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平屋で実現・素敵な中庭のある暮らし

お庭に沢山の花を植え、植物の成長を楽しみ、休日はゆっくりとした時間を過ごす…。そんな生活、憧れますよね。
土地を広く使う平屋。住居部分だけでほぼ使ってしまうので、庭をつくるのは現実的ではないと思っていませんか?平屋でも、中庭を作りうまく活用することで、中庭のある暮らしが実現するんです。今回は、中庭があることで実現する暮らしや注意点をご紹介します。

建築実例

中庭とは


中庭とは、壁で囲まれた屋外にある屋根のない空間、庭のことをいいます。室外の空間でありながら、外部からは守られています。母屋と離れとの間の空間や、土間を指して中庭と呼ぶこともあります。
日本だけでなく、世界中の建築で見られ、京町家の坪庭もその一つです。「パティオ」と言うこともあるので、聞いたことがあるのではないでしょうか。

中庭の形

中庭の家は「コの字型の家」や「ロの字型の家」というように表現されます。それぞれの特徴を見てみましょう。

コの字型

「コの字型」は、家を上から見た時にカタカナのコの字に見えるためにコの字型と呼ばれています。
コの字型の家の特徴は、中庭をつくることで中庭と隣接する部屋が角部屋となります。そうすることで、他の間取りに比べてしっかりと採光ができるので、部屋全体が明るくなる、というのが大きな特徴です。
ただ、コの字型にする場合は建物の向きや角度など様々な条件を加味して家づくりをする必要があります。思った以上に採光ができずに全体的に暗い部屋になってしまったり、中庭は広々作れたものの肝心の居住スペースが減ってしまったりする可能性があります。

ロの字型

「ロの字型」は、中庭の四方が建物で囲まれており、家を上から見た時にカタカナのロの字に見えるためにロの字型と呼ばれます。
ロの字型の家の特徴は、中庭が四方全て家の壁に囲まれているという特殊な形をしています。ロの字型は、中庭を中心に家の中を行き来することが出来る回遊動線をつくることができます。
回遊動線とは、途中に行き止まりがなく一筆書きで家中を巡ることができる動線のことです。この回遊導線をつくることで行き止まりがなく、家を広く大きくつなげて感じることが出来ます。また、中庭を通ることで部屋同士のショートカットが出来るという、利便性に優れ生活動線が短くなるというメリットがあります。
どの部屋からも中庭がみえるため、常に自然を身近に感じて過ごすことができます。また、部屋同士のつながりのある空間や雰囲気を楽しむことができます。
ただ、コの字型の中庭と同様に、採光を計算した間取りにしないと暗く湿気のたまりやすい中庭になる可能性が高くなります。ロの字型を検討されている方は、住宅が密集した場所で家づくりをする方が比較的多いので、近隣の家がある中でも採光できる工夫をしていきましょう。
また、排水面を整えておかなければ大雨の時などに中庭に水が溜まりプール状態になってしまう危険性があるので、排水菅を設置するなどの対策をしておきましょう。

中庭で実現する暮らし



中庭で暮らすことで、こんな暮らしが実現するんです。

建築実例

ポカポカと日当たりの良い室内

部屋の中の明るさは、家を作る中での譲れない条件なのではないでしょうか。しかし、特に北側に面してている部屋は昼間でも暗く、照明に頼らざるを得ない部屋になってしまうなど、どのように工夫を凝らして建設しても日が差し込みにくい部屋ができてしまいます。
しかし、中庭のある家はどの部屋にもしっかりと太陽光を取り入れることができます。本来北側にある部屋にはほぼ光が差し込みませんが、コの字型やロの字型で中庭を作ることで解決できます。敷地の北側にある部屋だとしても南向きに面する部分をつくることができます。これは、注文住宅ならではの家づくりができる部分でしょう。

風通しの良くさわやかな空間

窓を開けると、家中に空気が循環します。中庭は壁の部分が多くそれに伴い必然的に窓も多くなります。対角線上に窓を開けることができるので、とても風通しが良くなります。梅雨の時期でも、冬の乾燥した時期でも、空気をしっかりと取り入れ、入れ替えることで適度な湿度、快適な空間を保つことができます。
季節ごとに変わる風の向きにも対応できるので、年間を通じて風通しのよい家が実現します。

