目次
新築戸建て住宅では、2階建ての間取りが一般的です。
そこで本記事では、2階建ての間取りアイデアについて具体的にご紹介していきます。
具体的な注意点もまとめているので、新築計画の参考にしてみてください。
コラムのポイント
・2階建てを計画する際のポイントが分かります!
・要望別に、おすすめの間取りをチェック!
新築住宅では2階建ての間取りが多い
新築住宅では、2階建ての間取りが多い傾向にあります。
特に都市部では土地の面積が限られているため、敷地を有効活用するために2階建てが選ばれるのが一般的です。
一般的に1階にリビングやキッチン、2階に寝室や子ども部屋を配置することが多く、家族の生活スペースを合理的に分けられるというメリットがあります。
また2階部分は適度にプライバシーを確保しやすく、窓からの景色や風通しも良くなります。
2階建ての間取りアイデア①おしゃれな2階建てにしたい
ここでは、「おしゃれな2階建てにしたい」という場合の間取りアイデアをご紹介します。
吹き抜け
吹き抜けは天井が高くなるため、リビングや玄関などが広々とした印象になって家全体に高級感やゆとりが生まれます。
特に上部に窓を設置すれば自然光が家の中にたっぷりと入るため、明るく快適な居住空間になるためおすすめです。
梁を見せるデザインやシャンデリアを吊るすことで、さらに洗練された空間になります。
ただし吹き抜けは空間が広がる分、暖房や冷房の効率が悪くなりやすいです。
そのためエアコンの設置場所や、シーリングファンを併用することで空気の循環を工夫するようにしましょう。
スキップフロア
スキップフロアとは、空間ごとに床の高さを少しずつ変える設計手法のことを指します。
これによりデッドスペースが生じにくくなり、限られた面積でも効率的に空間を使えるのがメリットです。
段差を利用して、収納やワークスペースとしても活用できることが多いです。
またに壁で仕切るのではなく緩やかに区切ることで、視覚的なつながりも保たれます。
ただし通常の2階建てに比べて設計が複雑になるため、建築コストが高くなる点には注意しましょう。
また、構造上の強度や断熱対策にも配慮が必要です。
中庭
中庭とは家の中心や一部に設けられるプライベートな屋外空間で、家全体に開放感を与えられるのがメリットです。
外部からの視線を遮りながらも屋外スペースを確保できるため、家族だけが楽しめるプライベートな空間になります。
リビングや寝室に中庭を隣接させれば、安心してくつろげる場所が生まれます。
ただし中庭のメンテナンスや植栽の管理には費用がかかるため、長期的な維持費用も考慮しましょう。
2階建ての間取りアイデア②床面積を広く活用したい
ここでは、「床面積を広く活用したい」という場合の間取りアイデアをご紹介します。
ルーフバルコニー
ルーフバルコニーとは、屋根部分を利用した広いバルコニーのことを指します。
これにより屋上部分にスペースを追加でき、アウトドア空間として活用できるのがメリットです。
限られた敷地でも、家全体の面積を広く活用したい場合におすすめです。
都市部でも周囲の建物からの視線を気にせず、リラックスできるプライベートな屋外空間として使えます。
ただしルーフバルコニーは屋根の一部を利用しているため、しっかりとした防水対策が必要です。
雨漏りや水の侵入を防ぐため、防水シートや排水設備を十分に整えましょう。
小屋裏収納・ロフト
小屋裏収納やロフトは、最上階の天井を張らないことで上部のスペースを活用する手法です。
これにより2階建て住宅の床面積を効率的に広げ、収納や居住スペースを増やせます。
基本的に小屋裏やロフトは、建築基準法における居住スペースとしての床面積に含まれないため、税金が高くならないというメリットもあります。
階段下収納
階段下収納を作ることで、デッドスペースを有効利用できます。
一般的には小物や掃除道具、日用品の収納に最適です。
また階段下は奥行きがあるため、最近流行している「ヌック」として活用する方法もおすすめです。
あえて狭い空間を作ることで、静かな時間を過ごしたい時に便利に使えます。
2階建ての間取りアイデア③家事の効率を上げたい
ここでは、「家事の効率を上げたい」という場合の間取りアイデアをご紹介します。
ランドリールーム
ランドリールームとは、洗濯機、乾燥機、アイロン台、洗濯物の収納スペースなどを一か所に集めたスペースのことを指します。
これにより作業動線が短くなり、家事の負担が軽減されます。
特にランドリールームが脱衣所や洗面所に近い場合は、さらに利便性が向上するのがメリットです。
ただし湿気がこもりやすいため、十分な換気設備が必要です。
窓を設置したり換気扇や除湿器を導入したりするなど、湿気対策を行いましょう。
ファミリークローゼット
ファミリークローゼットとは、家族全員の衣類や持ち物を一か所に集めた収納スペースのことを指します。
洗濯物を畳んでから各部屋に運ぶ必要がなくなるため、家事動線が短縮できるのがメリットです。
特にランドリールームと隣接している場合、洗濯→乾燥→収納の動作がスムーズに完結します。
2階建ての間取りアイデア④老後も暮らしやすくしたい
ここでは、「老後も暮らしやすくしたい」という場合の間取りアイデアをご紹介します。
1階に水回りをまとめる
1階に水回り(キッチン、バスルーム、洗面所、トイレなど)をまとめると、階段の昇り降りが軽減できます。
これにより動線が短くなり、身体への負担も軽くなるためおすすめです。
将来介護が必要になった場合も、1階に水回りが集中していると介護者がサポートしやすくなります。
できればバスルームやトイレが広く設計されている方が、介護器具やサポート機器を設置しやすいです。
可変性のある間取りにする
可変性のある間取りとは、住む方のライフスタイルや健康状態の変化に合わせて空間の使い方を調整できる形式のことを指します。
将来的に大規模なリフォームを行わなくても部屋の使い方の変更がしやすく、家族の変化に合わせた住まいを維持できます。
スペースをさまざまな用途に利用できるため、現役時代には趣味部屋や書斎、老後には介護スペースやゲストルームとして使うなど、用途を自由に変えられるのが特徴です。
2階建ての間取りに関する注意点
ここでは、2階建ての間取りに関する注意点についてご紹介します。
- ライフスタイルを考慮する
- 長期的視点で計画する
- 流行に左右されすぎない
まず、家族構成やライフスタイルに合わせた間取りを考えることが重要です。
例えば最近増えているリモートワークに対応するためには、書斎や作業スペースが求められます。
またキッチンからダイニング、リビングへの動線をスムーズにすることで、家事や日常生活が効率的に行えます。
動線の設計は日々の生活に直結するため、よく検討しましょう。
まとめ
本記事では、2階建ての間取りアイデアについてご紹介してきました。
2階建ての間取りは多種多様なので、ライフスタイルに合った計画が求められます。
ご紹介した内容を参考に、ぜひ素敵な住宅計画を立ててみてはいかがでしょうか?
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