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カーポートは新築住宅で設置するケースが多いですが、付けた後から「いらなかった」と後悔するのは嫌ですよね。
なんとなく「カーポートは付けるもの」というイメージを持っている場合でも、意外といらなかったというケースもあります。
そこで本記事では、カーポートを付けるべきか不要かの判断基準や、メリット・注意点を合わせてご紹介していきます。
新築注文住宅でカーポートにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
・カーポートのメリット、注意点が分かります
・カーポートを付けるべきかの判断基準が分かります
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カーポートのメリット
ここではまず、カーポートを設置することのメリットをご紹介していきます。
(1)車の乗り降り時に「雨に濡れにくい」
カーポートを設置すれば、雨が降っていても車の乗り降りが楽になります。
とくに毎日車での移動がメインという場合、傘を差さずに車まで行けるのは便利ですよね。
小さなお子様の送迎や買い物など、移動が多い家庭では嬉しいメリットです。
(2)大切な愛車が「汚れにくい」
カーポートの大きなメリットとしては、車の汚れを防げる点も大きいです。
一般的に雨が降った後は車に汚れが付きやすいものですが、雨に当たらないことで汚れも付きにくくなります。
さらに、カーポートで日よけを作れば紫外線による車表面の劣化も防げます。
いつまでの愛車を美しい状態に保てるので、メンテナンスを楽にしたい場合におすすめでしょう。
(3)「アウトドアやレジャー」に活用できる
カーポートは本来車を駐車するスペースですが、車をどかせれば屋根付きのアウトドアスペースとして活用できます。
テーブルやチェアを置いてバーベキューを楽しんだり、子ども用のプールを設置して遊びスペースにしたりするなど多様な使い方ができます。
屋根があることで日差しもカットできるので、夏場でも涼しく過ごせるのもメリットですね。
カーポートのデメリット・注意点
続いて、カーポートのデメリットや注意点もご紹介していきます。
設置してから後悔してしまうことのないよう、ぜひチェックしておきましょう。
(1)日当たりが悪くなる
カーポートは日差しを遮れるのがメリットですが、逆に隣接する住宅への光も遮断してしまう点には注意が必要です。
家の建物とカーポートの距離が近い場合、日中でも薄暗くなってしまうことがあります。
家の中が暗くなってしまうのを防ぎたい場合には、透明のクリアタイプのデザインを選ぶのがおすすめです。
ただし最も光を透過しやすいタイプを選んでも、1割程度の光はカットされてしまう点は考慮しておきましょう。
(2)暴風雨で破損するのが心配
カーポートは屋外に設置するため、雨や風といった天候の影響を受けやすいのがデメリットです。
通常のカーポートなら台風で倒壊することはほぼありませんが、心配であれば補強をしっかりしておくのがおすすめ。
自立型のカーポートは風で歪みが生じやすいので、建物に固定するタイプがよいでしょう。
(3)完全に汚れを防ぐには難しい
カーポートは車を雨やホコリなどの汚れから守ってくれますが、完全に汚れないということは難しくなります。
屋根があっても横からの吹込みで汚れてしまうため、「絶対に車を綺麗に保ちたい」という場合には不向きです。
高級車など大切な車を保管するのであれば、室内にガレージを組み込む「ビルトインガレージ」がおすすめです。
(4)外観がおしゃれなタイプが少ない
注文住宅は思い通りのデザインが選べるので、外観にもこだわるという方が多いでしょう。
しかしせっかくこだわった外観でも、カーポートがあることで見た目を損なってしまう場合も。
こういった事態を避けるには、建物の設計段階からカーポートの計画も行っておくのがおすすめです。
最近ではシンプルでスタイリッシュなデザインのカーポートもあるため、気に入るタイプがあるかどうか外観に合わせて選びましょう。
カーポートを設置するべきパターン
ここではメリットやデメリットを踏まえ、カーポートの設置をおすすめしたいパターンをご紹介します。
カーポートの設置を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
(1)雪が多く降る地域に住んでいる
北国など雪が多いエリアに住んでいる場合、雪よけとしてカーポートを設置することがおすすめです。
雪の重みは意外とあなどれず、気づかないうちに数百キロの荷重がかかり車がへこんでしまった…という体験談もよく聞かれます。
カーポートを設置しておけば、車が破損してしまうのを防げますね。
通勤や通学で車を出す際にもすぐ出発できるので、毎日の生活が楽になります。
またフロントガラスに霜が付きにくくなるので、車の故障予防にも役立つでしょう。
(2)アウトドアライフを楽しみたい
家族でキャンプやバーベキューといったイベントを楽しむ機会が多いなら、カーポートが便利に使えます。
荷物の積み込みに便利で、アウトドアグッズをたくさん積み下ろしする際にもスピーディーですね。
また屋根があることにより、テントやコンロといったグッズの収納場所にもなります。
カーポートが不要なパターン
カーポートが不要なパターンとしては、以下の例が挙げられます。
(1)初期費用を節約したい
カーポートの設置には、ある程度の初期費用が掛かります。
一般的には、車1台用タイプの本体が15万円程度、取り付け費が5万円程度となります。
新築住宅の建築にはほかにも費用が掛かってしまうので、カーポートを節約すればコストカットに。
車の台数が増える分だけ費用もかさんでしまうため、新築時にはカーポートを付けずに様子を見るというのもおすすめです。
(2)ビルトインガレージの方が好み
ビルトインガレージとは、建物の内部にガレージを組み込むスタイルの駐車スペースを指します。
建物の1階部分をガレージにする間取りが多いので、車への乗り降りが楽になります。
通常のカーポートよりも雨風の影響を受けにくく、大切な愛車を守りやすくなるでしょう。
(3)敷地面積が広くない
カーポートは建物と別のスペースに設置する必要があるため、敷地面積が狭い場合には不向きです。
敷地が広くないからと小さいカーポートを付けても、雨風がしのげず不十分でしょう。
敷地面積を有効活用するには、バルコニーの階下を利用したりビルトインガレージにしたりするといったアイデアがおすすめです。
まとめ│カーポートの有無はしっかり判断しよう
カーポートの設置は必須ではないからこそ、「付けたけれどいらなかった」と後悔する結果にはなりたくないですよね。カーポートは雨風を防ぎ大切な車を守る設備としてだけでなく、日よけのあるアウトドアスペースとしても活用できます。カーポートを設置するかどうかは、本記事でご紹介した判断基準を参考にしてみてください。
新築時に設置すると工事がスムーズですが、最初は様子を見る形にしておいて後付けタイプにする方法も。「カーポートはいらなかった…」と後悔しないように、ぜひしっかり検討してみてはいかがでしょうか。
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