プライバシーをしっかりと守る

コの字型やロの字型の家にすることで、家そのものに囲まれた場所に庭をつくることができます。そのため隣家や家の前の通りからの視線を気にすることなく、ゆっくりとくつろぎ遊ぶことができます。人の目線を気にせず過ごすことのできる庭は大きな魅力で、心休まる空間となるでしょう。お子様がいらっしゃるご家庭でも、お子様の遊ぶ声をあまり気にしなくても良くなりますし、防犯面でも心強いでしょう。
家の構造などによって、カーテンを閉めずにいつでも庭を楽しめ、家族がくつろぐ姿を見守りことができます。

豊かな自然がすぐそばに

中庭からは、常に整った庭の花や手入れの行き届いた草木を眺めることができます。室内にいながらも、すぐそばに自然を感じて緑を愛でることができるので、生活に豊かさと潤いが生まれます。
中庭を緑で埋め尽くしたり、家庭菜園に力を入れたり…。鉢植えやプランターなど、家の中だけでやろうと思うと限られてくることでも、中庭があることで存分に楽しむことができます。
その他にも、夜になれば中庭から星空を眺めたり、子供が寝た後に音楽とお酒を楽しみながら夫婦水入らずの時間を過ごしたり…。
家族の数だけ、中庭で実現することができる素敵な暮らしはあります。自分たちにピッタリと合った中庭のある暮らしを取り入れたいですね。

中庭を設置するときの注意点



夢膨らむ中庭ですが、いざ設置するときに気をつけておきたいことが幾つかあります。

建築費用が高額になってしまう

中庭を造ると建築コストが上がります。壁の材料費や補強コスト、職人さんの賃金、窓やベランダ、屋根の形など中庭があるからこそ増えてくる中庭以外の建物にかかる費用があります。壁の枚数が少なかったり、正方形に近い形であったりすればある程度費用は抑えることができます。
それだけでなく、中庭に敷き詰めるタイルや中庭のデザイン、ウッドデッキの種類やその設置まで、こだわればこだわるほど建築費用はどんどん高額になっていきます。
とはいえ、こだわりたい家づくりとその暮らし。コストとこだわりのバランスが上手く取れることが理想ですね。

メンテナンス費用が高額になってしまう

中庭はメンテナンスにある程度費用がかかります。すきま風が入ってくるのであれば、建物全体の窓の見直しがあるでしょうし、外壁や窓が汚れた時の掃除も手間がとてもかかります。専門の業者に頼まなければならないのか、そうであればどのくらいの頻度で頼むのか。自分たちでできるのか。それらを事前に把握しておく必要があります。

空調の効率が悪化する危険性

中庭を作ることで、家全体の窓の面積は大きくなります。そのために、窓が壁や屋根よりも屋外の温度をつたえて冷房や暖房が効きにくくなってしまうために対策をする必要があります。
ただ最近では、断熱性能の高い窓が使われるようになっているので、大きな窓を作流ことによって空調の効率が悪化することはほとんどありませんが、ある程度の対策は必要でしょう。建築家や工務店などのプロの方と相談し、住宅に合った空調効率を下げない性能の良い窓を選ぶことがポイントです。

水はけが悪くジメジメとした中庭に

雨が中庭に降り込む構造の場合、雨水の排水経路を確実にとる必要があります。
排水がしっかりとできていないと雨水があふれてしまったり、湿度が高くジメジメしカビの原因になったりする可能性があります。また水はけが悪いことで、樹木が枯れやすくなる場合もあります。
対策としては
・土を中庭に敷く場合
土の下に基礎となるコンクリートを設置せず、排水設備も別に用意する
・土を敷かず人工芝やデッキなどを敷き詰める場合
排水溝を設けて雨水が流れるように排水経路を設置する
などが挙げられます。
こういった対策をしていても、大雨や台風などで排水溝にゴミが詰まってしまう場合もあるので日々の細かな管理が必要です。

虫との格闘の日々

自然たっぷり、緑たっぷりの中庭を作ってしまったからこその問題が虫の存在です。自然や緑を求めて虫たちが寄ってくるだけでなく、恒常的に発生する水回りや湿気には蚊などの虫が発生しやすくなってしまいます。
特にロの字型の家では、中庭を建物がしっかりと取り囲んでいますので、虫が一度居つくと外部に持ち出しづらく、共存していく可能性が高まります。
避けては通れない虫問題ですが、対策グッズや居つかないような事前対策をしっかりしていくことで、うまく対応しましょう。

建築実例

中庭のある暮らしをイメージするきっかけに


中庭がある暮らし。
取り入れることで気をつけたい点もありますが、それ以上に夢広がる暮らしを思い描くことができたのではないでしょうか。

ネクストハウスでは、多数の建築実例があり、中庭を取り入れたい、リノベーションしたいというご相談も随時受け付けております。

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監修者情報

ネクストハウス

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建設業許可番号

特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号