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注文住宅の坪単価はどうやって計算するの?相場や注意点とは?|30坪の実例も

注文住宅のCMなどでもよく耳にする「坪単価」。

マイホームとして注文住宅を検討している方にとっては、なんだか気になるワードではないでしょうか。

一方で「坪単価ってどうやって計算するの?」「そもそも坪って?」「大体の相場はどれくらいかな?」といった疑問をお持ちの方は意外と多いです。

そこで今回のコラムでは坪単価の出し方や相場、そして坪単価を比較するときの注意点について、30坪前後で建てられた注文住宅の実例写真をまじえながらご紹介したいと思います。

これから注文住宅の購入をご検討中の方はぜひ、ご参考下さい。

コラムのポイント
・注文住宅の坪単価について計算方法や相場がわかります
・坪単価に関する注意点がわかります

坪単価とは

施工事例 ザ・モダンデザイン ネクストハウスを体現する住まい(30.55坪)

注文住宅の坪単価とは、建物の1坪あたりの建築費がいくらかを算出したもので、建物の本体価格を延べ床面積の坪数で割ると出すことができます。

計算式は、

建物の本体価格(円)÷建物の延床面積(坪)=坪単価(円)

となります。

たとえば建てようとしている注文住宅の本体価格が1,500万円、延べ床面積が30坪の家であれば、坪単価は50万円ということになります。

1坪は一体何平米?

ここで、「坪」という単位について整理してみましょう。

坪という数え方は日本固有のもので、

1坪=2畳

となっています。

では1坪は何平米かというと、

1坪 = 約3.30578 ㎡

とされており、簡潔に3.3㎡で計算されることも多いです。

逆に、1㎡は何坪かというと、

1㎡ = 約 0.3025 坪

となっており、延べ床面積など平米数を坪に換算する場合、平米数に0.3025を掛けて算出します。

たとえば延べ床面積100㎡を坪数に換算すると、

100㎡ × 0.3025 = 30.25坪

となります。

このように坪数から平米数に、また、平米数から坪数に換算したい場合は少しわかりにくいですが、検索すれば入力するだけで換算してくれるサイトがたくさんあるので活用するのもおすすめです。

注文住宅の坪単価の相場は?

注文住宅の坪単価とは?

では注文住宅における坪単価は、平均でいくらなのでしょうか。

独立行政法人 住宅金融支援機構」より毎年発表されている「フラット35利用者調査」より、最新の発表である2021年度の調査結果から算出してみました。

注文住宅のみに対して融資を受けた場合の平均坪単価は次の通りです。

注文住宅の坪単価の相場
出典:独立行政法人 住宅金融支援機構「2021年度フラット35 注文住宅融資利用者の主要指標」より算出作成

続いて、注文住宅と土地を合わせて融資を受けた場合の平均坪単価は次のようになっています。

注文住宅の坪単価の相場
出典:独立行政法人 住宅金融支援機構「2021年度フラット35土地付注文住宅融資利用者の主要指標」より算出作成

したがって、これらから算出すると注文住宅の坪単価の相場は93.1万円ということになります。

坪単価をみる際の注意点

注文住宅 30坪前後 実例

施工事例:アクセントをつけて空間を差別化 落ち着いた雰囲気のテイストで快適住まい(32.56坪)

では注文住宅の費用を比較したい時、坪単価だけを比べてみればよいのでしょうか?

答えは「ノー」です。

注文住宅の坪単価を比較する時はいくつか注意点があります。

順にみてみましょう。

計算方法がメーカーや工務店によって異なることがある

注文住宅の坪単価 計算方法

注文住宅の坪単価は基本的に先述の通りですが、実はハウスメーカーや工務店によって計算方法が異なる場合があります。

【基本の計算方法】

建物の本体価格(円)÷建物の延床面積(坪)=坪単価(円)

【別の計算方法の一例】

建物の本体価格(円)÷施工床面積(坪)=坪単価(円)

このように、本体価格を施工床面積で割った場合は建物の延床面積よりも広くなるため、坪単価の価格自体は低くなります。

もし複数社の坪単価を比較する場合は、本体価格を何で割っているかを確認しておく必要があります。

本体価格に何がどこまで含まれているかを確認

注文住宅の本体価格に含まれるもの

坪単価の母体となる建物の本体価格ですが、本体価格に含まれる工事は各メーカーや工務店によって含まれるものと含まれないものとがあります。

たとえば注文住宅を建てる際は役所への申請等や諸費用が必要ですが、A社では本体価格に役所関連の申請費用も含まれているがB社には含まれていない、といったケースは多々あります。

この場合B社の方が坪単価は低かったとしても、単純な比較にはなりません。

坪単価だけでなく標準仕様やグレードも考慮する

注文住宅の設備 仕様

坪単価を見るときは、壁紙などの内装や設備などの仕様はどんなグレードかを見ることも大切です。

建物の本体価格が安ければ当然坪単価も低くなりますが、いくら坪単価が抑えてあっても標準仕様に含まれるものが少ないため後々追加が必要となったり、設備が一番低いグレードで計算されているため希望のものにするにはアップグレードが必要だったりすると、本体価格もどんどんアップし結局坪単価も高くなります。

坪単価を比較したい時は、できれば仕様やグレードをなるべく同一のものにしたうえで比べてみるとわかりやすいでしょう。

構造の違いにも注目

木造 注文住宅の構造

注文住宅の構造は大きく分けて、木造・鉄骨造・RC造(鉄筋コンクリート造)の3つがあります。

一般的に

木造<鉄骨造<RC造(鉄筋コンクリート造)

の順に坪単価は低くなっています。

しかし各構造にはそれぞれメリット・デメリットがあり、RC造(鉄筋コンクリート造)の坪単価が高いとしても、「耐久性に優れ資産価値が比較的高い」などといった面で、他の構造の住宅にはないメリットもあります。

坪単価を比較する際には、構造が同じであるかも考慮してみるとよいでしょう。

延床面積が小さくなると坪単価は上がる傾向にある

注文住宅 延べ床面積の広い家

普通で考えれば、住宅の大きさが大きくなればなるほど工事をおこなう面積や材料、手間や人員も増えるため建築費用も高くなります。

ところが坪単価の場合、住宅を小さくして延べ床面積を小さくすれば坪単価が下がるかというとそうではありません。

実は住宅の延べ床面積が小さくなったとしても、浴室やキッチン・トイレなどの主だった設備は同様に必要なものです。

そのため延べ床面積を小さくすると、むしろ坪単価は高くなるといった傾向にあるのです。

したがって「坪単価を低くするために家を小さくしよう」というものではないことを知っておきましょう。

まとめ

施工事例:空間にメリハリを ダウンフロアでおしゃれで開放的な住まい(28.41坪)

注文住宅で話題に上ることの多い坪単価ですが、平米数を坪数へ換算する方法や坪単価の出し方、そもそも坪の概念自体も馴染みにくくわかりにくい部分があるかもしれません。

ですがしっかりと基本を押さえておけば、坪単価の高い低いだけにとらわれず、注文住宅の本質的な部分で比較することが可能です。

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監修者情報

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建設業許可番号

特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号