Download_on_the_App_Store_Badge_JP_RGB_blk_100317

注文住宅の平均価格はいくら?価格別目安や返済シミュレーションも

住宅は一生の買い物とも言われ、数千万円という高額な価格となります。せっかくなら満足いく内容にしたいものの、やはり予算は限られているもの。しかし住宅購入は初めてという方は多く「どのくらいの価格が平均なのか分からない」というケースも。

そこでこの記事では、注文住宅の価格平均や費用別の特徴紹介、購入金額のシミュレーション等をご紹介していきます。これから新築の注文住宅購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

コラムのポイント
・注文住宅を建てる価格相場が項目別に分かります
・注文住宅の価格別シミュレーションがチェックできます

建築実例

注文住宅の価格相場

ここでは、注文住宅の購入にかかる平均価格をまとめていきます。注文住宅と一口に言っても、土地、建物、諸費用などそれぞれ項目別に費用が別途かかります。それぞれの平均価格をチェックしておきましょう。

①土地の平均価格

フラット35利用者調査によると、土地の購入にかかる平均価格は1444.9万円です。

こちらはあくまでも全国平均価格となり、都心に近いと高額になり、逆に地方部は下がる傾向が見られます。ちなみに首都圏の土地購入価格平均額は2220.9万円となっており、全国平均よりも約776万円高いという結果に。

また親が所有する敷地の一部に住宅を建てる場合などには土地代は不要ですが、中には土地改良に費用が掛かる場合もあります。

住宅建築費用の平均価格

フラット35利用者調査によれば、住宅建築費用の全国平均は3532万円となっています。建築費用には、土地の基礎工事、インテリアの工事、電気設備などすべてが含まれます。

ちなみに首都圏での平均価格は3808万円です。土地の価格には地域差があるのに比べ、建物自体の価格にはそれほど差が無いことが分かります。

一般的に建築費用は、どのハウスメーカーを選ぶかによって違いが出ます。大手ハウスメーカーは広告費や都心オフィスの賃料など多額のコストが掛かるため、住宅販売価格も高くなりがちな点がデメリット。その点地元の工務店であれば、余計な費用を掛けずにローコストという傾向が見られるでしょう。

相場にとらわれず、自分たちの予算やライフスタイルに合ったハウスメーカー・工務店を選ぶことが重要となります。

③諸手続きの平均価格

注文住宅の購入時には、土地や建物以外にも諸費用が掛かります。新築一戸建ての場合、全体の4%の価格が目安です。全国平均でみると、諸費用の平均価格はおよそ200万円が目安でしょう。

一般的に諸費用の内訳には、登録手続きの際の登録免許税、司法書士代行報酬、住宅ローン借り入れ手数料、火災保険・地震保険料などが含まれます。あまりぎりぎりの予算でローンを組んでしまうと諸費用が足りなくなってしまうため、ある程度余裕を持っておきましょう。

注文住宅の価格をシミュレーション

ここでは、注文住宅の価格別に建物の内容をご紹介していきます。それぞれにメリットやデメリットがあるため、自分たちのライフスタイルに合った価格を選ぶようにしましょう。

①1500万円以下

住宅にそれほどコストを掛けたくない場合、1500万円以下で建てることも十分可能です。まだ年齢が若く貯金が少ない場合や、住宅はほどほどにして子供の教育費に使いたいといった方に人気の価格帯となります。

1500万円台の住宅は、施工費を抑えるためにシンプルな形状であることが多いです。長方形など直線で構成される間取りであれば、設計や施工の手間も減ってコストカットに繋がります。

内装に関しても、漆喰や無垢材といったこだわり素材を使うと価格が上がってしまいますが、ビニルクロスや集成材を使えば大幅に単価を下げられます。家具やカーテンといったインテリアで工夫すれば質感の違いも目立たないので、ローコストでもおしゃれな内装にすることは可能です。

また工務店によっては、設計・施工・現場管理といった一連の業務をすべて自社で行うことによりコストカットをしている場合も。余計な中間マージンが掛からないので、同じような内容でも建築費用が下げられるのです。

