Download_on_the_App_Store_Badge_JP_RGB_blk_100317

老後は、平屋が安心というのは本当?

老後のために、平屋の住宅を選ぶという方も増えています。
しかし、平屋の住宅が本当に老後のためなのでしょうか?
たしかに、階段の上り下りがない分、足腰への負担は減りそうですが、老後に心配なことはそれだけではありませんよね。
そこで、今回は、平屋の住宅が本当に老後のためになっているのかについて見ていきましょう。

平屋とは

それでは、そもそも平屋とはどのような住宅なのでしょうか?
まずは、平屋の住宅がどのような住宅なのかを見ていきましょう。
平屋の住宅は、それぞれ1層の床、天井、屋根と壁で構成されています。
建築物の構造としては、最も単純なものであり、古くから幅広い用途の建築物に用いられてきました。
2階建て以上の建築物と比ベルと、階段などの垂直方向の移動設備が不要になるので、動線が水平方向のみで構成することができます。
そのため、平面計画が容易であるという特徴を持っています。
確かに、空間の高度利用という点から見ると、中高層建築がより有利です。
しかし、平屋の住宅は、商品の搬入などが容易になり、客に目が届きやすいという特徴も持っています。
そのため、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの商業施設では平屋が採用されています。
また、平屋の住宅は、人の目が行き届きやすく、人の移動が容易であるため、幼児向け施設や高齢者住宅にも向いています。
地価の高い都市部では、2階建てなどと比べて、同じ延べ床面積の建築物を建てるためにより広い土地が必要となる平屋住宅は高級住宅に位置づけられています。

建築実例

老後のために、平屋の住宅が選ばれる理由

それでは、老後のために平屋の住宅が選ばれる理由は一体なんでしょうか?
その理由について見ていきましょう。

動線が短くて楽であること

洗濯・掃除・料理などの家事は毎日のことなので、いかに効率的に行えるかどうかが重要です。
すべての部屋が同じフロアにある平屋は動線が短くて済むため、家事の効率アップにつながります。
特に、掃除機をかけたり、部屋に自分の物を片づけるといった作業が格段に楽になるはずです。

地震に強い

平屋は地震や台風に強い家という点でも注目されています。
高い建物よりも構造的に丈夫といわれていることから、耐震面では2階建ての住宅よりも有利になります。災害時にすぐ避難できるのも安心です。

階段の上り下りがないこと

若い頃は気にならなかった階段の上り下りが、年を取るごとに足腰が弱り負担になることもあります。
2階建てを建てた人で「階段を上がるのが大変でほとんど使わない部屋があります」という話もよく耳にします。
将来的に見ても、階段がない方が暮らしやすいといえるでしょう。

リフォームや建て替えがしやすいこと

複雑な構造にしなければ、基本的にシンプルな構造なので、ライフスタイルの変化に合わせてリフォームや建て替えがしやすいです。
はじめから生活動線がワンフロアで完結するように設計されていることから、大がかりなリフォームをしなくて済むのです。

建築実例

実は、平屋の住宅はこんな人におすすめ

外構

タワーマンションや高気密コンクリート住宅とは対極を行くのが、平屋の住宅です。
若い夫婦やファミリーにも受け入れられる理由は、平屋の住宅ならではの、ゆとりのある空間や、地に足のつく安心感というものを望む人も多いためでもあります。
昔ながらの和風の平屋だけではなく、若い世代に向けたデザイン性の高い、モダンな外観や内装のものも出てきています。
我が家をおしゃれにしたい、自分らしい空間にしたい、という人にも平屋の住宅は、最適です。
核家族世帯の増加で1世帯当たりの人数が減ってきたからか、コンパクトな平屋が丁度いいという家族も多くなってきています。
部屋数が少なく、リビングが生活の中心となる平屋の住宅は、自然と家族とのコミュニケーションが生まれます。
どこにいても人の気配を感じることができるという点にも安心感があります。
小さな子どもや高齢者がいる家庭にとっては、高いところから転落する危険もありません。
広い土地に建てられるなら、2世帯住居にしても快適に暮らせそうです。

平屋の住宅を建てる際の注意点

外観

2階建て住宅と同じ面積の建物を平屋の住宅でしようと思ったら、かなり広い土地が必要となります。
土地が確保できたとしても、平屋の住宅の方が建築費は高くなる可能性が高いでしょう。
平屋の建築費が高い理由には、基礎工事にかかる面積が2階建て住宅より広くなることが挙げられます。
基礎工事は、住宅を安定させるために必要な工事なので削ることができない部分です。
敷地面積が広い分、必然的に屋根も大きくなるため建築費全体が上がるというわけです。
しかし、2階建て住宅の方が室内設備や水回りの工事によって建築費が高くなるケースもあります。そのほか間取りや設備面では依頼する建設会社によっても異なるので、一概にどちらが高いとはいいきれません。
間取りを考える段階で、部屋数を増やしたり収納を多くとったりしたくなりますが、2階建て住宅と同じように部屋を増やそうと思うとその分広い土地が必要です。
限られた坪数の中で理想を実現することが難しいため、必要なものとそうではないものを自分の中ではっきりさせることが大切です。
床下収納やロフトを作ったり、引き戸にするなど部屋の使いづらさを解消する工夫も検討しましょう。
コミュニケーションがとりやすいというメリットの反面、プライベートを確保するのが難しいという声もあります。
状況によってリビングをパーテーションで仕切れるようにしたり、個室とリビングの使い分けにメリハリをつけたりすると家族のプライベートを守りながら快適に過ごせます。
また、平屋に住んでみて初めて気づいたという人が多いのが、キッチンやお風呂などの生活音です。
生活音に配慮した部屋の配置を考える必要がありそうです。
窓が多くて日当たりがいいのも平屋の特長ですが、犯罪者に狙われやすいという面もあります。
洗濯物は下着だけでも室内に干したり、二重窓や防犯フィルムを貼るなど、日頃から防犯の意識を持っておくことが大切です。

平屋の住宅が完成するまで

外構

平屋を希望する人がいる一方で、工務店やハウスメーカーのパンフレットを見るとほとんどが2階建てや3階建ての物件で占められているのが現状です。
そうなると理想的な平屋を建てられるハウスメーカー探しから始めなければいけません。
平屋の価格は、建設会社によって坪単価が異なるケースが多いため、様々な建設会社を比較してベストな依頼先を見つけましょう。
自分に合った建設会社を見つけようと思ったら、1度に複数の会社へ相談できるサイトを利用するのが便利です。
プラン作成から資金計画、土地探しまで、複数の会社から一気に取り寄せることができます。
建設会社が決まったら着工までに土地の契約や間取りや設備などの打合せが何度か行われます。
建設会社の比較検討から着工までの期間は個人差がありますが、2~4ヶ月程度かかると見ておきましょう。

建築実例

まとめ

今回は、平屋の住宅が、本当に老後のためになるのかどうかについて見ていきました。
確かに、上り下りがなく住みやすい住宅ですが、防犯面などの注意点もあります。
メリットだけでなく、デメリットにもしっかりと対策をすることで、より老後に安心できる住宅になるのではないでしょうか?
何か悩みや興味のある方は、ぜひ一度nexthouseにご相談してみてはいかがでしょうか?
nexthouseの平屋

神奈川エリアで土地探し 東京エリアで土地探し 千葉エリアで土地探し

監修者情報

ネクストハウス

理想の次世代住宅を求めやすい価格で

建設業許可番号

特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号