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新築一軒家の購入|意外とかかる諸費用と内訳は?

念願の家づくり。あんな設備をつけたい、間取りはこんな感じにしたい、とついつい夢が膨らんでしまいますよね!
土地代と住宅本体の価格は気にするものの、意外と見落とされがちなのが、住宅取得に関する諸費用です。大きな額が動く住宅購入の中では微々たるものに感じてしまうかもしれませんが、チリも積もれば山となります。
今回は、住宅取得の際にかかる諸費用とその内訳をご紹介します。

これからの家づくりの予算に、ぜひ組み込んで行ってくださいね。

コラムのポイント
・マイホーム建築には、提示されている以上に諸費用がかかる、と覚悟をしておきましょう。
・支払うべき税金は削ることはできませんが、保険料や工事費などは、内容によっては削ることができます。
・家づくりにかかる費用の内訳を知ることで、着実に資金を貯めるだけでなく、具体的にマイホームの計画を練ることができます。

建築実例

夢のマイホーム!

一軒家を建てたら、どんな生活を送りますか?家族でゆっくりと団欒したい、家庭菜園を作りたい、趣味の部屋で自分の世界に没頭したい…。やりたいことは人それぞれ、新居を構えることで叶えられることはたくさんあるでしょう。

そんな夢を実現するには、しっかりと予算を組み、資金を準備する必要があります。家づくりを始め理想を詰め込んだものの、予算オーバーで間取りから全てやり直す…というケースもありますし、諸費用を念頭に置いていなかったために後々大変だった…というケースもあります。

現実的に、家を建てるにはどれくらい費用が必要なのかをあらかじめ頭の中に入れて準備をしておきましょう。

費用と内訳は?

一軒家を新築で建てる場合、1000〜3000万円以上と予算に応じて建てることができます。

ただ、『1000万円の住宅!』と言っても、それは建物本体と土地の価格だけで、諸費用を合わせて結局1500万円弱かかる場合もあります。

では、実際にどのような諸費用がかかるのか見てみましょう。

① 住宅にかかる諸費用

まずは住宅にかかる諸費用です。家具家電や、今使ってるものをそのまま使うこともできますので、ここは省けるかもしれません。

しかし、カーテンや電気などは、今使っているものとサイズが合わないものが大半でしょうし、住処が変われば必要になるものも変わってきます。こだわると、意外と費用がかかるのが住宅の中身の諸費用です。

② 各種申請にかかる諸費用

住宅を取得した際、不動産会社や司法書士、役所など、各方面に収める税金や手数料が必要となります。

・売買契約書貼り付け用収入印紙代金

家を買うときに交わす不動産売買契約や、家を建てるときに交わす建設工事請負契約。この契約の際に必要なのが印紙税です。

税額は契約書の記載金額によって決められており、その額の印紙を契約書に貼り捺印することで納税となります。物件価格が1000万円以上5000万円以下の場合、税額は1万円です。家を買う時には税額の軽減を受けることができます。

・仲介手数料

新築で一軒家を不動産仲介会社の紹介で購入した場合、仲介手数料が発生します。もし、直接売主から購入するのであれば支払う必要はありません。

手数料は、物件価格の3.24%+6万4,800円が上限と宅地建物取引業法で定められています。

・登記費用

所有権の保存、住宅ローンを組んだ際の抵当権など不動産登記の費用がかかります。手数料だけでなく、登記を行う司法書士の報酬も含まれています。

また、登記のためには建物を調査する必要があります。それを行う土地家屋調査士への報酬も必要です。

・ローン保証料

住宅ローンを銀行から借入れる際に、保証会社へ支払って銀行からの借入を保証してもらう保証料が、借り入れ金額の約2%かかります。

・住宅ローン契約書貼り付け用収入印紙代金

家を買うときに売主と交わす契約書同様、銀行から住宅ローンを借りる際も同じように銀行と契約書を交わします。契約書に貼る印紙代も必要です。

通常、1,000万円超5,000万円以下で住宅ローンを組んだ際は 20,000円の印紙代が必要です。

③ 土地にかかる諸費用

土地を取得する際も、かかる費用があります。

建築実例

・インフラ整備

上下水道

土地に上水道の引き込みがなされているかどうかで費用は変わってきます。上水道が敷地に引き込まれているかどうかは、水道局で確認できます。

引き込まれていない場合、数十万円程度の費用がかかる場合があります。また、引き込み距離や道路の交通量、受水槽の設置などによって総額100万円を超えることもあります。

下水道は、下水道本管が敷設されているかどうかの確認が必要です。公共下水道台帳図で確認しましょう。こちらも引き込みや浄化槽の設置が必要な場合、数十万円程度の費用がかかります。

下水道の整備には補助金が支給される場合もあります。

ガス

都市ガスは、引き込み費用はガス会社が負担することが多いです。ただ、道路内に本管が埋設されている必要があります。

電気

電気の引き込みは、そばにある電柱や電線からケーブルを延ばして引き込む場合、スムーズに進みます。狭小地や変形した敷地のであれば、引き込むための柱の設置が必要となる場合もあります。

更地に家を建てるのであれば、このようなインフラ整備費が必要です。水道メーターやガス栓などがすでにある場合は、これらの整備が必要なくなるので、費用を抑えることができます。

・地盤改良の費用

地盤の調査をして適切な改良を行うことで、地震の時だけでなく日常生活の中でずっと安心して住むことができます。もしも地盤が軟弱だと、建物が傾いてしまい、窓やドアが開きにくくなったり外壁にひびが入ったりします。

地盤改良をするとなると100万円近い費用が必要です。地盤改良の予算をあらかじめ見ておかなければ、実際に地盤調査を行い、地盤改良が必要になった時に予算が足りなくなる恐れがあります。結果として、家の計画自体を見直さなければならない可能性もあります。

地盤改良の費用を諸費用の中に組み込んである場合がほとんどですが、中には組み込んでいない場合もあるので、地盤改良の費用は必ず確認しておきましょう。

・火災保険料

火災保険料もあらかじめ計上しておきたいものです。

火災保険の保険料は、
・所在地と延床面積(区分所有建物については専有面積)
・建物の保険金額
・家財の保険金額
・建物の構造

によって決められるため、建物によって保険料は変わってきます。どのくらいの保険料になりそうか、あらかじめ確認しておきましょう。

補償内容を見直すことによって保険料の節約が可能です。不動産会社が紹介する火災保険は補償内容や特約が手厚すぎるケースもあるので、契約上必要なものに限れば保険料が安くなるかもしれません。

建築実例

一軒家での理想の暮らしを現実に!

改めて見ると、こんなにも諸費用がかかるのか…と気が遠くなった方もいるかもしれません。

しかし、何にどのくらい資金が必要なのかをあらかじめきちんと把握しておくことで、着実に資金を貯めて、マイホーム計画を立てることができます。

一軒家に暮らし始める姿を思い浮かべてみると、今以上に笑顔で楽しく暮らす家族や自分の姿が思い描けるのではないでしょうか。
かかった資金は、ただ新築一軒家を買うのではなく、新築一軒家を買ったことで得ることが出来る暮らしや経験、日常を手にするために必要な資金です。
資金作りに心が折れそうな時は、今の苦しみの先にある、得ることが出来るものを想像して乗り切ってくださいね。

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監修者情報

ネクストハウス

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建設業許可番号

特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号