目次
玄関ホールは家の顔なので、家全体の印象を左右する間取りと言えます。
暗く、狭く、飾りっ気のない玄関ホールであれば、家の中も同じようだと想像されるかもしれません。
そうならないためには玄関ホールをおしゃれに仕上げて、家の顔を整えていく必要があります。
こちらの記事では7つの項目にわけて、玄関ホールをおしゃれに仕上げるポイントをご紹介します。
家の新築計画に、ぜひお役立てください。
・玄関ホールをおしゃれにするポイントを、7つの項目にわけてご紹介します。
・家の外観やリビングなどのデザインと統一をもたせて、おしゃれな玄関ホールにしていきましょう。
建築実例

玄関ホールとは

玄関ホールとは、玄関ドアから入ってすぐの空間を言います。
細かくは靴を履いて上がる部分を「たたき」、靴を脱いで上がる部分を「玄関ホール」になりますが、全体の空間を含めて玄関ホールと呼ぶこともあります。
玄関の広さは、家全体の広さや玄関の利用方法によっても異なりますが、4人家族であれば2畳程でつくるのが一般的です。
たたきに1畳、玄関ホールに1畳程の広さを確保しておけば、2~3人で帰宅してもスムーズに動くことができるでしょう。
玄関のたたき部分はモルタルやタイルで仕上られることが多く、玄関ホールはフローリングやフロアタイル(大理石調など)を利用することがほとんどです。
最近ではお客様を通す玄関ホールと、家族専用の土間(たたきを伸ばして靴のまま移動できるスペース)をつくって、大型の収納を設ける間取りも増えてきました。
土間収納を設けることで、玄関ホールをスッキリと整えることができます。
玄関ホールをおしゃれにする7つの方法
玄関ホールをおしゃれにするには、いくつかのポイントを抑える必要があります。
デザインやインテリアも含めて、外観やリビングなどの雰囲気と統一感のある玄関ホールにしていきましょう。
①玄関ホールを照明でおしゃれにする

玄関ホールに、眩しいほどの明るさは必要いりません。
暗い外から帰ってきて、玄関の照明をつけた時に目の負担にならない程度がおすすめです。
明るさを必要としない玄関ホールの照明は、実用性よりもデザイン性を重視することができます。
とくに間接照明はやわらかな明るさで、雰囲気のいい空間に仕上げることが可能です。
- 天井を折り返して、段差に間接照明を取り付ける
- 壁を手前に出して、すき間に間接照明を取り付ける
- シューズボックスや上がり框(靴を脱いで上がる段)の下に、間接照明を取り付けて足元を照らす
メインの照明はダウンライトでスッキリとまとめると、間接照明を引き立たせることができます。
またデザイン性のあるペンダントライト(釣り下げタイプ)や、ブラケットライト(壁に取り付けるタイプ)などもおすすめです。
温かみのある照明で、玄関ホールをおしゃれに照らしていきましょう。
関連記事:注文住宅の照明の決め方を解説│照明の種類や色、後悔ポイントも紹介
②玄関ホールを壁紙(アクセントクロス)でおしゃれにする

玄関ホールの壁は、廊下やリビングなどのメインに使われる壁紙(クロス)で装飾されることが一般的です。
そのままでもスッキリとした印象ですが、一部に異なる壁紙を取り付けることでおしゃれな雰囲気を加えることができます。
このようにメインの壁紙に異なる壁紙を取り入れて、デザインする壁紙をアクセントクロスと言います。
- 壁の一部をアクセントクロスにすると、玄関ホールに彩りが加わる
- 天井を木目のアクセントクロスにすると、重厚感があり落ち着いた雰囲気になる
インパクトのある色や柄の壁紙は、人によっては飽きてしまうかもしれません。
利用したい壁紙の印象が強い場合は、取り入れる範囲をコンパクトにして印象を和らげていきましょう。
③玄関ホールをニッチでおしゃれに飾る

玄関ホールの壁にニッチをつくって、殺風景になりがちな壁に飾り棚を設けていきましょう。
ニッチとは、壁の厚さを利用してつくられるへこみ部分のことで、壁の中の柱と柱の間に設置できます。
壁をへこませてつくられるので、スペースが狭くなったり棚に体をぶつけたりしないのでコンパクトな玄関ホールにも最適です。
また最近は土間収納などが人気なので、シューズボックスを設置しない場合があります。
ニッチがあると花や小物を飾ることもできますが、カギや印鑑など必要なものを置くスペースとしても有効です。

④玄関ホールの壁をタイルでデザインする

玄関ホールの壁にタイルを施すものおしゃれです。
外壁用のタイルを利用すると重厚感があり強い印象に、内装用のタイルを利用すると柔らかくリッチな印象に仕上がります。
また内装用のタイルは調湿効果やニオイ吸収効果など、機能性が充実している物もあるので玄関ホールの環境を整えるのにも役立ちます。
外と繋がったスペースなので湿気がたまりやすい、靴のニオイが気になるなどの悩みを解消することができるでしょう。
関連記事:玄関ポーチはタイルにするべき?│タイルのメリット・デメリットを紹介
⑤玄関ホールに階段を設けて開放感をプラスする

2階に上がる階段を玄関ホールに配置すると、目線が縦に伸びるので空間が広く感じられます。
またスケルトン階段(踏み板と踏み板の間がない階段)にしたり、2階に繋がる空間を吹き抜けにすると開放感を増すことができます。
写真のようにアイアンの手すりなどを使用したデザイン性の高い階段にすることで、玄関ホール全体がおしゃれな雰囲気に仕上がるでしょう。
⑥玄関ホールに吹き抜けを設けて採光をする

玄関ホールに吹き抜けをつくって、高い位置に窓を設けると、外の光を採り入れやすくなります。
玄関ホールに窓を設けることもできますが、人影が映る高さはプライバシーを守りにくくなるので注意が必要です。
また日あたりのいい南や東側にリビングを設けると、北側に玄関を配置しがちなので、低い位置に窓を設けても十分な明るさを確保することができません。
玄関ホールに吹き抜けをつくって、明るく開放的な空間にしていきましょう。
関連記事:吹き抜けを設けるメリットを解説|あこがれの吹き抜けでおしゃれな空間を実現しよう
⑦玄関ホールに洗面台を造作する
玄関ホールに造作の洗面台を設けると、空間のアクセントになります。
特に造作の洗面台はデザイン性があるので、玄関ホールがおしゃれな雰囲気になるでしょう。
家に入ってきてすぐに手洗いができる環境を整えることで、衛生環境を整えやすくなります。
玄関から洗面室までの動線を繋げるのも有効ですが、玄関に洗面台があるとお客様も利用しやすいので便利です。
まとめ

玄関ホールをおしゃれに仕上げるための、7つの方法をご紹介しました。
- 玄関ホールを照明でおしゃれにする
- 玄関ホールを壁紙(アクセントクロス)でおしゃれにする
- 玄関ホールをニッチでおしゃれに飾る
- 玄関ホールの壁をタイルでデザインする
- 玄関ホールに階段を設けて開放感をプラスする
- 玄関ホールに吹き抜けを設けて採光をする
- 玄関ホールに洗面台を造作する
家の顔である玄関ホールをおしゃれに仕上げて、家全体の印象をよくしていきましょう。
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