②2000万円台

2000万円台の注文住宅は、ある程度好きなところに予算を掛けられる金額となります。たとえば間取りの形状はシンプルにするけれど、食器洗い乾燥機やスピーカー付き照明器具を入れるといったように部分的にこだわることが可能に。

こだわりたい部分はグレードアップして、それ以外はコストカットするといったようにメリハリをつけた計画が必要になるでしょう。あまり考えずに設備や間取りを選ぶとすぐに予算オーバーしてしまう価格帯でもあるため、注意が必要です。

③3000万円台

住宅建築価格の全国平均が約3500万円なので、3000万円台の住宅はもっとも一般的な価格帯といえるでしょう。このくらいの予算があれば、あまりコスト削減にこだわらなくても好きなように計画できます。

一般的には、家族や来客が集まるリビング・ダイニングにはお金をかけて、洗面室などのバックヤードはシンプルにまとめるといったプランが多く見られます。お金をかける場所を選べる分打ち合わせも大変になるので、自分たちのこだわりたいポイントはどこなのかしっかり話し合っておくようにしましょう。

注文住宅購入に必要なお金をシミュレーション

ここでは注文住宅を実際に購入した方のデータをもとに、必要な金額を具体的にご紹介していきます。自分たちの年収や貯金で購入できるかどうか、ぜひチェックしてみてください。

頭金の平均価格

フラット35利用者調査では、注文住宅購入者の頭金(手持金)の全国平均金額は596.6万円となっています。

ちなみにこれは、建設費と土地取得費合計のうち16.7%です。以前までは「住宅価格の2~3割の頭金が必要」というのがセオリーでしたが、最近では1割以下というケースも珍しくありません。これは、住宅価格高騰や超低金利でフルローンも可能になったことが原因と考えられます。

「注文住宅購入には貯金が必要では?」と悩んで購入時期が遅れてしまうよりは、早いうちにローンを組んで購入してしまった方がトータルコスト的にお得になる場合が多いのです。

毎月の返済額の平均金額シミュレーション

フラット35利用者調査では、1か月あたりの予定返済額全国平均は9万8300円となっています。子供のいる家庭だと賃貸住宅でもこのくらいの費用は掛かってくるので、注文住宅とさほど変わりませんね。

ちなみに総返済負担率21.5%です。「総返済負担率」とは、年収に対するローン返済額の割合のことを指します。負担率が高くなってしまうと毎月の生活が苦しくなるため、一定の割合以下にすることがローン審査の条件ともなっています。具体的には、年収400万円未満で30%、年収400万円以上で35%が上限です。

注文住宅の価格を抑えるには

注文住宅を賢く建てるためには、必要ない点ではしっかりコストカットするのが鉄則です。価格を抑える方法としては、以下がおすすめでしょう。

  1. 水まわりを近くに配置する
  2. 正方形の2階建てがおすすめ
  3. 壁の少ない間取りにする
  4. 造作家具は設置しない
  5. 消耗品にはお金を掛けない
  6. 無駄な居室は作らない
  7. 屋根裏空間を活用する

まず間取りの計画方法としては、キッチンやバスルームといった水まわりを近くに配置することで、配管敷設費用やメンテナンスの手間が少なくなります。

建物形状はシンプルな正方形で壁を少なくすることで、施工をスムーズに。造り付けの棚などは置かず、10年程度でリフォームが必要になるシステムキッチン、バスルームなどはスタンダードなタイプにしておくといった工夫がおすすめです。

さらに和室やファミリースペースといった目的が曖昧な部屋は作らず、小屋裏収納を活用する間取りにすることでコストダウンが可能に。

注文住宅価格をチェックして理想の住まいに

階下からは見えないけど息遣いが聞こえるスタディスペース

注文住宅の価格や年収の平均をご紹介してきました。工夫次第でコストカットも十分可能なので、ぜひ注文住宅を検討してみてはいかがでしょうか。

ネクストハウスでは、自宅にいながらプロに相談できる「おうちでオンライン相談」を実施しています。豊富な経験からアドバイスできるので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

家づくりのこと何でもご相談可能!「おうちでオンライン相談」実施

神奈川エリアで土地探し 東京エリアで土地探し 千葉エリアで土地探し

監修者情報

ネクストハウス

理想の次世代住宅を求めやすい価格で

建設業許可番号

特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号