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ピットリビングで後悔しない方法6選!「おしゃれ」と「快適」を両立するには

>建築事例:空間にメリハリをダウンフロアでおしゃれで開放的な住まい

リビングに段差のある「ピットリビング」がおしゃれで個性的と人気を集めています。

しかし一般的な住宅ではまだまだ珍しいスタイルなので、「興味はあるけれど後悔するのは嫌…」と思われている方は多いのではないでしょうか?

そこで本記事ではピットリビングで後悔しやすいポイントと、その解決策をまとめていきます。

これから新築住宅計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

コラムのポイント
・ピットリビングで後悔しやすいポイントが分かります
・ピットリビングのメリットが分かります

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ピットリビングとは

ピットリビングとは「床に段差のあるリビング」のことを指します。

段差の高さに決まりはありませんが、平均「30㎝前後」で設計されることが多いです。

またピットリビングの他にも「ダウンフロア」等の呼び方もあります。

床に段差があることで空間に変化が生まれ、洗練された雰囲気になります。

また高低差により空間に広がりが生まれ、部屋が広く見える効果も期待できるでしょう。

ピットリビングのおすすめポイント

ここでは、ピットリビングのおすすめポイントやメリットをご紹介します。

見た目がおしゃれになるだけでなく、機能的なメリットも多いためぜひチェックしておきましょう。

段差が椅子になる

ピットリビングの最大の特徴は「段差」です。

通常のリビングならソファや座椅子を置いて座りますが、ピットリビングならそのまま段差に腰掛けてベンチのように使えます。

また床にカーペットを敷けばごろんと横になることもでき、フローリングのリビングよりも使い方の幅が広いのも特徴です。

リビングの天井が高くなる

通常のリビングは約2.4m程度の天井高さが多く、部屋の面積が狭い場合などには窮屈な印象になってしまいます。

しかしピットリビングは床を1段下げているので、天井が高くなり開放感が生まれます。

TV台やチェスト等の家具の位置も相対的に下がり、目線が低くなることで部屋をスッキリ見せる効果も期待できるでしょう。

デザイン性が高くおしゃれ

ピットリビングの段差は普通のリビングには無い手法のため、取り入れるとおしゃれな雰囲気にできます。

また壁や仕切りを設けずに「空間を仕切る」効果もあるので、リビングにメリハリを付けられます。

食事スペースであるDKと、くつろぎスペースのリビングを区切って使いたい場合に便利な手法です。

ピットリビングで後悔しやすいポイントと解決策

ここでは、ピットリビングで後悔しやすいポイントをまとめてご紹介します。

後悔に対する解決策も合わせてチェックして、失敗しない家づくりに生かしましょう。

後悔①バリアフリーの対応が難しい

段差のある空間は、小さな子どもやお年寄りには不向きでしょう。

場合によっては足を踏み外してしまったり、転倒したりするリスクがあります。

家族に高齢者や子どもがいる場合には、ピットリビングを安全に工夫するのがおすすめです。

【解決策】段差を小さくする

一般的なピットリビングの段差は30㎝程度が多いですが、バリアフリー対応にするには段差を小さくするとよいでしょう。

具体的には、段差を「15㎝以内」に収めると安全性が高まります。

転びそうな箇所にはクッションを置くなど、段差を踏み外さないような工夫をしておきましょう。

後悔②ロボット掃除機が使いにくい

ロボット掃除機は段差があると転落するため、使用はおすすめできません。

一般的なロボット掃除機の場合、乗り越えられる段差は「2㎝」のことが多いです。

ピットリビングは30㎝程度の段差があり、段差をまたいでの移動は難しいでしょう。

【解決策】十分な落下対策をする

ピットリビングの段差間はお掃除ロボットが移動できないので、それぞれを掃除する際には持ち上げて移動させる必要があります。

少々手間はかかりますが、自分で掃除するよりは楽でしょう。

またリビングの高い方を掃除する際には、落下防止の柵や赤外線バリアを活用するのがおすすめです。

赤外線バリアを設定しておくとお掃除の移動範囲を制限できるため、掃除してほしくない場所を除外するのに役立ちます。

後悔③ソファが置きにくい

通常のリビングであれば、自由に好きな場所にソファを設置できます。

床がフラットなので、最初に計画していた場所から位置変更をしても特に問題なく使えます。

しかしピットリビングの場合、段差をまたいでソファをレイアウトすることはできません。

そのためインテリアの配置パターンに制限がかかり、場合によっては「ソファが置けない」となってしまう可能性もあります。

【解決策】間取り計画時にサイズを検討しておく

ピットリビングにソファを置きたい場合は、間取り計画時からソファの寸法も考慮したプランにする必要があるでしょう。

実際に建物が完成してからソファを選ぼうと思っても、部屋のサイズにぴったり合うソファが見つかるとは限りません。

そのため「置きたいソファのサイズに合わせる」形でピットリビングの寸法を決めるのがおすすめです。

後悔④床暖房が設置できない

ピットリビングは床を1段階下げるため、床下のスペースが狭くなります。

そのため床暖房の設備が設置できない場合があり、注意が必要です。

床暖房に対応しているかどうかは個々の物件の条件によっても異なるので、プランの計画時に前もって確認しておくのをおすすめします。

【解決策】全館空調にする

床暖房が付けられない場合、「全館空調」にする方法があります。

これは家の温度を全室一定に保つシステムで、「夏場は日当たりの良い2階が暑くなる」、「冬は玄関や廊下が寒い」といったストレスがなくなります。

ストーブなど個別の器具が必要なくなるので、安全性も高まります。

後悔⑤費用が余計に掛かる

ピットリビングの費用は、10畳で50~80万円程度となります。

これには材料や施工費用など、造作に必要な項目が含まれます。

通常のフラットなリビングでは掛からない費用なので、予算が厳しい場合には採用が難しいかもしれません。

【解決策】全体でバランスを取る

ピットリビングで予算が圧迫してしまう場合には、ほかの部分でコストダウンできないか考えてみましょう。

たとえば「お風呂のグレードを下げる」「壁紙を標準仕様のもので選ぶ」「家電製品は手持ち品を使う」等の方法が考えられます。

ピットリビングは「後から変更したい」と思っても作り変えは難しいので、ほかの部分で調整可能であれば、新築時にピットリビングを優先させる方が後悔は少なくなります。

後悔⑥段差にコンセントが付けられない

ピットリビングの段差にコンセントがあれば便利そうですが、「設置不可」となってしまうケースが多いです。

段差の寸法や配線の制限によるものなので、ピットリビング内でコンセントを使いたい場合には「延長コード」を使うことになります。

しかし長いコードはひっかけて躓く等の危険があり、注意が必要です。

【解決策】床埋め込みコンセントを検討

ピットリビングにこたつを置きたい場合や、携帯電話の充電などにはコンセントがあると便利です。

壁面にコンセントが付けられない場合には、「床用コンセント」を検討してみましょう。

よくオフィスで見られるスタイルですが、住宅用のタイプも展開されています。

床にコンセントを埋め込んでいるため、使わない時は蓋をしてスッキリ見せられます。

まとめ|ピットリビングでおしゃれな家に

ピットリビングはまだまだ導入している家は少ないですが、海外の家のようなおしゃれな見た目になるため人気が高まっています。

段差の危険性などリスクはありますが、空間を広く使えるなど機能的なメリットも大きいスタイルです。

新築住宅を検討されている方は、ぜひ間取りを参考にしてみてはいかがでしょうか?

ネクストハウスでは、自宅にいながらプロに相談できる「おうちでオンライン相談」を実施しています。豊富な経験からアドバイスできるので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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