

クローゼットからリビングに出る扉は、キッチンからも近い位置にするとさらに動線が良くなります。

■ファミリークローゼットは目的によって場所を決めよう

広いファミリークローゼット

今紹介した平屋のファミリークローゼットの配置方法を、もう少し具体的に分類してみます。暮らし方に合わせて「自分に合う」と感じるパターンを参考にしてみてください。

平屋のファミリークローゼットの位置は、大きく分けると

A キッチン裏の水回り動線上

B 寝室・子ども部屋(個室)から玄関の動線上

の2種類に分けられます。Aは主に家事効率アップや外出時・帰宅時の時短、Bは家族それぞれの全体的な生活の時短につながります。

Aパターンのキッチン裏の水回り動線上の場合、クローゼットの場所は、

①洗面脱衣室の隣で洗濯動線・外出帰宅動線を良くする

②物干し場の近く(室内干し場、デッキ、サンルーム脇)で洗濯物の取り込み→収納の時短

などが候補になります。

Bパターンの寝室・子ども部屋(個室)から玄関の動線上の場合は

③寝室・子ども部屋の隣に配置して着替えや衣替えのしやすい間取りにする

④玄関ホール脇に配置して外出や帰宅動線をスムーズにする

⑤廊下に配置して各部屋から入りやすい間取りにする

などが候補になります。

暮らしやすい間取りに悩んだら、まずは家族から普段の暮らしのルーティンや、現在不便に感じていることなど様々な意見を集めてリストアップするのも有効です。様々な要素を視覚化して、要望をまとめていくと、徐々に希望のプランがまとまっていきますのでぜひ試してみてくださいね。

■まとめ|ファミリークローゼットで平屋の暮らしやすさをさらに向上できる!配置と広さは生活のシミュレーションが大切

今回は30~40坪の平屋のファミリークローゼットの間取りのコツについて解説しました。ファミリークローゼットは、漠然とつくるのではなく、明確な目的と効果を知った上で決定することが、住んでからの失敗や後悔を防ぎます。

また、収納は多いほど、大きいほど良いと考えがちですが、家族それぞれの希望も考慮して適材適所でバランスよく配置することが最も重要です。

そこで、収納の適材適所、適量を見極めるために、まずは今の家の各収納に納まっている物の量を具体的にリストアップし、もっとこうしたいという意見を集めることからスタートしてみましょう。

今回紹介したファミリークローゼットの間取りアイデアを、暮らしやすい平屋づくりにぜひ役立ててくださいね。

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特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号